ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス:パンクはファッションだ
パンクロック。
現在53歳の僕と同世代の「ちょっと道を外れてしまった人」にとっては甘酸っぱい言葉。
セックスピストルズの衣装を作ったヴィヴィアン・ウエストウッドという名前はずっと頭に入ってた。
でもこの遠い島国日本では今から30年以上前の1980年代には忘れ去られてたような気がする。
今では誰もがあの宇宙船のような王冠のようなロゴの小物や何かを持ってるけどね。
このドキュメンタリー映画ではヴィヴィアンがパンクで1発当てた後、フェードアウトし(させられ?)ふたたび表舞台に現れるまでのことが書かれてる。
そして、知らないことばかりだ。
パンクの女王と言われ続けて、順風満帆な「反逆人生」のようなイメージがあったけど、全く違った。
世界から蹴飛ばされ、捨てられた時代があった。
TV番組でバカにされるヴィヴィアン・ウエストウッド。こんなの本当に??と思えるくらいの屈辱的なシーン。
怒りをあらわに大暴れ!なんていうわかりやすいバカじゃないからこそ、クイーンになれたんだろう。
ゴッドセイブザクイーンだ(笑)
パンクはファッションだ!流行モノだ!と、パンクをけなす意味でよく言われた。
でもファッションは世界と対峙する一番簡単な方法だ。
社会を変えるメッセージを送ることも、個人的な思いを表すこともできる。
そういう意味でパンクはファッションだ。
ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス:自分のことは自分でやる(やれるだけ)
ヴィヴィアン・ウエストウッドと一時代を築き上げたマルコムマクラーレンのメッキのハゲるエピソードが笑える。そして僕はそういう情けなくてかっこ悪いマルコムにシンパシーを抱いてしまう(笑)何も持ってなかったのに何かを持ってると勘違いした男。サイコーだ。
ヴィヴィアン・ウエストウッドの私生活にも創作にも長い間寄り添い続けてる男がいたなんて知らなかった。
息子があんな風なことも知らなかった。
ドキュメンタリー映画はドラマチックではない分、面白いし、その人の話を直接聞く機会のない僕らにとってはとてもありがたい講演だ。
会社の拡大路線に反対する彼女。
自分の目のとどかないところで何かが起きるのが我慢できないのだろう。
すごくよくわかる。
世界の主な都市に出店してる大企業なのに、全てに目を通したがる。
しかも仕事だけでなく「活動家」としても忙しい。
2012年より熱帯雨林や北極を訪れ、環境保護活動に体を張って取り組む姿も映しだされる。
どうして人は偉くなると環境とか地球とか人道支援とか言いだすんだろうと昔は思っていた。
でもきっと、人はそんなもんなんだと思う。ある種の人は。
身の回りの問題に怒り、それを一つづつ片付けていくと、到達するのは一番難しい問題。
この星で生きていくという問題。
それに対しても、戦車に乗ってイギリス首相官邸へ抗議を行うなんていう「ポップカルチャーからの一撃」というシャレが効いてるんだけど。
ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス:彼女の服を買っていた時代
1990年代後半かな?
天神にあったヴィヴィアン・ウエストウッドの店に行くのが好きだった。
数万円もするシャツ。十数万円するコートなどのアウター。
夢だった。
もちろん購入もした。バブルは崩壊してたはずだけど(笑)
ヴィヴィアン・ウエストウッド。
僕にとってはピストルズだけど、妻にとってはかっこいいデザイナー。
そういう感覚なのが面白かった。
勢いでプレゼントしためちゃくちゃカコイイコート。
あまり着る機会がなかった。
なにせ、目立ちすぎた(笑)
そういう青春の甘酸っぱさも思い出せる素敵な映画だった。
人生はDIY。
自分でやれることをやる。
ケイト・モス
なんかキュンとする。
時代かな??
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