ブローインLIVE【歌は誰のもの?演奏会は誰のもの?】誰かに届いてこその音楽だとしたら

こんばんは。私の人生、私のもののサニーです。

 

先日、土曜日。毎月呼んでもらってるブローインのライブに出演しました。
ブローインが僕の学校です。
これは間違い無く言える。

初めてソロで、レギュラー的に歌うようになった時からもう数年がたちました。
ここブローインで出会うミュージシャンたちの「オリジナルな歌」に引っ叩かれ、どつかれ、手を引っ張ってもらいました。

この日のメンバーは

  1. アシッドショウ会
  2. ATAMANAX
  3. 彦坂達樹&みっちぃ
  4. サニー
  5. いすけ

というラインナップ。アシッドショウ会こと長田さんとは同い年だ。

長田さんの歌には毒と希望がある。
笑ってしまうへんてこなギターワークと、核心をつく歌詞がぐっちゃぐちゃに押し寄せてくる。
とても真面目で「イカれてない」楽曲。
ギターでカウントを取るたびに「闘牛士」のように走ってゆく

 

ATAMANAXが28才になったと聞いてびっくり。初めて会った時は文学アート青年(少年ともいえたかも)で、その危なっかしさと鋭利な刃物のようなオーラと(それが時に反転して自分自身に向いてることが多々あった)が印象深い。
今の彼は「ブライトネス」だ。ダークネスのかけらはあるけど、明日へ、天へと向かおうとするエネルギーに満ちてる。
泥の中から伸びる一本の睡蓮のように。
この日はすこし肩に力が入っていたようだったけど。それもこれも全てがアタマナクスだった。

 

彦坂達樹&みっちぃ

タブラがブオンブオンなって、ギターがザキザキとなる。
ポジティブなエネルギーに溢れてた。
弦を切ってもすぐ貼り直す。すごいなぁ。
いすけさんもそうだけど、「体自体が楽器」というタイプの人にはほんとうにかなわない。
羨ましいなぁとおもう。

頭から最後まで、フルスロットルで歌い、弾く。
躍動感!!!

 

サニーはいったんおいといて

 

いすけ

この日はMCに力を入れる!との宣言のもと。
力強く、未来の扉を「こじ開ける」歌の数々。しかも、マイクなんていらないくらい通る声。
道の向こうにいる人にだって届く。
リズムをガチッとしめたロックンロールを聞かせてくれた
会場もヒートアップ、しゃべりも楽しく。
音楽が生きていた。これが「LIVE」なのかもしれない

 

 

この日の僕は、沈み込んでいた。
毎日目に、耳にねじ込まれる悲しいニュースで、最近心がズタズタだ。
楽しい、生きる活力になる、「明日も頑張ろう」と思える歌が、ぜんぜんない。
つまり「聞いてる人に、なんの得もない」うた。

僕は自分が感じたことを歌にして歌う。
でもそれは「ライブパフォーマンス」というものを見せる「ライブハウス」でやらなくてもいいことのような気がした。
聞いてて気分悪いんじゃないかな?と不安になる。

僕自身は自分の書く歌よりはネガティブじゃない。
そこまで暗い男じゃない、と思う。
ただ、暗いニュース、切ないニュース、成功しない人間、そんなものばかりに興味が湧き、歌にしてしまう。

 

 

誰かに歌う、という姿勢があまりにもないんじゃないか?

自分で流した血を、自分で輸血するような気持ちになった。
とくに、この日のブローインでは。

 

世間は(世間ってなに?笑)暗い。
新型ウイルスが分断した僕らの社会は、いがみ合ってばかり。嘘をついてばかり。
そんな世の中だからこそ「明るい歌」の役割は大きい。

先日佐野元春さんが言っていた。「ポップスってのはいついかなる時も、聞いた人の心を軽くするもの」だと。
僕の音楽と全く逆だ。
僕はポップスが好きなのにな。

ただ、自分の歌をうたう(誰にも届かなくても)ってのは、僕に残された最後の食事だ。
誰かの心に届きますようにと思って、歌を作ったことはない。
そこで「僕」という一人称で歌われる歌は、「僕」ではない架空の誰か。
誰かの短い物語を4分弱の歌にする。
そうすることが、僕の呼吸がわり。

山のようにつくったまま放置されてる楽曲。
それを「まとめる気力」がないのは、
「まとめても誰が聞く?」ってのと「その歌はその当時の自分の歌だから、もう寝かせておこう」っておもうから。

 

お客さんのえるくさんに描いてもらった。素敵!

 

半分生きてるのに埋められる歌。
自分自身。

ただ、歌という形をとるなら、誰か聞く人(多い必要はない)に届いてこそ、意味があるのじゃないだろうか?
イエス、とも、ノーとも、僕自身が言ってる。

 

こんなグズグズした文章を誰が読みたい?(笑)それとおんなじだな。
僕の歌は、僕の文章は誰かの傷にも薬にもならない。
僕の薬に、僕の傷になることは100%間違いないんだ。

だから、歌うし。ギターを弾く。
音楽のなかでうごめくキャラクターが好き。
その何百というキャラクターのなかに、バラバラに砕かれた僕がいる。

 

 

「ライブでお客さんに歌を届ける」ということと「自分の治癒のために歌を作る」ってことが、いつがどっちも「ふっ」といい決まりどころに決まるといいな。
そう願ってるし、信じてる。

 

【801号室】ガーリーおじちゃんは全く役に立たない2020





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