どくんご。
日本を旅するテント芝居。
2017年の作品は「愛より速く・ファイナル」
演目は去年と同じタイトルなんだけど、内容は9割新作と言えるかも。
つまり、去年のものとキャラクターは同じものがあっても進化してた。
どくんご「愛より速く」@福岡:スタートは歌から。
実はどくんごのバンドとしての演奏がかなり好きで。カバーだったり、映画音楽だったりするんだけど。すごいツボ。
楽器が集まって、ぽちぽちとなり始め「何かが始まる感じ」がする。
楽市楽座でも感じるんだけど「音楽の鳴らされる場所」として、こういうのが一番好き。
音楽が終わると
背景画が動かされ、小さな物語が次から次へとやってきては、去る。
- 笑えるもの
- わからないもの
- さみしいもの
- 怖いもの
- やっぱり笑えるもの
が繰り返し繰り返し。くる。
考えたりしなくなて、そのままを受け取ったり。
お芝居中の一点が気になって、自分なりに深く掘り下げたくなったり
ただ、単に笑ったりできる。
次々に変わってくんだけど、心に少しずつ残っていって。
ある時あふれる。
ワーーーーーーーーーー!ってなる。
その時の気持ち良さは、もうたまらん。
絶対安全ドラッグだ。
どくんご「愛より速く」@福岡:中盤の大トラブル
歌のシーンの最中に
バチバチバチと音がして、火が上がった。
おおーすごい演出だーと思ったけど。
PAの近く、電源部分が燃えてる。
電源が落ちる。
観衆はゆっくりテントの外へ避難。
焦げ臭い匂い。
雨が降ってきた。
火は、割とすぐ消されたけれど、心配そうなみんな。
「お芝居はゾッコします。音楽は流せそうですが、通常の状態では続行できませんので払い戻しします。」
なんと。
払い戻すという。お芝居の世界では普通のことかもsれないけど、ライブではなかなかないんじゃないかな?中盤まできてて、払い戻し。
驚いた。
この世界はこんなにシビアなんだろうか。
上演は再開された。
「壊れそうで崩れそうな情熱を繋ぎ止める何かいつも探していた」
華原朋美のi’m proud。
この状況で聞くと、すごい。しかも「良いテロリスト外山さん」もコーラスで参加してるし。
そのあと、ゲストのカシナポが魔界からやっていて、緊張感をすっかり洗い流してくれた。リズザルのように落ち着きなく、しかし愛される何かを持って。
今日のゲストは大成功だ。
ここから後半の、お客さんの集中力とか役者さんのパワーとかって、なんか神がかってた。
照明装置がなく、暗転のワンスポットか、全部点灯かで行われたお芝居。
超クール!!!!
劇団どくんごのみなさんが、どのように生計を立ててるかわからない。
特に今日なんて、払い戻したらどうなるんだろう。
機材修理どうするんだろう。
経済的なことでしか、世の中を計れないなんて貧しいなぁと思いながら、僕には「お店」でいろんなものを買うくらいしかできない。
いつも思う。
こういう旅回りの一座のことを考えると、本当に「霞を食べてる」んじゃないかって。
僕ら普通の人間は(僕の場合だけかもしれないけど)借金したり、返済したり、商売うまくいったり、傾いたりしながら、「日々の生活」の中をウロウロしてるんだけど、彼らはそういう「生活」を飛び越えた「テンジョウビト」なのではないだろうか、と。
悪魔に魂を売ってそうなるとしたら、音楽よりももっと、お芝居はその率が高い気がする。
劇中にもあった「星が生まれて、死んで、また生まれる」それだけを繰り返す宇宙時間の中で、母kらの人生なんてないも同然だ。
でももしかしたら、他のほしにも生命があって、同じように悪魔に魂を売った人たちがいるんじゃないかな?とか思うと楽しくてたまらない。
どくんごはまだ公演があります。
ぜひ、見に行ってください。
【609号室】ガーリーおじさんはまったく役に立たない2017
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