山田芭瑠【シリーズ:歌姫たちの背中と横顔:02】
初めて行ったオープンマイクで見つけた、出会えたダイヤモンド。
カバーと、オリジナル2曲。
ステージの上での圧倒的な存在感と、ステージを降りた後の「私に構わないで」光線の強さ。
ギターはおぼつかないけど、全く気にならない、真正面からぶん殴られるような歌。
ここであったが100年目(笑)彼女の明らかに警戒してるATフィールドをこじ開け話しかける。
ぼそぼそと。話をした。
ライブ自体が2回目。
まだ無名。
これは多くの人が知るべき、聴くべき音楽だと確信した。
なので僕のホームでもあるキャバーンビートに紹介した。
彼女にとってそれは絶対いいことだと信じてたから。
透明感のある声で溢れてる福岡のギター女子界隈(本当、いやな言い方だな笑)の中でも
山田芭瑠のように「エッジは柔らかくて湿り気があるのに、伸びやかな声」は聞いたことがない。
歌がテクニック的にどうかはわからないけど、お客さんの求める女子っぽさとか、音楽って楽しい〜〜!っていうのとは違う「気持ちのいい声」
山田芭瑠:see me,feel me,but don’t touch me
彼女の存在には、触れられないものがある。
神聖なものがある。
でも彼女の歌を聞いてると、ギターのフレーズが溢れ出てくる。
言葉は少ないけど、ここをこうしてほしいという最低限のことは伝える。
回を重ねるごとに「お任せ」されることが多くなってきたのは信頼されてるからだと信じたい(笑)
山田芭瑠の作る曲は、今までの、今の彼女の心境・心の状態が現れるので、話さなくても「今こんな風なんだな」とわかる。
どんどん自信をつけて行って、深く、鮮やかになっていく作品をそばで見れるのは本当に嬉しい。
彼女の歌で引っ張り出される僕のギターも、幸せに満ちている。
ギタリストとして自信がつく。
今、東京がメインの活動場所。
おしゃれで古着屋が好きな彼女にはぴったりだ。(そういえば一番最初に聞いたカバー曲はきのこ帝国の「東京」だったなぁ)
曲のリラックス感・バラエティ感は、福岡にいる時より格段に増えた。
何しろ楽しそうだ。
歌ってる時はニコリともしないけど。その楽しげな感じが後ろでギター弾いていて、すごく感じる。
山田芭瑠:一発勝負の疲労と官能
もう福岡でのライブはあまりないだろうし、動画や写真撮影はNGなので、ライブに来た人しか彼女の歌を聴くことはできない。当然僕のギターも(笑)
簡単なコードを渡されただけで、リハもなく。
では、お願いしますと言われる。
僕は後ろから彼女の呼吸を感じながら、探りながらギターを弾き始めるのだけど。
走り出したらどんどんアイデアが溢れ出す。
それを「出しすぎないように」努力する。
必死に。
いるのは彼女の描く風景に最低限必要な音だけだ。
演奏中、彼女は一切僕を見ない。
誰のことも見ない。
目をつぶったまま歌う。
曲が終わり頭を下げた時、右の肩越しに「ちらり」と僕を見る。
その瞬間の官能的なことといったら!!(笑)
僕は彼女の背中や肩を見ながら
次の流れをつかもうとする。
うまくいくときも、いかないときもあるけど。
曲間のMCも少しするようになった。居心地悪そうに(笑)
僕を紹介してくれるときも、僕を見ない。
でも信頼されてることがわかる。空気で。
彼女の背中は以前より、少し柔らかく、優しくなった。
彼女はもしかしたら、過ぎ去った季節なのかもしれない。
【609号室】ガーリーおじさんはまったく役に立たない2017
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