ネイティブアメリカン=マイノリティ?【自分が多数派だと思い込む不思議】高石純二くんと僕は全く違う

自分とは違う人たちを、僕らは品定めする。
なにがちがうのか?その考え方、生き方は「正しい」のか?常識に照らし合わせておかしくないか?

自分の属している、もしくは思想が似ている人たちと集まっていると「多数派の中」にいるような錯覚におちる。自分のやってることが「普通」で「正しい事」だと思ってしまう。

 

先日、スリーピードッグのライブを見に行ったんだけど通常の「音楽」ライブとは少し違っていた。

スリーピードッグの前に高石純二くんがミカイさんのサポートで出ていた。

素晴らしいテクニックと、「こういう音を作りたい」と言うビジョンがはっきり見えていた。
そう。
草や木や水。
大地と地続きなサウンドだった。

ミカイさんは自分の体験や、経験に基づく歌を作り、その世界を広げたりピントを合わせたりぼかしたりするのが高石純二くん。

久しぶりに見た彼の技量はものすごく圧倒的で、ぶれない世界を構築していた。

 

彼は「絡まる」と言う歌を作った。

人と人が出会い、絡まり、変化と強調をうむという歌。違う者同士が触れ合うことで、新しい何かが見つかる。

 

つまり、僕とは全く違う。
180度違う人というのになかなか会えないけど、高石純二くんはまさにそうだ。
そして「その道を求める」という点において、すごい高さだ。
僕もそうありたいと思っているし、努力してる。

 

僕は人と人との別れを歌う。
去りゆく人、去られる人。消えてゆく心を歌いたいといつも思う。
ミカイさんの求める「枯れていく人生」ではなくて、どろどろに腐っていく死を求める。

僕は化学合成された薬漬けで、食品添加物を食べる。
地下室にこもり、おはようもおやすみも薬次第。

 

高石純二くんを見てると「ああ、僕はこうなれなかったなぁ」と思う。
音楽の出どころと向かうところが違う。
音楽を鳴らす「高石純二」という楽器が全く僕のとは違う。

 

だからすごく興味深いし、感動する。
その全く違う音が「他の星の言葉」のように聞こえる。
素晴らしい。

 

僕は、母なる大地について考えたことがあまりない。
自分の生きる権利が「正式に剝奪される」ような目にあったこともない。
その権利を守る運動をしたことがない。

違う、ということに直面した時、僕らは

  • 目をそむける
  • 見ないふりをする
  • ちがいをあげつらい攻撃する

そうじゃないにしても

  • どこか同じところを探そうとする
  • 共通点を探すふりをして相手を説得する

そう。それがまるで「正しいほうへ導く」ようなきもちで。

 

それは全く違うことだ。

ぼくとあなたに、共通点や共通言語、分かり合える部分などなくていいんだ。
ぼくらはそれぞれ「違ったまま」そこに存在し、違う理想に向かって努力していく、それだけでいい。

今日思ったことはそういうこと。
大切なのは違った考えの違った人たちも、生まれて、何かのために戦い、いつか死ぬということ。

共感ではない。
共生でもない。

別々にそれぞれが生きること。

 

僕らを分断する宗教・神様。

生まれた瞬間はただの「人間」なのに、後付けていろんな傘下に入る。
多数派と呼ばれるものに。

よそから見たら、空から見たら、多数派は自然。natureだよな。
あとはみんなマイノリティー。

 

ロンゲスト・ウォークについて初めて知った

昨日のイベントのテーマである「デニス・バンクス」というひとを僕は知らなかった。

1970年代アメリカ政府ではインディアンの保留地の保留を解消し、自治権を剥奪するための絶滅法案が続々と上下院に提出されていた。信じられないような気もするし、ああ、あの国やりそうなことだとも思う。

アメリカインディアンの「民族存亡の危機」に際しデニス・バンクスは「民族浄化」に対抗する手段として「平和的な抗議行動で全米の注目を浴びる以外に方法はない」と

サンフランシスコのアルカトラズ島からワシントンD.C.まで、徒歩で大陸横断する「ロンゲスト・ウォーク」を行う。

1978年2月11日に行われたロンゲストウォークにはインディアンだけでなく黒人や白人、東洋人、世界中の民族、平和団体が参加した。

日本からも日本山妙法寺大僧伽も参加したという。

この行進は5ヶ月に及び、4000人に参加者を増やした。ロンゲスト・ウォークはワシントンD.C.でゴールを迎え、インディアンたちはホワイトハウスの門前に和平のティーピーを建てた。この平和的行進は全米の反響を呼び、多数の上下院議員らの賛同を得て、「インディアン絶滅法案」を廃絶に追い込んだ。

 

人は自由だ他t理、信念を持って生きる人を見ると不安になるのかもしれない。
誰かを傷つけた人は「いつか仕返しされるかも」と怯えて生きるのかもしれない。

 

あ、スリーピードッグについて書くスペースがなくなった。
たくさん写真を撮ったので、それはまた明日。

 

【609号室】ガーリーおじさんはまったく役に立たない2017





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