ずっと暖めていた夢がある日、急に現実味を帯びることがありませんか?
中学校の頃からずっと「映画を撮りたい」「映画監督になりたい」と思い続けていました。
この「FIN-LAND」と言うお話は、架空の映画のサウンドトラックとして製作途中だったアルバムが原作です。
夜明けの来ない街「FIN-LAND」で暮らす、何人かの女の子のモノローグに音楽をつけた「朗読劇」の予定でした。
こちらが予告編
これももうミキシング以外完成してるんですが。ここがなかなか納得いかなくてリリースできません。
2016年、僕は二人の女の子に出会いました。それが
- 小佐井みなみ
- 中島晴香
の二人です。
その時ふと。
「あ、この二人でFIN-LANDを映画化したい。」
と思いました。
二人ともシンガーシングライターとしてぐんぐ活躍中だったので
「無理かなぁ。お願いするのは。ギャランティも出せないし」
それよりも何よりも、映画を撮ったこともなく、機材もなく、ノウハウもなく。 でも今やらないといけないという勝手な思い込みをたぎらせて企画書を作りました。
- 二人に絵コンテを持ち込み
- 舞台をライブハウスキャバーンビートに設定し
- マスターやカズキくんにも重要な役で出てもらう
こんなことを強引に決めました。
後から小佐井に聞くと 「キラキラした目で言われたので断れませんでした笑」と言われました。
そのくらい、夢(妄想?)と希望に輝いていたのでしょう。
順調な滑り出しとはいかず(笑)いろいろありましたが、2017年1月。撮影は中島晴香の自宅でスタートしました。 本編で出てくる「ベッドシーン笑」が、最初の撮影シーンでした。
何かを表現するということでは「音楽」も「演技」も同じなのか、二人は本当にのびのびと、時間のない中、楽しんでカメラに収まってくれました。
全編の撮影は5日間。でも期間は1年。その間に二人はものすごく音楽家として大きくなって、顔つきも変わりました(笑)
二人ともなんとかやり繰りして時間を捻出してくれました。
機材は安い一眼レフカメラの動画機能と、iphone。
編集はMacは無料ソフトのi-Movie
お金のないことと、時間の取れなかったことは「情熱」と言うわけのわからないものでフォローしたつもりです。
30分の作品です。 最後まで楽しんでいただけたら幸いです。
ライブ営業前や後、撮影に協力してくれたキャバーンビートの町田さん(一見、悪役ですけど、過去を守ろうとする重要な役です。)と、美しい横顔を見せてくれたカズキさん。
魅力的なお人形を作ってくれたニコランコランさん。Georgia語で美しいナレーションをしてくれたエレナさん。
何よりも楽しんで演技をしてくれた小佐井みなみさんと、中島晴香さんに賛辞を。
FIN-LAND【あらすじ】
2117年。
今から100年ほど前の、ある事故により「昼の光」を失った国FIN-LAND。
その頃のノスタルジックなポスターや音楽、映像を見せてくれるキャバーンビートというお店に、一人の女が現れた。
言葉を話さない彼女はタブレットを使って、バーテンダーに話しかける。
「ねえ、ここって『失われた記憶』を売ってるんでしょ?」
時代を行き来し、記憶を管理する仕事をする女がいた。
抹消した過去の記憶が、ひっそりと語り継がれてると言う噂は本当だろうか?
マスターは考えた。 「どうしても守らなければならないもののためには、犠牲が必要だ。」
夜しかない街のバーに、吸い寄せられるように集まってくる人たち。
過去と、未来と、現在。 守らねばならないものは何?
無料のソフトで、ノーギャラでの出演だったとはいえ、まあまあ経費的には大変でした(笑)。少しでも資金を回収するために 小佐井みなみと中島晴香の撮影中のオフショットなどを収めたフォトブックを作ろうかと思います。
予定としては
A5サイズ・予価1500円くらい。
購入したい方が集まらなかったらごめんなさい。
買ってもいい!と言う方がいらっしゃいましたらご連絡ください。どうぞ、投げ銭だと思って(笑)
DVD化とか、できたらいいなぁ。
このページごと拡散していたけたら嬉しいです。