鮫肌尻子を知ったのはいつだろう?
ラウンジサウンズだったと思うけど。
- 紙芝居を始めたり
- へんてこな動きをしたり
- 気が狂ったようなパフォーマンスをしたり
変な感じだった。
でも、ぐっと心を掴まれた。
僕がおっさんの皮をかぶったガールだからかもしれんけど、すごくキラキラした世界が見えて。自然に涙が出た。
歌詞とか聞こえんし、音もうるさいのに。
ロックをやりたいんです。やらないと死ぬんです。
そう言ってるような気がした。
紙芝居もすごく泣ける。
マドンナのやつとか、見ながら泣いた。
鮫肌尻子には「愛」が詰まっている。
CDが出て、聞いてみた。
「ライブでの良さがない」って、よくある話やん?
でも最初の尻子のCDにはライブの熱とは少し色の違う「音楽愛」がぎっしり詰まっていた。
歌いたいこと。
感じてること。
そんなものが詰まっていた。
そして何よりも「夢」がたくさん詰まっていた。
彼女達は小さな車にいろんなものをぶっこんで日本中を走り回っていた。
福岡でのライブは少なくなり、僕もなかなか見に行けなくなった。
しばらくするとインディーレーベルからCDが出た。
ファーストと収録されてる曲がかぶってるけど。
よく聞いた。
本当によく聞いた。
ライブパフォーマンスとCDは違う。
それは当たり前だけど。
僕は鮫肌尻子はCDよりライブがサイコー!と言えない。
ライブ会場で汗みどろになり、のたうちまわるアビーくんや尻子たちを見て、みんな元気をもらってると思う。すごい笑顔になってるから。
尻子達もすごくいい顔をしてるしね。
でも、なんとなく「鮫肌尻子とダイナマイトのライブは、ガーンってなってバーンてなって終わり!かっこいい!これがパンクロックだよ」ていう風に感じれなかった。
鮫肌尻子とダイナマイトはまっとうな音楽をやってる。
もしくはやろうとしてる。
その過程で「がっしゃがしゃ」になることはあっても。
そして出たセカンドアルバム(?)
メンバーチェンジして、サウンドが変わった。
と言うより、深く、濃くなった。
僕は2017年の今、ロックバンドの音がとても苦手で。ジャズとHIP-HOP、洋楽のクラブミュージック、エレクトロしか聞けなくなってる。まあ、何年かごとにそういう波が来るんだけど(笑)
その僕の耳にも鮫肌尻子とダイナマイトの新しいCDはグイグイ入ってくる。そして気持ちがいい。なぜかはわからない。
このCDは今までの二枚のCDの何倍もいい。
楽曲もいいし、サウンドもいい。
と言うか、何かが「ビシッ」と決まってる。
最高にホットな、そして最高にクールなCD。
そして、かなり涙腺をやられる。
「僕がそばにいるから」でも「君を僕が守るから」ではない、生命力に基づいた愛情が溢れてる。
またまた私事だけど。
僕も10年くらい前にオヤジパンクバンドでギターを弾いていた。
誰もに愛されるボーカルのおじさんに、愛情のこもった野次が飛び
僕は腕を振り回して、風車ギターを弾きまくっていた。
ステージで蹴ったり、倒れたり、シールド抜いたり。拍手喝采。
すごく喜ばれた。
みんな楽しんでくれてた。
演奏を聴いてくれるというより、お祭りだった。
でも、すごく嫌になった。
毎回ライブのあと、自分のことが嫌になった。
僕はまっとうに音楽をしたい
ただ、そう思った。
ステージでどうこうとかライブでどうこうとかじゃなくて「音楽」を作り、「音楽」に生きたかった。
今でもそのパンクバンドは続いていて、すごく人気がある。ボーカルも年をとったけど、パンクロック愛は冷めることなく、今日もジャンプしてる。
素晴らしい。
だけど、僕はその道を走ることができなかった。
鮫肌尻子とダイナマイトはまっとうな音楽だ。
あたしの後ろを行く人の
行く手を照らす炎になるのよ(新しいエンジン)
実は12/23日にライブを見る。僕のホームのキャバーンビートで。
すごく楽しみにしてる。この記事を書いてる時、もうライブは終わってるけど、そのことについてはまたいつか。
そういえば鮫肌尻子にインタビューをしたことがあった。
「画家」としてお仕事を依頼したこともあった。
読んでもらえると嬉しいな
>>>こちらからどうぞ
あと、誰に言っても「え〜〜〜?」て言われるんだけど
尻子を見てると能年玲奈(のん)を思い出すんだよね。
【609号室】ガーリーおじさんはまったく役に立たない2017
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