第五回アンケート企画【思い出のデート】

思い出のデート。
思い出はすこしぼやけて、ステンドグラスごしの景色のよう。
うれしかったことも、悲しかったこともリアルからは遠くはなれて。
デートってすばらしい。

今回は大作が多いので僕の話はおいといて。

まずは新入居の方から

 

 

407号室に入居しました、橘です。
デートの思い出…やっぱり実家にいた頃のデートが『デート』って感じですねぇ。

学生の頃は彼氏がいるときは毎日がデートでした。
大学の図書館で写真集見たり、海行ったり、どこか公園でギター弾いたり(当時の彼氏が)。

毎日この写真の車であちこち行っていました。親のお下がりの灰色の軽自動車のバン(笑)
(女子大生の姿ではないですねぇ。芸術学部の学生でした。このカンペールのクツ懐かしい~。あ、食べかけのミカンが・・・)

私の前方不注意の事故でこの車は廃車になり、私は車こわがりになりましたが、デートというと当時はこのオンボロな軽のバンとニコンFM2(カメラ)が一緒だった気がします。

あ~わが子達もそのうちデートとかするのかしら~気になる…。相手の子も可愛いって思えたらいいな!

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【407号室】批評と愛情のあいだくらい《橘ちひろ》

>>青春映画の一こまのようなステキな写真。
ぼくも芸術学部だったですがデートには縁がありませんでした。

 

 

私は高級ブランド品にはあまり興味がなく。
ブランドと柄が一致するのが数点ある、くらいの知識しか持っていない。
それは二十歳過ぎのおしゃれに敏感な年頃であっても同様で、大流行りだったバッグも何故みんな同じバッグ持っているのだろうか、くらいの認識でした。

当時の彼氏が、「誕生日はきっとびっくりするよ!」と言うので何を企画しているのだろうと楽しみしていましたら、
誕生日当日に

「次回俺とデートする時はコレ持ってきてね♪」

と包みを渡されたのです。
あら大きなプレゼント♡
LとVの茶色い。。。
やばい…私にプレゼントしてくれようとしている心は嬉しい、でもそのお品には興味ない。。。

一応安い品物ではない認識はあり、彼はお金持ちではない。
ここは喜びを全身で表さねばならない状況とタイミングよね。。。と思い、何度も感謝の意を伝えた。

 

彼も購入計画を立てて節約を開始し無事に目標を達成した満足感に溢れており、
「君の為に頑張ったよ」と何度も言葉を変えては伝えてくる。

うんうんと頷きながら、付き合って2年毎日話してるが私の趣味嗜好は全く覚えていないのかな、ブランド興味ないって言ってるのに、こんなに高いものを買う前に欲しい物をリサーチしてくれたら。。。なんて考えていると、

「もーさー、コレ買うために1ヶ月間毎日お昼はのり弁だったんだから~~。すっごい辛かったよ~。痩せたしさ~ハハッ」笑顔

そこで考え事から引き戻されました。

1ヶ月もそんなに偏った食生活していたのか?
身体壊したらどうするつもり?
私に買ったものが理由で辛くて痩せたと聞こえるが?
そしてたった1ヶ月ランチをのり弁にしたら買える代物かこれは?

と、あと10個は質問を厳しく伝え、激しい感情のぶつかり合いに発展する若さと情熱にあふれた暑くて苦い記憶を刻んだデートになりました。

数十年経った今も

街で、
お店で、
職場で、

あのブランドを見かけるたびに思い出す。

のり弁

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【203号室】東京OL妄想記《clip》

>>ひゃあ!サプライズ好きな彼氏。いいじゃないですか?でもそれから始まる大喧嘩。なにがおこるかわからない。でも「恋って、無理すること」だとおもうなあ。愛はちがうのかもしれないけど。

 

 

初めてのデートかな、やっぱ。

中学生で、同級生と、海ノ中道の水族館に行った。
寒い中、ニットのミニワンピにハイソックスで。
絶対領域(と言う呼び名は当時もうあったっけかな?)作ってました。
あんながんばり、もうできません。しません。寒いもん。

絶対領域

【310号室】さちんは今日も右に左折。《さちん》

>>やっぱ気合いですね。デートは。ミニ、ステキ!デートはある意味戦いです(笑)

 

 

思い出のデートといえば…
うーん。
うーん。
デートっていうかなんというか。
去年のこと。私にはすごく好きな人がいて、彼はひとつ上のお兄さんと住んでいました。
なので彼の家に遊びに行っても、必ず三人で遊んでいたのです。
ある日、私と、好きな人と、そのお兄さんと三人で飲みに行ったとき、酔った勢いで2人は兄弟ケンカをはじめてしまって。
お兄さんは先に帰って、私と好きな人と2人きりになったとき、彼は酔っていたからか、

「2人きりでこうしていたら、デートみたいだね」

と人目を盗んでちゅっ。

 

普段そういうことをしない人だったので、もうね、困っちゃう。
あのときの私には素敵すぎましたとさ。笑
若いって怖い!

