お芝居友達の薔薇園花江さんのお誘いで、お休みの真昼間に自転車こいで。
暑い暑い。しかもグーグルマップの指してるところは住宅街。
へええ。こんなところに演劇やるスペースがあるんだあ。
きっと小屋の運営とか難しいし大変だろうけど、こうやってやってくれる人がいるから、発表もできるし、身にも行けるんだなあ。すごいな。
自転車を止めて、中へ。
真昼間にこんな住宅街の一室でお芝居見るなんてワクワクや〜
閏座単発公演
「スリップ」
出演: 大浦悠平 加藤真梨 薔薇園花江
作:文月奈緒子
演出:垣内大
あらすじ
人とぶつかっただけで、その相手と意識が入れ替わるようになってしまった男。
彼はたまたま出会ったカップルを弄ぶように何度も意識の交換を重ねる。
それぞれの思惑が交錯し、お互いの身体を奪い合うようになった三人の行き着く先は?
ぶつかっただけで、って言うのがポイントなんで、役者さん三人はぶつかるぶつかる!ぶつかりまくる。
相撲部屋のようにバタ!ドタ!
女装を趣味としてる男や
女性として生まれるべきだった男
男も女も入れ替わる。
付いてる付いてないは、そんな問題じゃないような気がしてくる(笑)
女装って、趣味、だよね。
生まれてきた「性」を否定することじゃなく。
まあ、楽しみの一つ。ゴルフやバンドとかと同じ。ストレス解消法の一つ。つまり、社会人として働くための栄養補給みたいなもん。
ただ、人に言いづらい趣味。
でも、性同一障害は自分の内側と外側がミスマッチしてるからつらい。
表面的には女装趣味と同じように見られるし、「オカマ」なんて言われる。
体という「入れ物」を見て、まず人は相手を認識するよね。
美人だとかイケメンとか、地味な顔とか背が高いとか、男とか女とか。
中身をひた隠しにしなきゃいけない人生は、ほんとつらいだろうなあ。
誰かと入れ替わることができたとしても、どうだろうか。
面白半分に美女と入れ替わってみたいとは思うけど、とりあえず僕はこの体でいいと思える。
それが思えない人が少なからずこの世界にはいて。
なんとかなるといいなあと思う。
こないだ見た「リリーのすべて」という映画ともつながるなあ。
>>>リリーのすべての感想はこちら
ギャハハと笑えるシーンが続いた後、「女の下着を着た男」を笑った自分の胸がちょっと、痛くなる。
そして「夢が叶った」瞬間からリスクは発動する。
とっても面白い脚本でした。
ただ途中で「ええとこれは誰が中に入ってるんだっけ??」とわからなくなるところもあったけど。
でもね。
人の人生を端から見てるってのは、「正確に理解する」なんて無理なのかもなあ。とか思った。
お芝居はセリフを100%聞き取ったり、ストーリーを把握したりだけじゃなく、見ながら「俺だったらどうかなあ」とか考えたり、役者さんの熱演に「肉体的にすげー」と感心したりして、見る方が脱線しちゃうのもアリだと思う。
こういう小さな部屋で、(怖くない)生の演技、体の動き、声なんかを体験できるのは、やっぱいいことだなあ。
みんな、ちらっと来てみればいいのにね。
でもお芝居に関わってる人の「熱」ってやっぱすごいね。
そしてやっぱり「変わり者」かも(笑)
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