社会福祉法人 JOY明日への息吹 障害福祉サービス事業所 JOY倶楽部
そんな長い名前(笑)の施設へ行った。グループ会社のイベントで。
アーティスト集団「アトリエブラヴォ」の作品を使ったTシャツや、印刷物は知らず知らずに目にしてる人も多いかも。
この日は、最初に施設の方からの「福祉についてのやわらかい話」を聞いた。
知的障害者と言われる人たちはなぜ街中にあまりいないのだろう?
日本では障害のある人を「人目のつかないところへ隔離する」という政策がとられてきた。美しい日本にはそんな人たちが、まるでいないかのように。
福祉国家と言われるデンマークのお話がとても面白かった。
デンマークは、障害者隔離ではなく「街で共に暮らす」政策をとった。半ば強引に。
最初はいろんなトラブルもあっただろうけど、障害者と言われる人と、健常者と言われる人が普通に交わる世の中にするとどうなるか。
一緒に住んでいることが「普通」になり、困ってる時に手を貸してもらった人が増えると、手をかすことに「特別感」はなくなるから気楽にできる。
僕らが困ってる人に声をかける時、ものすごい勇気を振り絞らなければできないのとは違う。
知らないということが、恐怖だ。疑心を生み、緊張を生む。
義務感は心を窮屈にする。
「守ってあげなきゃ」「でも、怖いかも」なんていう堂々巡りをしてるうちに、二つはどんどん離れていくんだ。
施設整備ではない本当のバリアフリーとは?
デンマークの街はバリアフリー化されてない。エレベータの整備も手すりの整備も、道路も車椅子で通りにくい石畳だったりする。
車椅子に座った人が、お買い物の荷物を下げて、そこにいる。
すると通りかかった人が、荷物や車椅子の移動の手助けをする。
じゃあね〜と去ってく。
そこには「してあげなきゃ悪い」「してもらって心苦しい」という関係性がないように見えたらしい。それはもう何年も続いてる「普通の出来事」だから。
守られるもの・守ってあげるもの。その二つに境界線を引いてしまうことが、一番二人を遠くするのかも。
その他にも
- 障害者が生まれた時の、その子のための生涯プランナーがつく
- 家族のケアのためのカウンセラーがつく
など興味深いお話を聞くことができた。
アトリエブラヴォ、ただいま製作中
お話の後、作品を製作中のアトリエへ。
カラフルな色の洪水が押し寄せる作業台もあれば、鉛筆一本で細かく細かくモノクロの世界をかきあげる人もる。
アートの隅っこにいる僕としては、他の人の作業を見るのは興奮する!
塗っては潰し、また上から塗る。
それをずっと続けるから、絵は厚くなり、不思議な陰影があらわれる。
勢いよくバシ!っと描いたんだろうと思っていた太い線は、何度もなんども塗り重ねられたものだったと判った時の感動。(この、感動という言葉を使わないで、なんとか伝えたいんだけどなぁ)
施設に来た時、緊張した。
何かをずっと呟いてる人もいるし。
それが一時間もしないうちに、なれる。
自分の対応が「相手を傷つけてしまうのではないか?」という疑念を一回捨てよう。
僕らと同じように意地悪もいうし(笑)笑いもする。
同じだ。
だから初めて会った人に話しかけるのと同じくらいの緊張感でいいんだ。しかも彼らは「縮こまった僕ら」の壁をすぐに越えて入ってくる。
面白くなる。
そんな時に「親族の苦労や、その人の人生のつらさ」を考えることはないと、僕個人は思っている。無茶ぶりだろうが楽しく話す。
まじか!嘘やろ?
そんなことを話してくる彼らに、乗っかればいい。
僕らに必要なのは慣れだ。
彼らに必要なのは支援者よりも、友達だ。僕らと同じだ。
そのあと、音楽部門「ミュージックアンサンブル」のコンサートを聴くんだけど。
ミュージシャン魂が、燃えた!
【609号室】ガーリーおじさんはまったく役に立たない2017
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