こんばんは。三月も終わりに近づいています。
ブログアパート管理人のサニーです。
3月30日のことを僕は知らなかった。最近知り合ったTOMOさんから「この歌を3/30にyoutube動画で発表したいんです」と言う話を聞くまでは。
今日(3月30日)はフランシーヌ・ルコントがパリで焼身自殺した日。
1969(昭和44)年3月30日、日曜日の朝。パリの路上で30歳の女性が、シンナーを被って焼身自殺した。
当時、日本の新聞での報道ではこの女性はベトナム戦争、ナイジェリア内戦に心をいため、自殺した時もビアフラの飢餓の切抜きを持っていたという。(1969年3月31日付 朝日新聞夕刊)
1人の女性の焼身自殺で何が変わるわけでもない。家族の話のように、精神を病んでのことかもしれないが、いずれにしても、かなり思い詰めての行動であろう。
この事件に、心を動かされた日本人によって、一つのフォークソング(反戦歌)が作られた。いまいずみあきら作詞、郷伍郎作曲「フランシーヌの場合」である。
母親がよく料理をしながらこの歌を歌っていたから、メロディーは知っていたけど。
内容は深くは知らなかった。
フランシーヌの場合は あまりにもおばかさん
フランシーヌの場合は あまりにもさびしい
三月三十日の日曜日
パリの朝に燃えた いのちひとつ
フランシーヌ
歌にまだ力があり、民衆が力を持っていた頃。
ショッキングなニュースを素晴らしい「曲」に昇華するタフネスと、それを許す社会。
今とは違うとはいえ、この歌が大ヒットする世の中を「未熟」と言うなら、「発展途上」というのなら「成熟」に何の意味がある?
TOMOさんのプロジェクトに手を挙げたのは友人のさぎりさん。さぎりさんの紹介でTOMOさんと僕は知り合った。
「可愛いばかりが女の子じゃない」
一億総育成ゲームのこの国。可愛いはもちろん正義だ。
でもそれだけじゃダメなんじゃ?
彼女たちの熱い思いと、何より「おしゃれにやる」と言うコンセプトに感銘を受け、僕もお手伝いをした。カメラマンとして。
あるビルの階段でメイクをし、衣装に着替える彼女たち。
(衣装も100円ショップなどで揃え、自分で作ったもの)
女の子たちがメイクをしたり、身支度をするのを見るのは好きなんだけど(笑)、その時の彼女たちの「楽しんで戦う」姿に感激した。
これが出来上がった動画です。
ホントのことを云ったらオリコウになれない
ホントのことを云ったらあまりにも悲しい
政府が真実を隠してるなんてのは「エイリアンレベル」なら許せるけども。
ヘイトがヘイトを迎え撃つ現代。
SNSで顔の見えない銃撃戦は絶えず、一度負った傷は元には戻らない。
今一番怖いのは「思ってることを言えない空気」。
シンナーをかぶって焼身自殺しなくても、思うことは口に出せる世の中であるべき。
そこに、「愛」と「多様性」は必ず存在すべきだけれど。
とてもいい企画の一角に参加できて嬉しい。
頑張り抜いた二人のチェリーに拍手!!
【704号室】ガーリーおじちゃんはまったく役に立たない2018
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