AIに「彼氏いるの？」ときく馬鹿な国に住むってことについて【小学生のスカートめくりが延々と】

こんばんは。ブログアパート管理人のサニーです。

セクハラセクハラとうるせえな。これじゃ職場がギスギスしてたまらない。
髪形をほめてもダメ、週末のことを聞いてもダメ。
リベラルがこの国をダメにしてる。

という最近言われた実際の発言を引用させていただきました（笑）

セクハラ、ねぇ。
難しいところあるとは思う。
女性社員とコミュニケーションしなきゃ！って重圧を感じたおっさんが、今まで持ってる方法論で切り込んだら、完膚なきまでに叩かれた、みたいな、ね。

女性だろうが男性だろうが若者だろうがじじいだろうが、コミュニケーションは難しいよ。
数打つことでしか「エラーを減らすこと」はできないかもね。

こういう僕も、セクハラ発言はする。
もちろん故意にではないけど、しちゃうときがある。
今日の胸、かっこいいとか。
前髪いいかんじ！とか。
いっつもシュッとしたブラウス素敵〜とか。

日頃から軽口叩いてる役に立たないジジイでさえこんなエラーをしちゃうんだから、普段仕事の指示しかしてない人にとっては「女子社員とのコミュニケーション」は売り上げを倍にするより難しいのだとおもう。

というわけで、女性社員ではなく「女性の姿をしたAI」で話しかけ方の練習をしてみよう！
ならよかったのに。

AIキャラクター「AIさくらさん」。ショッピングセンターや空港、企業のウェブサイトにも導入されているAI案内。
高輪ゲートウェイ駅でさくらさんが表示されるデジタルサイネージは、改札口のすぐ外側に置かれている。JR東日本の制服と「さくら」と書かれた名札を身につけた女性のアニメーションが、駅構内の地図や乗り換えなどを日英中韓の4カ国語で案内してくれる。

この話を聞いて「子供向けかな？」と思わない？
この国はこれを大人が使うんだ。
そこが一番不思議。

そこでこんな質問にはこんな答えをするというプログラムがされていて、またまた炎上商法にのっかってる。

――彼氏はいるの

「恋人ですか？　今はお仕事に集中したいので、考えてないです」

――スリーサイズを教えて

「ごめんなさい、よく聞こえなかったです」

…AIだよ。愛、じゃないよ（笑）
彼氏がいたり、スリーサイズがあるわけないじゃん（笑）

これには二重の勘違いというかミスがあると思うんだ。

まず、「彼氏のこと」とか「スリーサイズ」は「聞いちゃいけない」ってことがかなり一般的に認知されてるから本物の女性には聞けない。けど、AIだったらいいかもって視点。
昭和の時代なら普通に女子社員に聞いてたことが「セクハラだ」って認識ができたってことは進歩してるんだと思う。

突き詰めて言えば「文句の言えないもの」には強い。
自分が思いのままに「プログラム」することができるから、何やってもユーモアとして捉えられる。
これは相手が機械だからいいでしょ？AIに人権？笑みたいな発言に埋め尽くされてるツイートからもわかる。
その視点、考え方はきっと人間同士でもある。
「弱いもの」「文句の言えないもの」には圧倒的に強く当たるって思考。

もう一つはそういうセクハラ発言をされた時に「ごめんなさーい。よくきこえませんでしたぁ〜」と対処するのが望ましいとする「常識」というか「圧力」。
それが顧客に対するサービスだとしても、プログラムに入れる段階で誰も反対しないってこと。
決定機関が馬鹿なのと、反対意見が言えない感じと、さらにいうなら女性の側にも「そんな固いこといわんでも」というムードがあること。