PANTAがキャバーンビートにやってきた【ノスタルジーであるべきだったのに】

大学生の頃聞いたPANTA&HALのレコード。
それからもう何年?

時代を検証し、情熱を作品にする。
パンタのレコードを聞くといつも何かを勉強できる。
地上波やBSでは伝わってこない世界の輪郭を見ることができる。

何よりもメロディーが甘くて好き。
抜けの良くない声で歌われる切ない曲が好き。

今回のソロライブ(後半はサポートギターが入って)は、そんな僕の大好きなところばかりを聞けた。

 

ほんの二日前に僕はそのステージにいて、高橋プランクトンと大暴れ。
同じ場所にパンタがいる。
その不思議感。
なぜか緊張する(笑)

パンタのライブ会場でしか会わない友人もいる。
相変わらずだった。

 

客電が落ちる。
パンタがステージに。

ルースターズに書いた「鉄橋の下で」から始まるなんて!ああ青春時代。

キャバーンに合わせたビートルズカバーとジョンの歌。
日本語で。

もうここから涙が出まくって。

ユダヤ人虐殺の始まりの歌「クリスタル・ナハト」からの曲
アメリカ兵200人から数千発の銃弾を食らって死んだ14歳の男の子の歌
寺山修司の「時代はサーカスの象に乗って」

本来、「ああ、そんな時もあったんだね」っていうノスタルジーにすべき。

戦争と戦争の間に生きてることを認識して生きてるからこそ、次の戦争を先延ばしにできるんだけど、今は「戦争」の方が勢いあげてインターバルを狭めてきてる。

楽しいフリを、大人なフリを、いつまで。

 

この日は甘いパンタ多めだったので、いいバランスで聞けた。
荒々しいパンタより、甘いパンタが好きなので。
ドラマチックなパンタが好きなので。

シュレルズのwill you still love me tomorrowとか、僕向けの選曲かと思った。
この歌には全てがあるよ。

今この瞬間、あなたは完璧に私のもの
でもそれはうつろうことを知ってるの
明日が来てもあなたは言ってくれるの?
私のことを愛してるって

本当にこの世の不安とか、喜びとか、全てが入ってる。
今、手に入れたその瞬間から、想像するのはそれをなくす瞬間。
まだここにあるのに。
「なくした記憶」が僕を恐怖に誘う。

失うのが怖いから手に入れないようにする。
でも欲しい。
でも。

生まれてから死ぬまでを人生と呼ぶならまさに、

  • 手に入れること
  • 失うこと

この二つだ。

 

パンタは再来年デビュー50周年。
半世紀も歌うことに。
作ることに。

ものすごいことだよね。

 

そして、僕もやっぱり、頑張ったから、同じ場所に(日は違うけどね笑)立てるんだし。
それは褒めてあげたいな。
手に入れることで失ったものたくさんあるだろうけど。

 

パンタは2時間。歌い、話した。
座ってはいたけど。

もっともっと聞きたい。という気持ちと同時に、今聞いた歌を反芻したいと思う気持ち。

11月には頭脳警察としてまたやってくる。

 

 





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