馬出ブローイン。
オリジナルの歌だけで勝負するお店。
昨日のメンツは
- 高橋プランクトン
- 8月
- ATAMANAX
- 田代裕之
- サニー
爆発する失恋血便男(笑)高橋プランクトン。
「きょうは一人でやります!」とサポートを丁寧にお断りされたステージ。
さすがに!素晴らしい。
こないだのライブを見た人が「高橋プランクトンは何かを超えた!」と言っていた通り。彼は変わった。
最初に見た頃の彼の、バージョンアップ。
燃えてた。
失恋パワーか、血便パワーか?
8月は意外にも爽やかな夫婦デュオ
デジタルズのご主人と、奥様。
謎の宮崎弁を駆使しながら、キーボードとベース。
曲が全部、オールドタイプの黄金コード進行なのに「古い、もっさりした感じ」がなくて、若々しい。ここすごく重要。
そんなに若くはない彼ら(僕から見たら若夫婦だよ)のオクターブコーラスや、歌われる清々しい世界。清涼飲料水。いい意味でのね。
透明感ではなくて、ニューウェーブをくぐり抜けてきたロクンロール。
シンプルで楽しく、可愛い曲の連打。好き!
田代くんカホンで参加した曲、すごい楽しい!
ATAMANAXはフリースタイルラップ。格段に成長してた
彼が10代の頃から「切れ者が出てきたな」と思っていたんだけど。いろいろあって、本当にいろいろあって人間界に帰ってきた。ATAMANAXとしての最初のライブをここで見たんだけど、それと比べてすごくよくなっていた。
緩急もあるし、世界も広いし。
何しろ「身一つ」で切なさから怒りまでをライムに乗せる。
ああ、今、20歳だったら、絶対こういうのをやる。
そう思わせてくれるラップ。
ヒップホップは悪魔の音楽JAZZと人間の音楽BLUESから生まれた最新型の音楽で、ロックやポップスにはない「ヒップ感」があって好き。
家で聞くのはもっぱら洋物・和物ラップだったりする弾き語りのおっさんのハートをガッチリ掴む。
QNというヒップホッパーが好きなのも同じだったりする。
どんだけ若作りなおっさんなんや!と言われてもしょうがない。かっこいいんだよフリースタイルラップ。
とにかく暑すぎる田代裕之。クーラーの効かない男
ほんともう、熱い。暑い。
唸り声から澄み切って20キロ先まで届くかのような歌。
かき鳴らすギターと繊細なアルペジオ。
前向きな熱い弾き語りならナンバーワンだ。
技術の熱量がすごい。
つまり僕とは全く違う方向性ってこと(笑)
これでもか!これでもか!とジャギジャギのギターを鳴らす。
マイクなんてなくていいよね。
どうして彼はこんなに前だけを見てるんんだろう。
どうしてこんなにエンジンを吹かせるんだろう。
ステージは猛烈なタイフーン状態で、お客さんをどんどん巻き込んでいく。
そして、次が僕。
丸塚さんから「クールダウンして締めてください」という要請でのトリ。
ううむ。
6本の物語を、それぞれの色でやろうと思ったが。
この場の空気を沈めるにはちょっと違うと判断したぼくは、
「2曲減らして、途中に怪談してもいいですか?」
と確認。了承していただいた。先日の恐怖体験話を少しコンパクトにまとめて話した、
セットリストは
- ブルーフラミンゴ
- チョコレートバニラ
- ブルージーンズベイベ(新曲)
- 怪談*田原坂
- サマーブリーズ
新曲のブルージンズベイベは、ある人とのコラボレーションから生まれました。
「ブルージーンス」をテーマに曲を競作する。
ブルージーンズといえば
「アメリカ人が洗いざらしのデニムを履くけど、パリジャンはきちんとアイロンをかける」という話をジェーンバーキンが話していたのを思い出し。
フランスの歌にしようと思った。
コート・ダジュール・ドライブのように地名を入れようと
で、インターポール本部のある「リヨン」にしました。
そこから作った、ノスタルジックなポップス。
改良の余地ありです。
怪談で冷えていただいて、夏の歌「サマーブリーズ」で着地。
失恋くんに贈る「君の香りが遠くへ」という歌です。
夏をテーマにしたCDを来年の夏に出そうかな(笑)
それにしても、異様にバラエティー感のある夜だった。
楽しかった。
変化球がいいところに決まったのかな?
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