クリムゾン・ピーク。タイトルに引っ掛かりがないなあ~。
でも、名前覚えられない系美少女(ミア・ワシコウスカ)だし、パンズラビリンスの監督(最近はパシフィックリム)だから見てみようと。
冒頭から、真っ白い雪のなかで、頬を切られたミア。
時代物の衣装。小道具。
ああ、心ときめくアンティーク。
金にこまった美形の姉と弟が、せかいじゅうあっちこっちで金持ちの娘と結婚して相手を殺して、財産をぶんだくるというお話に、殺されたゴーストや、ミアのお母さんゴーストが絡んでくるホラー。
ミアのお父さん(大金持ち)が洗面所で殺されるシーンの美しいこと!ほれぼれする。
殺人シーンには流れ行く真っ赤な血がつき物だけど、真っ白い洗面所に真っ赤な血。
だれもがまあ、考えるシーンだけど、小道具、セット、着てる服。それがすべて美しいから極上のワンシーンになる。こういう「印象的な殺人シーン」がある映画は、ファンタジーとしてすばらしいなあ。
ゴーストが、主人公の味方に近いんだけど姿がやたらこわい。もうちょっとさあ、親しげに出てきてくれたら忠告もアドバイスもきけるのにねーと思うよな。
ともかく、セットもCGも、お金かけるだけじゃなくて「審美眼」がしっかりしてる。
作りたいのは自分の好きなセットの世界で実はお話にはそれほど興味がないんじゃないかなとおもう。
だって、突っ込みどころ満載。
毒をもられて、血を吐くほど弱ってるはずのミアは、スコップを振り回しクレイジーな姉と戦う。もうね、完全に「アリス・イン・ワンダーランド」よ。
ミアとミラ(ジョボビッチ)は、永遠にアクションし続ける美人なのかもね。ゴージャスな服を着たら「体がぺらっぺら」なのが判っちゃうからセクシーさはもう無理ってわかってるんだろね。
セクシーはレア・セドゥに任せて。
しかも男たち。
残念な活躍。
お父さんも、スパイも、幼なじみも。
悪い弟でさえ途中で愛によろめいて改心するしまつ。
そりゃ若い女にとりこまれたと思うよね、姉としては。
もともと贅沢し放題がしたくて殺人してるわけじゃなくて、真っ赤な泥質の土地を何とか生かそうと掘削機をつくろうとして資金集めをしてるんだ。
なんかそこが、ちょっと悲しいよね。
おまけに屋敷はぼろぼろで、雪の中にかろうじて建ってるんだけど、泥のせいで沈み行く。
屋根は穴があいてて、雪と、ほこりと、木片が一日中ぱらぱらと降ってくる。
修理も自分たちでしないといけないんだ。
なんか、いいよね。
このお城のセット&CGがほんとにいいんだ。
アンティークな世界、ブロカントな世界がすきなおしゃれさんにぜひ見てほしい映画。
基本、ホラー的な怖さじゃなくて、サスペンス&アクションです。
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