前回の続きです。
【彼女たちのコトバ】 AKB総選挙(上)
総選挙に涙はつきものですが、そればっかり見せられると醒めてくるのも事実。
そんな中、印象的だった涙は、“ぱるる”こと島崎遥香(9位)です。“塩対応”キャラで出世し続け、ついに“神7”に入った昨年ですら、わずか1分しか喋りませんでした。それが、初めて順位を下げた今年、冒頭、涙で言葉を詰まらせたのです。
悔しかったんだね。こらえきれないくらいに。
顔を上げたあとは、こわばった表情のままファンへの感謝を述べ、さらに「同期であり、次期総監督の横山由依と共に、AKBの第二章を作りたい」とキッパリ。
「私」ではなく「公」、「個」ではなく「全体」を重視することが美しいのかどうかはさておき、普段クールな子がむき出しの感情を見せ、仲間への思いを吐露する姿には、やはりグッとくるもんがあります。
最後、「去年よりは長くしゃべれたと思うので、これで終わります」ってオチも小気味いい!
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もう一人、前年の4位から5位へと順位を下げた松井珠理奈も見ものでした。階段を降りる足元が危ないくらいに号泣しながら壇上に立ち、号泣しながらスピーチを始めたのですが、なぜか後半、急速に立ち直って
「(この悔しさを経て)今、すごく燃えています!」
と目をらんらんと輝かせるのです。す、すげー変わり身!
こういうガッツがあるからこそ、集団に埋没せず抜きんでてくるんだなー、と妙な説得力がありました。
連覇を掲げながらの3位という結果は受け容れがたいだろうに、渡辺麻友のスピーチは素敵でした。
一昨年の3位のときも堂々としていたのを覚えてます。負けてなお、かっこいい!
今年も、昨年の1位を回顧してファンに感謝しつつ、「(前田敦子がサプライズで登場した直後なので)出づらい!」と笑いつつ、「現状に満足せず上を目指す」と述べつつ、「(2連覇は)正直難しいかなと薄々かんづいていたので、まあしょうがないですね」とあきらめつつ・・・
一見、とっちらかったスピーチなんですが、非常によどみない・・・というか、なんだか
漫談
みたいな口調で、すごく面白いんです。
とっても悔しいんだろうな、でも、みじめに振る舞いたくないってプライドがあって、結果、こういう喋りになるんだろうな。
正統派のアイドル然としてるけど、すごく個性的な子だなと思います。
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毎年、安定して上位に入る柏木由紀。押しが強いタイプじゃないんですよね。
「てっぺん獲ったるで!」的にガツガツ感、皆無。そんな彼女が2位ってちょっと不思議な気も。
スピーチもサラリとしたもので、毒にも薬にもならないような印象もあるかも・・・?
でも彼女は“サラッと”の裏ですごく地道にがんばっていて、そのがんばりをアピールせずにサラッとできる人なんですよね。だから支持される。
トップ3常連の人気メンバーなのに、大阪やら新潟やらの「支店」に飛ばされることも、サラッと受け容れて。
「大阪でたくさんのことを学びました」
「新潟も絶対成功させると使命感に燃えています」
あくまで、「サラッと」言うのです。
握手会でメンバーが襲撃されるという衝撃的な事件後だった去年の総選挙でも、「ファンの人と直接触れ合える握手会はとても大切な場所」だと、「あたたかいファンのみなさんがこれだけいれば、きっとまた再開できるはず」と、ナイーブな問題について柔らかい笑顔でサラッとスピーチしてました。
総監督の高橋みなみを始め、常に「全力」をアピールし、それが悲壮感につながって見えるメンバーが多い中、このサラッと感は稀有な個性。芯がないとできないことだよなー
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ご、ごごごめんサニーさん皆さん、終わらせきらんかった。
もう1回だけ続けさせてくださーい! どんだけ語るん、自分。
つづく
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