東欧アニメーションの世界@三菱アルティアム【カワイイのチカラ】

三菱アルティアムでチェコやポーランド、クロアチアのアニメ展があってることをしったのがつい先日。しかも土曜日の夜は各ブースでバラバラに上映されてる作品を一気に見る!っていうイベントがあるって!

スケジュール色々考えると、健康診断開けのこの日しかない。

ということで土曜日、見てきました。

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席は満席。

上映ギリギリだったのでまずは一気見を体験。

 

「魂」を意味するラテン語animaに由来するアニメーション。止まっているはずの絵や人形に命が宿り動き出す様は、多くの人々を魅了します。

 

東欧も北欧も、侵略戦争や政治不安など、いろんなグレイなムードが漂ってて、かわいさだけではない、表現者としての強さが満ちていて。

しかもそれが政治的アジテーションだけじゃなく、風刺、皮肉、当てこすりなどユーモアにあふれてる。

 

そして、見てて笑える。ここ、大事。

 

人間の、業。

チクチクッと胸を突かれたり、ははは!って笑ったあと息を吸うときの、なんともいえない自虐とか。

 

文化は戦争に対峙する
ユーモアは対立を和らげる

 

簡単なラインで描かれたキャラクターだったり、
デフォルメされたコマドリ人形たちは、確実に僕らの一部。

 

なんでも空気人形で代用してしまう男とか

妻に浮気されるお金持ちとか

敵が攻めてくるっていう一言で一丸となって戦いだす民衆とか

 

みんな、苦笑を呼ぶ。

役者さんで映画にしたら、きっとメッセージを薄めないと公開できないようなものも、「かわいい」を被ったアニメーションだったらオッケーさ!

 

これって、いい手じゃない?

 

いまの僕らの国も、ネットでののしりあったり、大きな音でデモ行進したりしるより、「かわいい」を被って潜行するといいんじゃないかなあ。

 

あ、テレビでは放送できないか。検閲がひどくて。Youtubeとかでやると面白いかも。

 

 

1時間を越える上映のあと
原画やイメージノート、企画書、ラフデザインなどをじっくり見て回った。
止まった絵をつなげて、命を吹き込むための努力の跡と、すごく楽しそうな高揚感が記されてた。

 

 

東欧のアニメーション。すごい。確かに。

でもね
ぼくらの「まんが日本昔話」をヨーロッパにもっていったらきっとびっくるするよ!
ぼくらの国のアニメーションも、すごいよ。

どこかの国のように「アニメは自分たちが発祥」とかは言わないけどね(笑)

2015-06-13 19.34.12

三菱アルティアム

 

 





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