彼女がその名を知らない鳥たち☆イケメン(松坂桃李・竹之内豊)がゲスすぎる!全く共感出来ない映画☆

映画『彼女がその名を知らない鳥たち』

原作は沼田まほかるの『彼女がその名を知らない鳥たち』

【あらすじ】

仕事から帰ると、作業着のまま、食べ物をボトボトとこぼしながら食べて、汚れた手を服で拭う、汚ならしい男、、佐野陣治(阿部サダヲ)。

陣治は十和子の職場に出入りする大手建設会社の社員だった

しかし、今の陣治は小さな建設会社の社員だ。

陣治は十和子にひとめぼれしてしまい、ストーカーのように十和子に付きまとい、いつしか十和子も陣治の存在を受け入れるようになった。
(黒崎と壮絶な別れをした後だったので、、)

北原十和子(蒼井優)は過去の恋愛を引きずり、働きもせず、陣治に養ってもらっている。

2人は6年間一緒に暮らしているが、十和子は、以前ひどい目(顔面骨折、腕も骨折させられた)にあわされて捨てられた男性『黒崎』(竹之内豊)のことが忘れられない。

十和子は、陣治に養ってもらっているにも関わらず、陣治に抱く嫌悪感のせいで、真正面から愛すことができないでいた。怒りすら覚える毎日…

十和子が働きもせず家事もせず、一日中DVDを見ながら過ごせるのは陣治が稼いできてくれるからなのに…

十和子には精神安定のための手段が陣治を罵倒する事と、、他にもう1つあった…

それが、無茶苦茶なクレームを入れること。
実は…モンスタークレーマーだったのだ。

デパートで、買った時計の修理を依頼した十和子は「修理は難しいです。」という担当者に無茶苦茶なクレームをしつこく入れていた。

ついに、売り場の責任者を出せ!とお決まりのクレーム。責任者(主任)の水島(松坂桃李)という男が十和子に電話してきた。

十和子はなぜか声しかしらない水島に、黒崎の姿を重ねる。どことなく、黒崎に似ていたのだ。

優しく、丁寧で、なにより、、甘い声…

水島は壊れた時計に見合う時計を何点か持ってきた。
水島は黒崎に、やはり似ていたのだ…

十和子は時計は、思い出が、詰まった時計だ。匹敵する時計はない!といちゃもんをつけ、取り乱す。
水島は、その日は一旦、帰る。

後日、水島の自腹で、十和子の壊れた腕時計と似たデザインのものを、他のデパートで買ってきたと、水島は持ってきた。

十和子は半額支払うと申し出るが、水島は代金はもらえないと断る。

また、泣いて取り乱す十和子に、水島は優しくキスをした。
☆えっ、ここでキスするって!?
この男もヤバイやつだ!

