ピーターラビット展@福岡県立美術館:青いジャケットのいたずら小僧
ピーターラビット。
人気者だよね。
絵皿だったり、グッズだったりでよく見かけるけど、そのストーリー自体はあまり知らない。
あんまり気が進まなかったのだけど、妻に付いて行った。
展覧会は最終日。
おばちゃんや子供でごった返していた。
挿絵でストーリーを追いながら、回るんだけど。
老眼プラス暗順応のできない僕の目には厳しかった。
あんなに暗くしないとダメなのかな。
ピータラビットの絵には、全然共感もしないし、すごい!とも可愛い!とも思ったことはないんだけど。イギリス人独特のシニカルな目線と、ひっくり返ったユーモアに満ちたお話は面白かった。
ピーターラビット展@福岡県立美術館:動物たちが過ごす日々
ピーターは
- 泥棒で
- 親の言うことを聞かず
- 服や靴を失くしてばっかりで
- 人に迷惑をかけ
- 従兄弟を巻き込み危険な目に合わせ
- しかも反省が足りない
バカウサギだ(笑)
でも、それでもいい。
もちろんきちんと言うことを聞く兄弟たちが「ダメ」なんだ!なんていうロックンロール!なわけでもなく、並列なんだ。
悪いことをしたら、罰せられるなんていう教訓めいた色合いもそれほど濃くなく。
相手を食べようとしてお茶会に呼ぶ猫。
童話では酷い目にあわされるはずだけど、食べるのに失敗しても淡々と日々は続く。
掛売りをしてて、潰れるお店。
騙された豚。
うまくいかないことばっかりでも、自宅に友人を招いてお食事会をする。
いいこと。
悪いこと。
均等でなくても、どっちもおきて。
そのこと自体に意味や教訓を見出すのではなく、
今日が終わり明日が来る。
別に希望に満ちてなくても。
そんな、爽やかな当たり前の諦念が心地よいお話が続く。
ピーターラビット展@福岡県立美術館:子供はバカで自分勝手なもんだ
会場でギャーギャー言う子供をしかりつける親が見に来てるってのも皮肉だった。
子供が音声ガイドの使い方を間違えて「あんたは何やってもダメやね。ちゃんと話聞いてたん!」と怒り心頭で起こるお母さん。
面白いね。世界は。
子供がピーターラビットの原画見て面白いわけないじゃん(笑)
早く公園行こ〜!っていう子供の方が、普通よね。
話がそれた。
ピーターラビット展@福岡県立美術館:守るための戦いと資金
ポター氏は、ナショナルトラスト(英国の自然保護団体)に賛同していて、印税で土地を買い、美しい自然を保護してた。
東京ドーム何個分とかいう小さい話じゃなく。
はるか向こうに見える山のラインの美しさまで守るために、産業を作り、保護する。
自然と動物たちから得たお金を、守るために使う。
意匠登録や商標登録でキャラクターのイメージを守る。
ビジネスマンとして素晴らしいなあ。
婚約者に死なれたり、両親に反対されたり。
プライベートは色々だったポター氏。
僕は田舎のネズミにはなれないかもだけど、田舎に友人が欲しいなあと思った。
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