旅館で見る朝ドラ《あさが来た》まるで親戚のおばちゃんのような

旅館に泊まった、朝。
朝ごはんに食堂におりてくると、従業員さんや泊まりのお客さんが一点を凝視してる。
視線の先にはテレビ。

NHKの連続テレビ小説(?っていうんだっけ)「あさが来た」を見てる。

小さな食堂だから、その大きなテレビはどの席からもみれる。
はずなんだけど・・・。

みんなTVのまえに立ってるから、見えない。
ぼくらも人の隙間を探して、見た。

この朝ドラに熱い友人のツイートをながめてるから、お話の設定くらいはわかるけど。
見るのはほぼ、はじめて。

 

登場人物のセリフに、わかりやすい演技に、笑い。ひとことふたこと、言う。
初めて会ったであろうお客さんと従業員さんが

「あら、もう退院しとったとね?」

「そうですよ~ほんとよかったね~」

とか

「私はぜったいこのあと●●●するとおもう」

「そうそう、そうやね~きっとそうなる」

「そやろか?そうやったらいいね~」

口々にこの先の話を想像してしゃべってる。その顔はまるで、親戚の姪っ子や甥っ子のことをかたる顔。ドラマの登場人物なのに、ものすごい「そこにいる人」感。
「かわいそかね~」とか「がんばってほしいわあ」とか、言ってる。

なんかすごいとおもった。

あさがきた

 

映画やドラマ、すごく好きだけど。そこにあるお話やキャラクターに、そこまで親身になったことない。
たとえば重苦しいドラマをみてても(わたしを離さないで、とかね)
「ああ、このひとたちに幸せになってほしい」とか「こんな世界!ゆるさない!」とか、想ったことがない。

すくなくとも、あの旅館で、従業員もお客さんも分け隔てなく朝ドラをみてた人たちは、ドラマを自分のことのように、そして親しみを持ってみてた。

なんか、すごい。

 

 

家でテレビを見てると、そこにいるのは家族だけ。
友達やほかのひととドラマを見ることはない。バラエティ番組はあったとしても。

TVドラマが、朝ドラが、視聴者にどんなふうに愛されてるかを目の当たりにした。
うーん、ちょっと違うな。愛されてるなんて感じることもないくらいリアルな現実に近いんだな。

すごく、びっくりした。
悪役や憎まれ役をやったら、そのあとその役者さんもそんなふうに見られるなんて話、きいたことあったけど。信じられなかったけど。これなら、ある。

ほんとにTVドラマの力ってすごい。
たった15分間のことだったけど、ものすごく面白い光景に出くわした。

 

そんなの、あたりまえよ!って言われるかもしれないけど。
すごく面白かった。

 

TV見てる人たちが真剣におもしろがり、心配し、行く末を案じてた。
ドラマの内容はよくわからないけど、すごい、感じたことのないしあわせな空気。

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この純真さが悪用されたり、プロパガンダにつかわれないように願う。





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