こんばんは。ブログアパート管理人のサニーです。
パラサイトのオスカーを受けて、邦画をほとんど見ない僕ら夫婦で
「邦画ベスト10」を話してみようじゃないか!という話になり、WOWOWのオスカー中継の終わった後、いろいろ話した。
結果、10本も見つからなかった。
好きな映画はあった。
僕のナンバーワン映画は「バウンズkoGAL」
一見すると「援助交際女子高生ムービー」なんだけど、焦燥感、寂しさ、冷たさ、嘲笑などマイナスの感情を詰めに詰めながら、生きるもの同士の友情へと昇華する大傑作。
きっと誰も見てないだろうけどね。
佐藤仁美、佐藤康恵、元夕紀子、役所広司、村上淳、矢沢心、桃井かおりなど。
そのほか、包帯クラブとかラブレター。ずっと話してると少しづつ思い出すけど。
何度もなんども見続けてるゴッドファーザーのようなものはなかった。
僕は「誰も知らない」や「万引き家族」の是枝監督が苦手。「空気人形」や「ワンダフルライフ」「海街diary」は大好きなんだけどね(笑)
なぜだろう?と考える。
生活の貧困をかく。
社会から見捨てられたものをかく。
それはいいんだけど、わかりやすいユーモアが必要だとおもうんだ。入り口として。
パラサイトは前半コメディーだし。
そしてトランスジェンダーや、ホームレスや、親に捨てられた子供や、障害者や、とざされた空間なんていう「現実を生きるバカ庶民」にわかりづらい設定がもうアウトだ。
感はするけど「人魚姫がかわいそう」くらいのすごい距離感が、リアルを寓話にしてしまう。
多分「遠くからはいって、じわりじわりと隣にいく」のを目指してるんじゃないかと思うけど、それがうまくいくときといかない時があるんじゃないかな?
これが僕らのリアルワールドなんですよ!っていわれてもね。
衝撃的な設定って、ねこだましだ。
貧困のなかでも楽しく生きるための方法は、僕らは「傷だらけの天使」や「探偵物語」で学んだ。
TVドラマの仕事かもしれない。
ヒステリックでも教授的でもなく。
「こんな世界もあるんだよ、知らないだろうけど」っていう物語の書き方がほんとうに気持ちが悪い。
日本映画。
小さなテレビで予告編をみただけで、作品のストーリーはともかく画力が「お金を払う価値がない」と思わせるものがほとんど。TVでみればいいや!て感じ。スケールがでかくなればなるほどお子様ランチのようなセットと卒業制作のようなエフェクトにがっかりする。(散歩する侵略者とかね)
この問題は「絵作りを海外で勉強する」「予算を増やす」ってのでかなりカバーできる気がする。
役者の演技がつまらない。
感情的に、エモーショナルにやれば「名演技」と言われるシステムがダメなんだろう。悪役は誰もが北野武かゲイリーオールドマンの劣悪コピー(笑)
ジャニーズの「タレント役者」にも問題はあるだろうが、昔からクソみたいにつまらない子供の役者を使っててもいい映画はあった。
自分のことを役者だと思ってるタレントを殴ることすら(実際にじゃないよ)できない撮影現場に問題があるんだろうし
映画のなかで「演技」ってのはそれほど比重があるとは思わない。
岩井俊二のように「作家性」で進むか、三池監督のように「どんなもんでも俺色に染めてやる」で進むか、黒沢清のように「海外映画への憧れを形にし続ける」か、はたまた河瀬監督のように大衆に背を向けてけもの道に迷い込むか。
この年代の監督たちはもういいんだけどね。自分で自分の道を歩いてるから。
照明とか美術、編集。絵作りはカメラだけじゃない。
ここんとこ(といっても数年)「お!いい絵だなー」と思ったものもまあまあある。
- 溺れるナイフ
- アズミ・ハルコは行方不明
- 私の男
- ここは退屈迎えにきて
- チワワちゃん
好きだった。
いい映画だった。
でも、とにかく最悪なのは「音楽」だと思う。
音楽がとにかく邪魔。
エンドロールは100%邪魔。
間違いなく台無しにしてくれる。
僕の運が悪いのかもしれないが、そういうのが続くと映画館に行きたくないどころか、DVDを借りたくもなくなる。
とにかく、
- オリジナルな脚本を書かせてあげて
- 映画音楽の専門家を育てて
- 撮影の専門家を
- 編集の専門家を
- 製作委員会を解散させて
ピンク映画がなくなって、オリジナルな脚本にトライすることや、社会問題にトライする道が閉ざされたのがとても大きいと思う。
情熱にまかせて、食うや食わずでも作品を作って、すぐに新しい企画を立てて。
そんな「行きた映画制作システム」こそがピンク映画だったとおもうんだけどな。
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