7/30 小さなお店でギターを弾いてきた。
エンタメ!を通して知り合った、息子と同い年のacaneさん。
彼女は毎週、路上で歌を歌ってる。
基本、カラオケを流して。
最初僕はその意味がわからなかった。
ギターやキーボードの弾き語りをする人は周りにいるけど、路上でカラオケで歌を歌うっていうのがわからなかった。
acaneさんはポップセンスのある「今風」な歌手。
絶対生楽器をバックに歌ったほうがいいよなあ〜とエンタメおさかさんと話してたら、
じゃあacaneとサニーでアコースティックやったらいいじゃん!て話になり。
彼女の持ち歌と、カバーと、オリジナル曲を共作した。
当日のライブは面白くて
普通にギターをバックに歌を歌うところもあれば、お客さんにリクエストしてもらって、いきなりアカペラで歌うなんてコーナーもあったり。
お客さんも、いつもライブハウスに来る年輩方もいたけど、若いacaneさんと同世代の人がたくさん。
路上で歌ってる彼女を知ってる人のようだ。
ライブハウスではあまり見ない、和やかな雰囲気の中、イベントは進行していく。
ふと、気づいた。
ライブハウスで歌うことだけでは、若い子たちに「歌」は届かないのではないか?
2000円くらいかかる料金も
ちょっと怖そうなくらい部屋も
アルコールも
10代の子供達にとっては非常にハードルが高い。
歌は誰かに歌われて
「私もあんな風に歌いたい」と思われ、伝承される文化だと思う。
僕らの小さな頃は歌番組も盛んで、アイドルもバンドも演歌も外タレも、同じ枠でTVで歌ってた。
生歌ではないけど、いろんなタイプの音楽があって、その中で「あ!これ好き!」と選別する楽しみがあった。
と言うよりそれしかなかった。
今はyoutubeに全ての音楽がある。
TVの歌番組はジャニーズとAKBとエグザイル系ばかり。
歌が、続いていかない。
歌手が続いていかない。
10代の若者にとって「生の音楽と出会える場所」は路上しかないんだ。
そこでは、僕ら古き人間にはわからないコミュニケーションと文化が生まれてるんだ。
acaneさんとはらひろこさんのこのイベントで、「なぜ彼女たちが路上で歌うのか?」が少しわかった。
歌を、同じ目線で伝えたいからなんじゃないか?
僕はステージの上から、お金を払った人にしっかりと聞かせることが「責任」だと思ってた。
だからこそ命をかけるべきだと。
でも命をかける音楽ばかりじゃないはず。
パンクロックが大きくなりすぎた産業ロックへのカウンターだったのと同じように
路上文化は「ジャニーズAKB企業歌」へのカウンターなんじゃないだろうか?
僕自身が路上でやろうとは全然思わないけど、理解できないと決めつけるよりは充分に観察したほうがいい。
数年後のムーブメントの主役が、今初めて歌と出会い、歌手を目指し始めてるかもしれない。
すごく貴重で楽しいライブだった。
呼んでくれてありがとう。acaneさん。
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