こんばんは。ブログアパート管理人のサニーです。
統一地方選前夜、久しぶりに家族三人そろった夕ご飯。
当然(?)選挙の話になる。
息子はどこに入れようとしてるのかはわからないけど「民主党がらみ」、つまり野党には入れたくないと言う。
僕ら夫婦は「今の国会はパワーバランスがおかしいから、拮抗させないといけない」という意見。
50年生きてきて、いまの内閣は最悪だと思う。
戦争に向かってるとか、そういうことだけじゃない。
嘘をつくのも平気。やめなくてもいい。
関係者のお友達は優遇される。
起訴もされない。
そういうのはおかしい。
まあ、戦争に行くのは若い人たちだし、その中に「国を守る」という大義が何よりも大切だというならそれでもいい。
(息子は自民支持ではないらしい)
若い人たちがこぞって「民主党政権がだめだった」という。
その頃、働いてもいないのに。
偏向報道のTVをみない、ツイッターやネットで情報を収集するのに、だ。
その時代に、なにか、君たちが困ったことがあった?
経済的余裕もあったし、非正規雇用がメインってこともなかったし、
消費税率は低かったし(消費税は民主党が決めたって思ってる人がかなりいる笑)
「共産党が殺人集団」というのと同じくらい「悪夢の民主党政権」はもう、かたく信じられててる都市伝説。
息子が言うには
自民も、民主など野党もダメ。
僕たちはもう諦めてる。
古い人たちが全員死んで、あたらしい政治家ばかりにならないと、名前のすげ替えだけだ。
第三の新しい党がでるまでは「現状を維持」する。
なぜなら、一度失敗した人たちは信用できないから。
この意見と同じようなことを本当によく聞く。
「一度失敗したらもうダメ」
この呪文に、ずっと縛られながら、こないヒーローを待ってる。
もうひとつ。
「国会で暴力を振るう大人への拒否感」がとても大きい。
デモもそうだ。
野党議員が「採決をやめさせるにはそれしかないから」という理由で、口をふさぐ、暴れる。そういう図式が報道される。
そこにある「数の正義の歪み」は報道されない。
居眠りしてる議員には怒りを覚えず、決死の覚悟で採決を止めようとする人に拒否反応を示す。
和を乱さない教育が彼らを作り上げたともいえる。
もうひとつ。
『考えるな!従え!』で育ってきて、会社に入っても「言われたことだけちゃんとしろ」と言われてるのに、いきなり「未来を自分で考えろ」なんて無理だ。今更そんなことできない。という気持ち。
人生は「誰かに賛成すること」でしか進まないと思い込んでる人が多い。
反対するのは「悪」だと思ってる。
おそろしい世の中だ。
さらに、もうひとつ。
ネトウヨというひとたちも含めて、「ヘイト」が満ちていて、若者はヘイトに抵抗感がないのかと思っていたけど、息子は「心底ヘイトが許せない」らしい。そういう人が多いらしい。実はヘイトは年配者だというのは僕も感じる。
今回も立憲から出馬しようとしていた人がツイッターでヘイト発言をした。公認取り消しだったか?で落ち着いたんだけど。
巨大与党に挑むなら、ボトムアップを図るなら、候補者選びはほんと慎重にしてほしい。
維新の党が出てきたとき、息子も含め若い人たちはかなり盛り上がったらしい。でも相次ぐヘイト発言や、品性の低さで「ダメだ」と思う人も多いという。まあ、今回大阪の選挙をみると「品性下劣なひとが大阪には多いんだな」と思ったけど。
ただ、こうも言っていた。
「国会で、与党に向かって揚げ足取りしたり、「反対」っていうんじゃなく、その法案のメリットデメリットを「冷静に」「自分たちに」話をしてくれる政治家がいない」とも言っていた。
与党と戦うことで「仕事をしたふりしてる」と思われてるようだ。
顔をこちらに向けて、話をしていないと。
相手の悪いところ、弱点、もちろんそれは事実でも、そこを責める姿に彼らは共感しない。
「反対!」も「打倒!」もだ。
「和」がすべてだから。
でも、自分たちに話しかけてほしいとおもってる。
上から「導く」のではなく。
そう言う意味では立憲民主党の「ボトムアップ」という考え方は大化けする可能性もある。
ただ、氷のように固まった「諦め」を溶かす何かが必要だ。
演説では伝わらない何か。
それはなんだろう。
息子は選挙権を得てから、日本にいる時の選挙はずっと行ってる。
まずはそこは偉いともいえる。親バカか(笑)
選挙なんて行っても意味がないと笑う大人も多いのに。
組織票でしか投票しない人たちが自分でなにかを考えてるとは思えない。
だからこそ毎回考えて投票する人を増やさないと。
息子が面白いことを言っていた。
- 民衆が増える
- 争いになる
- 君主が現れ統治する
- 君主が暴走する
- 議会が生まれる
- 議会が暴走する
- 新しい君主が生まれる
- そして???
っていうのが歴史にはあるんじゃないか?って。僕は歴史のことはわからないけど(笑)
彼らが、民衆が望んでる君主がヒトラーである可能性もある。
そうやって、戦争は始まったよね。
【709号室】ガーリーおじちゃんはまったく役に立たない2019
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