ニコランコランが、いつ人形をつくりはじめたのか、わすれた。
最初のころは、半立体のタペストリーだった気がする。
それが、平面からぽんっと抜け出してきた。
数年前。作品も増えてきたから「せっかくなら個展やろーよー」という話になって。
せっかく人形あるなら、人形劇やったら?生演奏とか手伝うよ~~
で始まった、ヤギをめぐる三部作。
第一話の「神様のけものと悪魔のけもの」では
ずるい神とちょっと頭の弱い悪魔のいざこざに巻き込まれたヤギのはなし。
そして、オンナのおしゃべり。サスペンスタッチ。
第二話は第一話の「復習編」ともいえる「ヤギのパン屋のおかみさん」
これはかなりホラータッチのこわーい話。
純朴なヤギの悲劇。
どちらも年一回の公演。一度きり。
あのままじゃヤギがかわいそう。なんとかヤギが幸せになる話しをつくってもらえんやろか?
ヤギ役を天才的に演じる、「牧畜業者」からのそんな願い?クレームからできたのが
第三話「チケット発行人」
この三つのおはなしは、以下の三人で上演しました。
ニコランコラン
- 人形制作
- 作
- 演出
- おかみさん
- ミス・ガーネット
牧畜業者
- ヤギ
サニー
- 音楽
- ご主人
- うさぎ
僕、サニーと牧畜業者は「ノスタルジア」というサンセットライブにも出演したバンドのメンバーで、ライブ経験も多いのですが、ニコランコランは作家さん。
人形を作るのはもちろんできるけど、出演ってのはどうかな?
なんてことを僕はぜんぜんおもわなかった。(笑)
彼女の書く脚本は、毒がたっぷりのユーモアにあふれていたし。きっと面白いものになるだろうと思っていたけど。
最初の練習を見て、まさかこんなに振り切れて演技できるとはと、愕然とした(笑)
なんか、演劇とか、やってた??
第二部では僕の役(ぼくじゃないよ。みなさん「女の子に頼まれたらギター持ってほいほい行くおっさん」っていうのを僕だと勘違いしてるようだが)は、ひどい目にあうんだけど。
めちゃくちゃこわかったよ。
せっかくなら、新作を作って一挙上演ってのやってみようよ~って話をしたとき
三部では新しいキャラクターが登場。そのうちのひとつを僕にやってほしいといわれた。
人形劇を見てくれた人は「おーサニーさんもまあまあやるねー」と思ったかもだけど。
最初ほんっとにまったくダメで。演技のできるニコランコランと牧畜業者にぼろカスに言われて練習した。
ほんとに、できん。ジブリ映画のおとうさん役以下
そーとーつらかった。
ギターなら自身あるのに。
歌も最近、そこそこ、ぼちぼちなのに。
セリフを、言う。
これがこんなに難しいとは。
セリフ、憶えなきゃいけないわけではないから、
気持ちをどこまで振り切るかってのが重要だったんだけど、スタジオ練習でも落ち込むばかり。
はあ。おもしろい役なのに…
何度もイメトレをして、本番。がんばった。
練習よりもよくできた。と、思う。
間違いを犯さない神と、間違いを犯す人間やヤギ。でも
世界中のだれにでも、なんにでも、生まれてきた意味があるんだよ。
こんなありふれてて、何度も言われ続けることがテーマのお芝居。
たった一回きりの上演ではもったいないから、またどこかでやりたいな。
大人向けな、スリルとサスペンスと、叙情にみちた人形劇。
上演依頼をお待ちしています。
いやーほんとに疲れた。
みてくれた人ありがとう。
会場を提供してくれたキャバーンビート町田さん、ありがとう。
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