佐世保にシャガールがきてる:というニュースを聞いた
しかも、生誕130年記念で279点!
「シャガールの青にまぎれて口づける」なんていう歌を書くくらいだから、そりゃ行かなきゃいかんよね。なんとか予定やりくりしていくことに。
前日は平戸と生月島を観光して佐世保に宿泊。
朝から、雨が降ってるけどしゃーない。屋内だからイイか。
美術館は普通のビルの一室で。僕らが考える「美術館」ではなかった。
その3フロアに展開される作品たち。
シャガール展@佐世保:モノクロの版画挿絵の柔らかさ
最初のコーナーは聖書モチーフの作品。
モノクロで書かれたシャガールッを初めて見た。
主題であるところの神や獣たちの他に、ちょろちょろと顔を出す、なんか変な生き物たち。
もやもや〜っとしたエッジ。クリッとした眼。
人を襲おうとしてるライオンの可愛らしさ。
ああ、最初からこんな感じなんだ。
優しい世界が見える。
彼の生きた世界は、第二次世界大戦を挟む暗い時代。ユダヤ人画家としては生きにくい時代だったろう。
かなり若い頃から食べるための絵の仕事にも恵まれ、愛を注ぐ妻にも恵まれていたので、彼の眼に見える世界はこんな風に柔らかかったのかもしれないなぁ。
時代とか、世界とか。
それよりももっと大切な手の届く世界と愛情を注ぐ者と、アート。
97歳という大往生の生涯だったシャガール。
- 27歳で初個展
- 35歳の時銅版画の技法を学ぶ(その後はずっと自分で印刷する)
- 71歳の時にはバレエの舞台セットと衣装製作
- 77歳でパリオペラ座の天井画製作
- 87歳の時にはランス大聖堂のステンドグラス製作
- 88歳の頃に超大作のリトグラフ「オデッセイ」を出版。
今回「オデッセイ」からの作品が多数展示されていた。
88歳でこれをやり遂げる体力と創造力の凄さ。
長くやり続けて、それでも新鮮なテーマを見つけウキウキし、旅をして描く。
幸せな人生に見える。
アーティストがどれだけ不遇だったで僕らは共感を引き出しやすくなる悪い癖がある。
アート橋と隣り合わせだったりしないといけないような…。
でも愛に満ちた現場から生まれる愛に満ちた作品の力は文句なしにすごい。
命を削るアートと同じくらいすごい。
シャガール展@サーカスの悲しさと美しさは世界共通
僕は本物のサーカスを見た記憶がない。
生で見るしかなかった娯楽の時代から、スマホで動画が見れる今まで、サーカスはやっぱりいろんな人の心を捉えて離さない。
色とりどりの衣装と、離れわざ。
わらいとドキドキのエンターテインメントな部分と、その裏に流れる哀愁。
サーカスこそが夢。
眼の前でリアルに行われる夢。
シャガール展@佐世保:おっぱいとキスと抱擁が大好き
女性は全て、丸い胸をしてる。
完全に個人の主観だろうけど、いさぎよい。
まるい裸の女の胸が大好きなんだ。
恋人たちはいつも口づけ、抱き合っている。
甘くて、危険な香りが全くしない愛撫。
素晴らしい。
シャガール展@佐世保:あっぱれ!佐世保市博物館島瀬美術館
この展覧会を企画して、やり遂げた佐世保市博物館島瀬美術館もすごい!
これほどの作品をいっぺんに見ることができる。版画だからというのもあるだろうけど、本当に眼の前で。
素晴らしい。
福岡から下道だけを通ってやってきた甲斐があった。
入場料も安い(笑)
【609号室】ガーリーおじさんはまったく役に立たない2017
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