デパートに勤める水島は、会話も豊富で、物腰は柔らかく、イケメンだった。しかし、水島は既婚者だった。

十和子が水島と不倫関係になるのに時間はかからなかった…
二人は、毎回、会う度にホテルで密会した。

十和子には美鈴と言う、姉がいた。
リア充奥様を気取っているが、旦那は若い愛人を作って家を出て行ったと言う事実がある。

美鈴は、十和子が働きもせず、陣治に養ってもらって入るのに、感謝していないことをいつも責めた。

十和子は捨てられた黒崎に水島の姿を重ねて、、関係を持ち続けた…

ある日、水島とホテルを出た時、道の向こうに陣治が隠れているのが見えた。

陣治は十和子を尾行していたのだ…

陣治は十和子のストーカーや嫌がらせ(水島の自宅に大人のおもちゃを送る)など、さまざまな手段を使って、水島と十和子を別れさそうとする。

十和子はその様子に恐怖を抱くの同時に疑問も持ち始めていた。

そんな中、黒崎が、5年前から失踪していると、、黒崎の件で訪ねてきた刑事から知らされる。

ある日、十和子は、陣治が、以前、血だらけの作業着を風呂場で洗っていたのを、ふと、、思い出す。

その日から、2人の、貧しいけれど平穏だった日々が狂っていく…

十和子が黒崎と別れたのは8年前だから、行方不明になったのは、その後だ。
十和子は戸惑いを隠せなかった。

その後も十和子は、陣治が水島に手を出すのではないかと怯え始め、、黒崎の行方不明になった事に陣治が関わっているのではないかと疑い始める。

ふと、十和子は黒崎にもらったダイアのピアスを思い出す…黒崎との大切な思い出だ。
そのダイアのピアスを陣治の部屋で見付ける。
陣治に益々、疑いを持つ…

 

そんなある日、、、陣治は告白する。

自分が、十和子をひどい目に合わせて捨てた黒崎をどうしても許せず、呼び出して殺して埋めたんだと…

十和子はショックだった…
黒崎がこの世にいないなんて……
陣治を激しく罵倒した…

今度は水島が殺されてしまう…
その前に、、自分が…

十和子は陣治を刺す覚悟を決めた。

それで、すべてを終わりにしたかった…

その前に、どうしても水島に会いたくて、十和子は緊急の用事があると言って水島を呼び出した。

十和子は水島に陣治の件のことを話さなかった。

水島はいつものように甘い声で愛を囁き、十和子とホテルへ行こうとする。
この男は自分の性欲だけで、十和子と付き合っている、ゲス男だ!!

水島のお店の顧客情報を陣治が盗んだと疑っていた水島は、十和子に陣治の周辺を調べるように強い口調で言っていた、、
しかし、顧客情報は、水島が女子社員に渡していたのを忘れていた…と何もなかったように言った。
多分、、その女も水島と関係があるに違いない…

水島は奥さんが妻子がいることを隠さずに、十和子と不倫してる。
ゲス、極まりない…

そこは、十和子もわかってて付き合ってる…
十和子もゲスだ!!

水島は、十和子が約3万円で買ったの腕時計の代替品を持ってた、、しかし、、
その時計は、近くの雑貨で売っている3,000円の腕時計だったっていうのが十和子にバレていた。

3,000円って、、学生かぁ〜!!

さらに、水島は離婚する予定だと言って、十和子との関係を続けてた。
この男は、どこまでもクズだ…

正真正銘の『クズ』だ!!

十和子は陣治を刺す為に、用意していたナイフで水島を刺した!!

まず、背中を刺した!
そして、太ももを何度も刺した!
水島も黒崎と同様、自分を利用しただけなのだ…
水島が許せない…
十和子は水島を追いかけて刺した…

 

 

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『黒崎について』
☆ここネタバレあります☆

ナンパ(本人は運命の出会いと思っている)から始まった2人の関係。
優しくて身のこなしもスマートな黒崎に十和子はすぐに虜になった。
十和子は黒崎に騙されていたのに…

5年前、黒崎は十和子に、自分の出世のために『じじい』(国枝)とまた、寝てくれと頼んだ。

「妻と別れて君と一緒になるために、どうしても必要なことなんだ」と言って、黒崎は十和子に国枝という男と寝るように頼む。

妻と別れるためには支払う慰謝料をと安定した高収入が必要になる。
そのためには国枝が取締役を務める会社に、好条件で入らなくてはなならない。その為にお金が必要だと…
十和子を、また、、じじいに売ったのだ…

この男もゲスの極み!!
十和子を愛してなどいなかった…

十和子は、そうすれば、黒崎と結婚できると、黒崎から言われていたので、その言葉を信じて何度も国枝と関係を持つ。
しかし、黒崎は国枝の親戚の女性と結婚し、十和子を捨てたのだ。
その捨てかたが、、ひどい!!
十和子が、結婚出来ないなら、相手の女性に、全て話すと言ったら、、十和子に暴力を奮ったのだ。
別れたくないと言う十和子を車から引きずり降ろして、、、
顔面を殴る、蹴る、ぼこぼこにした。
顔面骨折して、腕も骨折させられる。
この男もクズだ!!
最低の男だ!!

