AKIRA LIVE in FUKUOKA 〜魂の同窓会:友人の吉岡ゆうさんからのお誘いで
AKIRAというアーティストもよくは知らない。
フェイスブック等で発信される情報だけみると「自分では決して見に行かないタイプのライブ」かな?と思うくらい。
なんというかポジティブが溢れていて息苦しくなりそうな予感たっぷりだから。
ライブにおけるコール&レスポンスや手拍子などがとても苦手で。
音楽そんなもんじゃない!と思ってる。
人と仲良くするために音楽活動やってるわけじゃない!
そのくらいねじ曲がってってる僕が「それでいいんだよ〜OKOK」って言われるようなライブだった。
AKIRA LIVE in FUKUOKA 〜魂の同窓会:音楽ライブではなく「講演会」&「布教活動」
ライブというにはつらい音響や、曲の少なさ。
でもこの素敵な会場に集ってる人は別に「音楽を聴きたい」わけじゃない。
もちろん言葉にメロディーが乗ったものがあり、それを簡単な伴奏で披露するのは「ライブ」な感じがするけど、実のところ歌はイベントの主役ではない。
いろんなゲストが出て、いろんな人生を語り、下手くそな歌を歌う。
それこそがメッセージなんだ。
生きる姿のサンプリングを観客に提示し、「それも、これも人生」という。
歌を歌う、聞くってことは、何も「アート」に参加してるわけじゃなく。
その場で放出されるエネルギーを感じ取り、共有する喜びに満ちたものなんだ。
本来、歌は「宗教」であり、ライブは「布教」である。
中島みゆき教、ミスチル教、スピッツ教、エグザイル教。
数え切れないほど乱立した宗教。
では、どうして「宗教ぽさ」を感じると胡散臭いと思ってしまうのか?
それは「丸め込まれる」「絡めとられる」かもしれないという恐怖から。
それは全くの勘違いだったんだけどね。
何かの方向に導かれることもなく、「あなたはあなたの歩き方でいい」ということを再認識させてくれるイベント。
AKIRA LIVE in FUKUOKA 〜魂の同窓会:あっけらかんとした生命論。家族論。愛情論。運命論。
笑って生きようと必死になるほど笑えない。
勝つための方法を学ぼうとするほど勝てない。
いつも裏切られる。
いつもうまくいかない。
そのこと自体が「肯定的」に捉えらえて、負けるが勝ち!をていねいに教えてゆく。
AKIRA教はそんな宗教だと思う。
そして自分は世界の一部なんだから、自分が変われば「世界の一部が変わる」というすごくシンプルなもの。
全体主義に染まっていく2016年において、
今出会った人と交流しながら、自分をしっかり抱きしめてやろうという。
僕がもっともできないことの一つだけど。
AKIRA LIVE in FUKUOKA 〜魂の同窓会:友人の吉岡ゆうさんについて
このイベントのもっとも素晴らしいところは「主催をしてみませんか?」と広く訴えてるところ。
主催の吉岡ゆうさんは、もちろん音楽イベント主催のベテランではない。
開演前はとてもナーバスで、進行もおっかなびっくりなところもたくさん。
でも、「このイベントをやりたい」と思った人が、いろんな困難に負けず(時々はぐずることもあるかも)仕込みをし、告知をし、タイムテーブルを作り、進行し、さらに演奏もする。
一人の素人が、「強い愛情だけ」を武器にイベントを開催する。
その姿が一番、このイベントにあっていた。
彼の歌う世界観と一致していた。
「勝ち負け関係ないさ。なんでもやってみよう」
イベントをやるということと、イベントの趣旨がぴったり寄り添っていて感動的だった。
イベント会場に集められた
広島の原爆の火も
全盲の愛されキャラも
事故で障害を持った人も
事件に巻き込まれ傷を負った人も
この会場にいたすべての人に、生まれた意味と生きる理由とがあり
それぞれ違う形の重荷を運びながら、やがて死ぬ。
その一瞬のことを「人生」と呼ぶんだと教えてくれる。
ただ、それだけだと思えば、自分の中の厄介なプライドや苦手意識など、ぜーんぜん気にならなくなるかも。
僕のことを恨んでる人もいるだろうし
好きでいてくれる人もいるだろう。
僕が死ぬほど嫌いなあの人にも、存在する理由があり、僕にもある。
吉岡さんありがとう。
あなたが誘ってくれなかったら、僕はきっとこの世界観に触れることはなかったでしょう。
◆
◆
◆
◆
ちゅるっと毎日すっちゃうスティック!
鉄分補給で元気にきれいに!「ちゅるっとサジー」かわいすぎる健康食品がSNSで話題沸騰!プレゼントしても喜ばれること間違いなし!
ブログアパート「私の人生、私のもの」よんでくれてありがとう。
FACEBOOKページをフォローしていただけるとうれしい。
新しい記事をお届けします。
◆
◆
◆
◆