妻の誕生日。
去年は盛大にやったんだけど、今年はまったく予算なし。
食事に行ってちょっとしたプレゼントするのも、いまひとつピンと来ない。
なら、格安宿を探そう!
ネットは便利。いろいろ見つかる。
50歳以上が一人でもいれば割引プラン!一泊二食7300円というプラン見つけた。
ま、はずれの温泉地だし、ご飯もま、そこそこでいいや。
温泉あれば、いいや。家族湯なくても。
お昼にゆったりとぶらぶらして、夕方5時過ぎにはホテルに到着。
大高原!という名前なんだけど、びっくりするくらい古い外観。
駐車場もあいてなくてあわあわ。
立ち寄り湯やってるのか~こんなへんぴなところで。
みやさん、かなりテンションダウン。
でもさーふたりで15000円なんだからねー。
チェックインのあと、おばちゃんがお部屋に通してくれる。
すごく笑ってる。
ちっちゃくてふくよかなおばあちゃん。
いろいろ間違えながら説明したり、温泉の名前が思い出せなかったりで。楽しい。
「ありゃ~また忘れてしもた。ハッハッハ」
「あ、浴衣のサイズ合わせてみるね。ちょっと立ってみて」
「え?あ、はい」
おばちゃんは僕と背比べ
「あらーいいねえこげな背が高かったら。うちの旦那とか、わたしとおなじくらいのちんちくりんよ。ハッハッハ」
50年以上生きてきて「背が高い」っていわれたの初めてだよ(笑)
「奥さんはわたしと同じくらいやね。あら?これ『中サイズ』やわ。これやったらちょっと折らんといかん。『小』に変えてくるね。ハッハッハ」
「あら~スタイルのよか~。このスカートもよかね~ハッハッハ」
僕は大爆笑・妻は苦笑。
「わたしなんか子供にも孫にも『やせれ~やせれ~』て言われとるけどね~ここの肉のやりどころがないんよね~~ハッハッハ」
とにかく、笑う。ほんとに。
こっちがあっけに取られるほど。「幸せの伝染」だ。
そのあとも、ご飯の時間をきいてくれるんだけど
「そのまえに、どうしてもお腹減ったら、フロントに電話してくれたら、すぐ用意するからね~。ガマンせんでいいよ。ハッハッハ」
とか
「荷物は部屋の金庫でも、食堂にもってきてもらってもいいけんね。椅子の上においたんなら、チラッと確認しとってね。取らんけどね。ハッハッハ。食事のしたくでそれどころじゃないけんハッハッハ。」
涙が出るよ。
おかしくて笑いが出て涙がでるんだけど、なんかしみじみして泣けるんよ。年取ったんかな?
そうはいってもご飯はお肉もおさしみも、たっぷり。
おまけに家族風呂も大浴場も露天風呂もある。日曜日の夜だからか、ほとんど誰とも会わず。貸し切り状態。きもちいい~
夜にも朝にもはいった。朝湯最高やね。
ホスピタリティって、重要なワード。
それって、でも、施設だったり、しぐさや言葉遣いだったり、かゆいところに手が届くサービスとかいわれるけど、ちょっとやりすぎだなあと思う時がある。
高いお金を払ってわがままを言う。
そんなわがままに応える。それこそがプロみたいな。
なんか違和感がある。
でも、このホテル(?)みたいに
気にしてくれてる感(気を使ってくれてる感とは違う)を感じれるのはほんと、うれしい。
お客さんも、従業員も対等だと思うんよね。
旅行者は部屋をよごさないようにすることが大切だし。
おたがいさま、だと思うんだ。
お金をあげるほうがえらい。なんてことはないよね。お金は通貨なだけ。代わりにやってもらうときのための通貨。
まあ、ぼくみたいな年中ひーひー言ってる人が言っても説得力はないけどね。ハッハッハ。
とても気持ちのいいおばちゃんのおかげで、すごくすてきな誕生日になった。
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