その数年後に、十和子と陣治が出会う。だから陣司は黒崎を恨んでいる。

しかし、陣治は黒崎を殺していなかった。

黒崎を殺したのは陣治ではなく十和子だった…

黒崎に再び会って、改めて気づく、、この男は自分の出世の為に自分を利用したいだけだと…
自分のことなど愛していなかったと……

十和子は、、黒崎に殺意がわいてくる…
とっさに、黒崎を刺してしまう。
滅多刺しだ!!

『黒崎を殺したのは十和子だった!!』

しかし、、その後、全ての始末をしたのは陣治だった。

放心状態の十和子は現場に陣治を呼びだした。
遺体の処理などはすべて陣治がした。
十和子はその時の記憶が全くない…
本当に忘れたい記憶は忘れてしまうと言うのは、本当かもしれない…
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『陣治は黒崎の痕跡を十和子の周りから確実に消そうとしていたのは、単なる嫉妬ではなく、十和子に真実を思い出して欲しくなかったからだ。』

そこに陣治が現れ、十和子の2度目の犯罪を必死にくい止めた。
陣治は錯乱状態の十和子を必死に押さえていた。
十和子にまた、犯罪を犯させたくない!!

十和子は過去にも人を刺した記憶があった、、
十和子は全てを思いだした!!

黒崎を殺したのは私だぁ!

陣治は水島に「はよ、行け!」
「面倒な事に巻き込まれなくなかったら、二度と顔みせるな!」
「お前と十和子は一切関係ない、わかったなら、はよ、行け!」
と、、水島を逃がした。
水島は、刺された足を引きずりながら、悲鳴をあげて逃げた…

十和子:『生きとうなんかないわ…』

陣治:『あかん!そんなん言うたらあかん!』

陣治:『楽しかったなあ、、
十和子。ほんまに楽しかった。この生活いつ壊れてしまうんかと思うさかい、色々なことあってもあんだけ楽しかったんや…』

陣治:『辛いこと、よう思い出したな。これでよかったんや。こうなったら思い出したこと全部、抱えたまま生きていくんや。きっと、だんだん、ちょっとずつ、思い出せへんようになる』

十和子:『そんなことでけへん…』

陣治:『せなあかん、俺が助けたる。もう目を覚ませ、十和子。これからはしっかり正気保って生きていくしかないんや』

十和子:『そんなことしてまで、もう生きとうないわ…』

絶望が、十和子に押し寄せる。もう、生きていたくない…死にたい…

陣治:『俺が助ける!』

陣治は十和子が黒崎にもらったダイヤのピアスをもらい、高台から放り投げた。

陣治:『俺がやったらよかったんや。それだけが後悔や。せやから、変わりに、十和子が思い出したこと俺が全部もっていったる!』

鉄の手すりに背中を向け、もたれて、陣治は十和子に向かって大声で叫ぶ。

陣治:『十和子、目ぇ覚ませ。お前は俺にごっつい借りができるんや、わかるか。一生かかってチビチビ返すしかない借りやぞ。ええかぁ、おまえ、俺を産んでくれぇ。あんなつるっとした顔の男やないぞ!もっとまっとうな男を見つけるんや。幸せになって、俺を産んでくれ。そして、俺をとことん可愛がってくれ!」

陣治:『十和子のお腹の中に入ったら、男の子でも女の子でも、それは俺やぞ。
陣治やからな、必ず入りに行くからな。そのために今こうするんやからな。約束や、約束やでぇ、十和子ぉ!!」

陣治は十和子を見つめたまま、両足を蹴り上げた。頭から、逆さまに手すりを越え、一瞬で高台から落ちていった…
この高台から落ちればきっと生きてはいないだろう。

ベンチで身動きが取れなくなっていた十和子は、落ちていく陣治をみていた…
陣治!!