ちなみに今私の隣にいるのは、その好きな人のお兄さんです。
なんやろね。縁って不思議。
そんな話でした~~。

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【307号室】北海道女《うみうし》

>>でました。ちゅう話。人目を忍んでってのがミソですね。しかし、最後のオチにちょっとビックリしましたよ!

 

 

デートとは言えないかもしれない。

その頃、私は19歳。
短大の研修で職業体験に行ってました。
所属してた部署とは別部署の方でしたが、学生が珍しいのか、若い子をからかいたいのか、何かと楽しく少し辛口に話しかけてくれる人がいました。
フロア内では、あの人仕事はできるし話も面白いけど絡んでくるし少し面倒だわ、と思われてそうな雰囲気(笑)

でもね、仕事も世間も何も知らない19歳の乙女ですよ。
惹かれちゃったんだな、見た目もかっこよかったし。

研修中盤くらいかなぁ、ランチに誘われました。外に食べに出ようよ、って。
ドキドキしながら。ちょっといい感じのフレンチ。
(いや、多分今でも、あんないいランチはちょっと頑張らないと行かないよ。)

他愛ないことしか話してないよ。
しかも、そのランチって実はもう1人上席の方がいらっしゃったので、そこはデートじゃないの。
でも、ドキドキで。

せっかくステキなフレンチだったのに、味なんてほとんど覚えてない。
最初に出てきた枝豆の冷製スープが美味しかったことくらい。

食べ終わって、会社まで戻る途中、その人がコンビニ寄るって言って。
私も一緒に行った。
そこからが2人きり。デート。

新商品だったかな、アポロチョコレートのブルーベリー味を買ってくれて。
2人で会社まで戻った。
社内恋愛ってこんな感じ?なんてくすぐったく思いながら。

ほんの10日間の、淡い片思いでした。
それまで私、4年も片思い引きずってたのに、その10分のデートで吹き飛んだんだよねぇ。

そのアポロチョコレート、開けたらフタの内側に、新キャラクターらしきイラストが描かれてて、吹き出しで『これからもよろしくね』って言ってたの。

そんなの続かないし進展もしないって分かってたけど、偶然が嬉しくて、甘酸っぱかった。

それまでの私は面倒臭がりやで、化粧もまともにしたことなかったんだけど、大人の人に釣り合う努力したくて、少しずつ覚えたんだ。

元気かなぁ、元気だといいな。

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【304号室】ワフワフ。 〜ワッフルで綴るワンダフルな日常〜《花居》

>>社会人じゃない頃、社会の異性って特別に見えた。知らない世界の住人のように。そして、女の子の前では最大限にきばっちゃうオトコはサイコーだと思います。

 

 

私はデートが終わったあとの、帰り道が好きかもしれない。

たとえば、
レイトショーを観終わったあとの、ふたりきりのエレベーター。
旅先でいろんなところを巡ったあとで、一緒にホテルに戻る道のり。
私の自転車を押してもらいながら、家まで送ってもらった時間。
コンビニに寄ってそれぞれ好きなアイスを買って、うちに帰るとき。

同じものを見たり聴いたり食べたりした時間のあと。
ふたりだけで共有した時間のあとの、帰り道が好き。

あるとき、外で夜ごはんを食べて、ちょっと離れた駐車場までてくてく歩いた。
どちらからともなく手をつないで、しゃべったり、しゃべらなかったり、
夜風がすごく気持ちよくて、やさしくて大きなものに包まれている感じ。

ふと思い出してた。
それはテレビで見たのだったか、何かで読んだのだったか、結婚式の余興だったのか。
目隠しをして、ずらっと並んだ異性の手を一人一人触っていって、
その中から自分の彼氏や彼女の手を当てられるかっていうゲーム。

