まえまえから気になってることがあって。
給湯器。
寒い時に冷たい水で洗い物をしなくていい優れもの。
僕が子供の頃、多分一般に普及してきたような気がする。
キッチンに「ガス給湯器」がついた。
シャワーはまだなかったので、ながーいながーいいホースをつけて、キッチンからお湯を持ってきてたのを思い出す。
いまマンションの給湯器は、玄関の外にお湯を沸かす部分があって、そこからお湯がやってくる。
はずなんだけど。
洗い物をはじめてしばらくは冷たい水が来る。
ちゃっちゃと洗っていくうちに少し暖かくなってくる。
それまでが断然、遅い。
暖かいお湯が出る頃にはもう、ほぼ洗い終わってる。
なんだよ、役立たず。
でも、給湯器からキッチンにやってくる途中のお湯の気持ちになってみると・・・
- 冷たい水をごうごうと焚かれて、お湯になる
- お湯だけがいくわけじゃなく、水と混ざっていく
- ながいながい旅の途中、熱は奪われてゆく
- 負けずに熱い気持ちを持ち続ける
- でも俺は!おれはお湯なんだ!必要とされてるんだ
- いまいくぞ!
蛇口から洗い物をしてる手を温めようと向かっている矢先に
「もう終わりました」
と蛇口を閉められる。
九回の裏、ツーアウト。ランナー二塁。
一打出れば同点。
ネクストバッターズサークルで固唾を飲んでまってる。
あのよくわからない
- バット二本持って素振り
- へんな金属のなにかをひっつけて素振り
なんかはもうやった。
「フォアボール」
おお!出番だ。
一打同点だ。長打なら逆転サヨナラだ。
ふんふんに盛り上がって、でも冷静にバッターボックスはいる。
「アウト〜〜〜〜〜〜〜〜!」
え?
ファーストランナーが牽制死。
ゲームセット。
そんな気持ちじゃないだろうか。
止められたお湯は。
水道管の中でどんどん冷えてゆく。
さっきまで「お湯」だったのに。
もうただの水だ。
こんどまた給湯器に火が入れられたとしても、もう水だ。
水として
「つめてえなぁ」
っていわれるんだ。
違うんです。
僕はさっきまで「お湯」だったん、で、す、、、
これと同様の悲劇は風呂場でも繰り返される。
シャワーをひねる。
最初の水は捨てられる。
まあ、床を流されたりするだけ。
何の役にも立たず、排水溝へ流れていく。
お湯だったのに、,,
今は冷えてしまって「水」
僕は「早くお湯が出ないと寒いぞ」と思いながらも、捨てられていく「元お湯」の気持ちになるといたたまれなくて。
ちょっと冷たいけど、浴びてみる。
縮み上がる。
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