映画を観たあとマンガをもう一度読み返して、最終巻(というか最終話)のおんなじところでやっぱり号泣。
原作は『失恋ショコラティエ』の水城せとな先生です。
(せとな先生大好きなんです…セトナーなんです私…)
この2作、別々の雑誌に同時進行で連載されていましたが、もともと私は断っ然ショコティエ派。
というのも、『脳内ポイズンベリー』は、主人公のいちこちゃんがとても苦手で…。
ショコティエのヒロインであるサエコさん(ドラマで石原さとみちゃんが演じていました)も、たいがいすごい女の子なのですが、それ以上にいちこちゃんが苦手で…。
しかし!!
脳ポイは、完結したあと、最終話を読んだときの、衝撃がすごかった。
それはもう、ショコティエ以上に大泣きしてしまったのでした。
『脳内ポイズンベリー』は、櫻井いちこという30歳のある女性が、恋をするとき、その頭の中で行われている“脳内会議”を描いたお話です。
とにかく原作のいちこちゃんは…ひどい。映画以上にいろいろひどい。
このお話に限らず、水城せとな先生のマンガは、「フィクションわーい」っていう甘さが全然ないのです。
マンガなのに、物語なのに、読んでると否応なく自分を見つめさせられてしまうし、
あるときには刺さりすぎて、「つらい…読むのつらい…」ってなります(笑)
いろんな人の深い部分を暴いてしまうから、苦くて、ときに苦しい。
でも、そこがものすごく面白いのです。
少女マンガだけれど、男性にもオススメしたい。
もし、いちこちゃんにイライラして途中で読むのをやめてしまいそうな私のような方がいらしたら(笑)、ぜひ最終話まで読んで欲しいなあ。
全5巻(完結)なので、未読の方もお手に取りやすいかと。
私はせとな先生ファンでありながら、ラストまで読んだときにようやく、この作品が本当に愛しくなりました。
大人の女性が読んだら、これまでの恋と、がんばってきた自分を思い出して、もんのすごく沁みると思う。
最後にいちこちゃんはある大きな「選択」をするのですが、
私も、いちこちゃんとは全然違う状況ながら、全く同じ理由で、全く同じ「選択」をしたことがあって。
だから、読んだとき、あのときの自分の勇気とがんばりを、肯定してもらったような気持ちになったのです。
背中を撫でてもらったような。
もちろん、いちこちゃんの選んだ道は全ての人にとって正しいとは限らないし、
そもそもいちこちゃん自身にとってすら、正しいかなんてわからないけれど。
でも、だからこそ、「自分で決める」、ということ。
他の誰でもなく、自分が自分の人生の舵をきるということ。
『脳内ポインズンベリー』という、一人の女性の、ある一時を切り取ったこのお話に描かれているものは、
どんな人にも通じる、これからを生きてゆくための、人生の大きなヒントだと思うのです。
さてさて、映画の方もとっても素敵でしたー。可愛かったあー。
クリープハイプのあの曲を聴くだけで胸がきゅうっとなる。今は。
なので、次回は映画の方のお話を。
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