高校生の頃、めんたいロックが好きだった。
パンクロックに影響を受けた福岡のロックバンドがたくさん出た頃。
同時に、ナットキングコールとかのJAZZボーカルが好きだった。
ロックバンドでギターぶん投げてハウリングさせて暴れることも、家で静かにラテンよりのジャズを聞くのが好き。
ある人からもらった「ナットキングコールのラテンアルバム」が大好きで。
でも「歌」は、「歌の上手い人」もしくは「カリスマ」のある人が歌うものだと思っていた。
大好きなジュリーとかね。
そんな時に出会ったレコードが「チェット・ベイカー・シングス」
なんていうか、声がずーっと延びて、グワーンと歌うんじゃなくて。甘いんだけどベタ甘というんじゃなくて。
あ、こんな歌手がいるんだなぁと。
こんな風に歌えたらいいなぁと。
音楽活動を始めてからずっとくすぶっていた「チェットベイカー歌いたい」という欲望が、イーサンホーク主演のチェットの映画で本格的に火がついて。
でも、始めるのを躊躇した。
自分は英語が苦手だし(それは学生の頃の教師のせいかも笑)おっさんが歌う洋楽、しかもジャズ寄りを聞きたいと思う人がいるんだろうか?って思って。
でも、チェットベイカーが死んだのは59歳。
とてもそんな風に見えないでしょ?
おじいちゃんやん。ドラッグ漬けのジャンキーな人生にも感銘を受けたし。
僕も52だ。もう始めなきゃいかん。
やってみる、を基本的なスタンスにしてるので始めようと思い、ゲリラハウスのオープンマイクに参加することにした。
洋楽の歌うたいとしては一番信頼してる小佐井みなみの主催だし。
エントリーした後に彼女は言った。
ネイティブイングリッシュの外国人も出ますよ〜って。
愕然とした。
当日。仕事もバタバタしてて、炎天下の中チャリで走ってヘロヘロ。
でも、そんなこと言い訳にならないくらい緊張して。
手足が震えるんだ。
いつも緊張はしてるんだけど、そんな段じゃない。
コードチェンジができないくらい。
家ではうまくできたのに。
冷や汗やらなんやらが飛び出す。
- imagination(シナトラとかハリーコニック)
- I’ve Never Been in Love Before(チェットベイカー)
- sail away(ランディーニューマン)
の3曲でした。
終わってからも手の震えが止まらない。
こんなになるなんてびっくり。
褒めてくれる人もいた。ありがたかった。
別にやらんでもいいやんと言ってくれる人もいた。
投げ銭ももらった。必死さが伝わったのか(笑)
ほんの一部を紹介します。
youtubeにはさすがに上げきらん(笑)
本番は練習の半分。
本当にそうだ。
ギターだけなら本番の方がいいことが多いけど。歌は、真正面だから。
いい勉強になったし、いい経験をもらった。
夢があるんだ。
そりゃ、すぐにじゃなくて、数年はかかるかもだけど。
小佐井みなみのように、ビアガーデンとか野外イベントとかで、飲食してるお客さんの前で「BGM」としてやれるようになりたい。
おじさまたちの心を癒す女性シンガーがいるなら
おばさまたちの心を癒す男性シンガーになりたい。
音楽活動を始めて15年。
弾き語りをちゃんと初めて5年くらいなるかな?
最初は悲惨やったもんなぁ。
少しづつ積み上げていけばきっと出来る。
7年やればチェットの年齢を超える。
これからもちょくちょく洋楽カバー挟んでいきますので暖かく迎えてくれたら嬉しいです。
オープンマイクで、修行します。
昨日聞いてくださった方、ありがとう。
あ、そうそう。
イベントごとに雨ばっかり降るから「サニー」じゃなくて「レイニー」やん!とkeikoさんからい遭われた。
ま、それでもいっかとかいうと、マークが「クラウディでしょ!雨にも晴れにもなる可能性があるから」といった。
なんか嬉しかった。
【609号室】ガーリーおじさんはまったく役に立たない2017
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