第二次世界大戦中、旧甘木町やその近郊には当時“東洋一”と称された大刀洗飛行場がありました。
昭和20年3月27日、その大刀洗飛行場をねらった空襲があり、立石国民学校(現:朝倉市立立石小学校)の子どもたち31名が下校中に避難した頓田(とんた)の森で爆撃を受け、一瞬にしていたいけな命が奪われるという悲惨な出来事がありました。
このことを忘れずにいること。
オカムラヒサシくんのイベント「トンタの森で会いましょうVol.3」が馬出ブローインで開催されました。
出演者
チャーリー林
一見荒れ狂う歌のように聞こえるけど、遠い水平線や深海の仄暗い揺らぎを感じる歌。
タカとトット
鎮魂歌のように聞こえるけど、荒ぶる戦いのマーチ。
高橋プランクトン
彼自身の日常のように聞こえるけど、僕らの過去や未来を描く。
風太
静かな波のようによせてはかえす言葉は病院のベッドの光景を見せる。
オカムラヒサシ
世界で一番小さな絶叫は物語を届けるために
会場に置かれたキャンドル。
揺らぐ炎。
静かに、熱く始まったイベント。
オカムラヒサシくんがディレクションして集めた音楽家たちは、徹頭徹尾「オカムラヒサシ」だった。
見る角度の違うオカムラヒサシ。荒ぶるオカムラヒサシ。鎮めるオカムラヒサシ。
イベントは個人の思いの濃さと、それに賛同する人の温かさがびっしり詰まった、でも音楽的にもバラエティに富んだものだった。
へーい!盛り上がってるかい?いえーい!
そんな形式はなくてもコール&レスポンスは心の中に。
歌声や、低いパーカッションや、目線や、汗。
人が発するエネルギーは風や太陽や水や土を呼び起こす。
音楽の、エンターテイメントの持つチカラだね。
僕らは空爆されずに美味しいものを食べる。
そのことに「罪悪感」を持ってはいけない。
僕らはギターを鳴らし、夜遅くまで騒ぎ、明日の約束をする。
そのことを当たり前だと思ってもいけない。
小さな子供達が空爆で死んでゆく。
トンタの森は世界中にある。今も。
何十年経っても変わらない。
戦争をしたい人たちが、この国でも支持を集めてる。
僕の周りにも「隣国は狂ってるから核の一発でも落とせば世界は平和になる」という人がいる。
子供を戦争で失いたくないと言いながら。
他の国の子供達を殺すことに罪悪感はなさそうだ。
きっと、思うようにモノが言えない社会が来るだろう。
おかしなことをおかしいと言えなくなる社会が。もうすぐそこに来てる。
誰もが口を閉ざして「そんな話はナシね」と口にチャック。
知らないふりをして、目を閉じる。三びきの猿のように。
そんな中行われたこんなイベント。
音楽には世界を変えるチカラなんてない。チカラのある人が簡単に消してしまうことのできる「火」かもしれない。
それでも、何度消されてもまた火は燃える。轟々と音を立てることはないかもしれないけど。
見渡せばほら、無数の星のように火は灯ってる。
一つ一つの星は取るに足らないものだけど、いつかそれは「星座」になり、物語を伝えることができる。
「知る」ことから僕らは逃げまくってる。
「知る」ことは「痛み」をともなうから。
生活でヘトヘトで、誰かのせいにしたくなることばかりで。そんな日々の中、「痛みを知る」ことはなるべく避けたい。だから逃げる。
でも
本当のことを伝える人がいなくなれば
本当のことを知ることはできなくなる。だから、伝えなきゃ。
そしてもっと大切なことは「幸せ」を振りまくことだ。
「痛い真実」を伝えるために、楽しい音楽を利用する。ダンスの興奮を利用する。
楽しみは原動力だ。
楽しいことがしたいと思ってる人はまだ多いはず。
この星にいる全員が「戦争ではない何か楽しいこと」に夢中になればいい。
ヘイトスピーチより楽しい何か。
ネットでの誹謗中傷合戦より楽しい何か。
ゴシップや袋叩きや陰湿ないじめより楽しい何か。
楽しい何かを伝染させること。
これは「今、楽しみを見つけてる人たち」の仕事。
絵でも音楽でもダンスでも演劇でもスポーツでも。
しかめっ面を捨てて、楽しい何かを伝染させること。
これは「今、楽しんでる人たち」の仕事。
人生はプラマイ、ちょっとプラスだ。
いいこともある。
だから僕の人生を奪わないでくれ。君の人生も奪わないから。
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