抜け出せない、抜け出さない《バードマン(あるいは無知のもたらす予期せぬ奇跡)》

間が空いてしまいました!きむらです。

 

皆さん、梅雨に入ったり入らなかったりですよ!

梅雨は洗濯物が乾かなかったり、傘で移動が面倒だったりしますが、僕は雨の匂いが好きなのであんまりイヤでは無いです。

雨の匂いは、アスファルトの湿った匂いとか、草木が濡れた時の独特の匂い。

あじさいも結構見かけるようになったし、これから何週間かは雨とお付き合いせねばなりませんね!ふぁ~

 

突然ですが、皆さんは、映画を観た後、余韻からすぐに抜け出せますか?
土曜日、かなり出遅れましたが「バードマン(あるいは無知のもたらす予期せぬ奇跡)」を観て参りました!

 

 

(※ネタバレはしませんが、シーンごとの特徴とかを書くので、一応注意で!)

 

BGMは基本的にドラマー:アントニオ・サンチェスによるもので、早速オープニングからカマしてて震えました。

サンチェスのドラミングを今までの人生でちゃんと聞いたことが無かったことを悔いたくらいカッコいい演奏を2時間堪能させてもらいました・・・・ふへへへい

 

ストーリーは、

昔「バードマン」という映画で大スターになったものの、その後上手くいかない役者の復活をかけた舞台を中心に起こる人間模様を描いた映画、といった感じ。

宣伝とかで、もっとヒーロー色や復活を重視させているかと思ったけど、そうではなくあくまで起こっていることを写している半ドキュメンタリー的な映画だった。

 

設定も結構王道な感じで、プライドの高い主人公が様々な出来事でブチ切れてめちゃめちゃなことをする!みたいな流れで、

例えるなら「優しいブラック・スワン」、「穏やかなキューブリック」って具合。

 

 

カメラワークも特徴的で、

ワンシーンが終わるときに、去っていく人にカメラが後ろからのっそりと着いていったり、翌日への場面転換のときに一度カメラを空とビル、アパートなどに向け、カメラ固定のまま足早に夜が明けていったり。

思っていたイメージと違う映画でしたが、凄く面白かったです!DVDはもちろん欲しいっ!!

 

 

 

んで、5月の半ばには「セッション」を観てきたわけですが(これも一応ネタバレしちゃうかものなので注意で!)

セッションは完全に狂気映画でした。観ながらきむらは泣きました・・・・。自分の無力さや情熱の足りなさとか、何もかもに対して自信を喪失する勢いでショックな映画でした。

逆にセッションは長々と感想が言えない映画です。ドラムをやっていたり音楽をやっている人はみんなこんな気持ちで見ているのではないでしょうか・・・・笑

BGMのつくりはサイコーでした。こちらも基本的にはドラムが鳴っていて、それに耳鳴りのような音が鳴っているくらいのもの。

人を不安にさせる、又は苦しい気持ちにさせる上で上手く作られたBGMでした。

 

長々と映画の感想を書きましたが、もう一度書きます。

皆さんは、映画を観た後、余韻からすぐに抜け出せますか?

 

 

僕は全然抜けなくて、下手すりゃ半年くらい余韻が残りっぱなしなこともありました。

今回も電車に乗って家まで帰り着いたわけですが、電車を降りてあくびをしたときも、心のどこかで、

「映画の電車を降りるシーンを観て、自分が席であくびをしている?」と思っていたり。

 

映画からすぐに抜け出せないんですよね。

そして、このまま抜け出せなくてもいいと思っている。

 

僕は自分にあんまり自信が無い方です。

だから突然「あれやってよ!」と振られても、「今からテストをするから、並んで」と言われても3番目くらいに並びます。

そんな自分に嫌気がさしながらも、そんな自分を変えてくれる決定的な何かを待ち望んでいる気がするんです。

 

「映画」ならそれが起こるから。

 

でも、その「映画」の主人公にしか、その何かは訪れないことに、最近気がつくわけです。

家族が死ぬとか、大きな事件に巻き込まれれるとか、突然変な女が現れて変なカプセル飲んで鏡がビヨーーンってなったりとか。

 

じゃあ、僕が主人公じゃなかったら?

決定手的な何かは、訪れない。

今僕が抜け出せていない「映画」の主人公は、さっきすれ違った男の子かもしれないし、駅にいる美人な女の人かもしれないし、通りでさびしそうに座っていたおじいちゃんかもしれない。

 

 

僕が今存在している「映画」は、誰が主人公か分からない。

でも、この主人公不明の「映画」はサイコーに面白くて、スリリングだ。

僕は名脇役かもしれないし、乗客Aとか観客Aみたいな端役かもしれない。

でも永遠に「かもしれない」が続く世界では、何者でも居られるし、それはいつだって変えることができる。

 

だから、僕はこのうだつの上がらない自分に根拠の無い可能性を思いながら、

この「映画」からは抜け出せないし、抜け出さないでいよう、と思う。





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