私はその、なんでもない日のなんでもない夜に、
「ああ、私、この人の手だったらわかるなあ」と本当になんの気負いもなく思った。

私はいつも考えすぎてしまって恋でつまづくことが多かったから、
あの瞬間の、幸せにいっさいかげりのない感じは、とっても良いものだったなあと、
あの感じをちゃんと忘れずに大事にしていたいなあと、思ってる。

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【202号室】FUN&FAN《裕》

>>なんでもない時の過ごし方で、その人のことが気になったり、冷めたり。イベントの帰り道は夢でも現実でもない不思議な時間かもしれないね

 

 

だいぶ昔ですが、遠距離で付き合っていた時に、毎回別れを惜しんでギリギリまで空港でウロウロ時間を潰していて、たいしたものはなかったけど、それが楽しかったです。
しょっちゅう飛行機を利用していたので、無駄に空港内の施設に詳しくなりました!

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>>飛行場・駅のホーム。僕も遠距離だったからいろいろあったな〜。空港内の飲み屋さん情報も当然、仕入れたんやろうね〜

 

 

思い出のデート
小学6年生の頃、クラスメイトの楢原君と、近所の河原を散歩デートしました。
楢原君は、爽やかで面白くて、足が速くて、サッカーが上手な男の子でした。

同じクラスに、女子サッカー部の聖子ちゃんという可愛い女の子が居て、その子と両想いという噂だったので、諦めていましたが、頑張ってバレンタインにチョコレートを渡しました。

聖子ちゃんも、楢原君に渡していました。
楢原君はホワイトデーに、お菓子と、服着た小さな犬が5匹それぞれ楽器を演奏しているマスコットみたいなのをくれました。

「聖子ちゃんにはお菓子しか返していない」と伝えられ、何となくそれから“両想い”みたいな感じになりました。
「今からロッキーの散歩するから一緒にしよう」と誘い、私の家の近くにある府内大橋で待ち合わせし、楢原君の家の近くにある明磧橋まで、大分川沿いをただただ行ったり来たり歩くだけのデートでした。
その散歩デートは楽しかったはずなのに、中学生になると何故か気まずくなってしまい、隣のクラスに居る楢原君とは、口も聞かなくなりました。
そして私は転校、楢原君とはそのまま言葉をかわす事なく離れました。
そして更に数年経ち、高校生になった私が、偶然見かけた楢原君の姿は、どヤンキーでした!!!
あんなに爽やかなサッカー少年だったのに…
そして彼は私を見つけるなり

「あ〜!久しぶりやん!元気かぇ?今からとよのくに健康ランド(地元にあったスーパー銭湯)行くんやけど、金がねぇけん小銭貸してくれんかぇぇ?」

私は

「いいよ。いくら?」

と財布を出すと

「何これ、つかみ取りで幾らでも取っていいんかぇぇ??ガハハハハ!」

と、全然面白くもない事で、連れのヤンキーと大笑いしながら、とよのくに健康ランドに入っていきました。
会わずにいた数年の間、彼に何があったのか。
中学校に上がってすぐの頃、楢原君を無視せずに、仲良くすればよかったなぁと、少し後悔しました。
そんな、小学生〜高校生にかけての思い出が、ほろ苦く心に残っています。

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【402号室】白猫ムーアのつぶやき

>>ひゃあ。再開しなかった方が良かったってこともあるよね。でも時は流れていくもんだからなあ。あの頃の女の子たちと、会いたいような会いたくないような・・・。

みなさん、思い出をありがとう。
まだまだ募集中です。
よろしくね。

2015.12.27追記

私にとっての思い出のデート...
それは帰国後、経験できないであろう”Canadian”とのデート。

カナダ人と韓国人の両親を持つハーフの彼。
友達の紹介で知り合い、数人で遊ぶうちに仲良くなり2人でデートをすることに。
特に何をするってわけでもなくご飯を食べに行ったり、大きな公園でゆったりしたり、映画を観たり...

数回目のデートで”今後の2人関係性どうする?”って聞かれたが
私が彼を友達以上に見れなかったため断るとなんとなーく、その後会いづらく...

カナダで、カナダ人と、英語でのデート...

もちろん2人きり、長時間の英語での会話が居心地悪く感じる瞬間もあったし、友達以上の発展はなかったが私にとってはすごく新鮮で充実した時間だったかも。

きっと今後経験しないであろう彼とのデートは1つの良い思い出になりました。

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