陣治は、十和子にとって、自分をを愛してくれた、たった一人の恋人だった…

十和子に対する陣治の思いは非常に純粋なもので…
十和子が、大切で、愛しくて、たまらない。
究極の無償の愛だ…

自分が犠牲になっても、十和子だけは幸せになって欲しい…

陣治は、自分には、生殖能力がないので、十和子に子供を持たせてやれないと言う負い目があった。

自分が不幸になってでも
十和子には幸せになってもらいたい、、、
という気持ちで陣治は多額の生命保険をかけて、受取人を十和子にしていた。

まさか、、こんな結末になるなんて…
想像しなかった…

 

☆蒼井優、本人コメント☆

『十和子という人は、自分に対する諦めができない人。かといって何か行動を起こすわけでもない、甘ったれた女性。共感は全くできない役だったけれど、ご覧になる方に自ら嫌われる勇気をどこまで持てるのか、試したいと思いました。』

☆阿部サダヲ、本人コメント

『陣治はとにかく汚ない男で、食べ方が汚いとか、、たんが絡んだ咳をするとか、とにかく汚い男に見せるために、監督と色々相談しました。現場ではスタッフの方達とも楽しみながら、汚い男を追究しました』

☆水島真:松坂桃李

妻子がいるにもかかわらず、十和子と肉体関係を持つ水島を松坂桃李が演じている。高級デパートの時計売り場で主任を務める一見すると、、真面目な男に見えるが、実は…自分の性欲のためだけに女をもて遊ぶ(利用する)ゲス男です。

☆黒崎俊一:竹野内豊

十和子が忘れることができない元彼・黒崎俊一を竹野内豊が演じています。自分の出世のためならどんな手段も厭わない。
女性を使い捨ての道具のように思っているゲス男代表の男。

 

 

 

 

【感想】

原作に極めて忠実に描かれていたような気がします。

暴力シーンや過激なシーンもとてもリアルに描かれていました。
演じる演者達の器量を感じます。

ベッドシーンは、、正直、、すごい!です(笑)
蒼井優は普段は子供っぽい声と話し方の印象だけど、、ベッドシーンのあえぎ声が、、めっちゃエロい(笑)
蒼井優って、すごい女優さんだ!!

松坂桃李のキスも、、すごい!超ディープキスで、見てるこっちが恥ずかしくなるくらいでした(笑)
男の色気があって、桃李君にドップリ、はまります。
彼が、、こんなに色気があったなんて…と思います。

濡れ場は、、優ちゃんのバストトップが見えんじゃね〜の!?ってハラハラしましたが、桃季くんの手のひらが、ガッツリガードでした(笑)
男性諸君、残念…

そして、桃季くんの『恍惚』の表情が、これまた、、いい!
おばちゃんはノックアウト
でした(笑)

蒼井優は、これまでにも多彩な役柄で演技には定評がある女優さんだけど、今回の十和子の役も彼女しか出来ないんじゃないないか!?ってくらいはまってます。
優ちゃんがだらしない十和子そのものに見えてきます。本当に上手い女優さんです。

阿部サダヲも素晴らしい。
彼が演じる陣治は物語の核となる人物で、映画の中での極めて重要な役割です。
これまでに個性的な俳優さんとしてキャリアを積み重ねてきたサダヲちゃんは、やっぱりすごい!

不潔で、口ばっかりで、何一つ、行動に移せない器のちっちゃい男、、陣治を上手く演じています。

私が一番心配しているのは、イケメン二人(竹野内と松坂)が、「どうしようもないクズ男」を演じているので、女性ファンがドン引きしてしてしまわないか…と言うことです。
本当に【この、クズ!!】と怒鳴りたいほど、クズでしたから(笑)
二人の女性ファンが減らないことを祈ります。

1ミリも共感出来ない映画ですが、、間違いなく、私の中では、記憶に残る映画です。
強烈な印象を受けた映画でした。

 

【701号室】本当に好きな人、本当に書きたい事





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