岸辺露伴は動かない:感想【ジョジョのジョの字も知らないけれど】菊地成孔の音楽の品格と飯豊まりえのかわいさよ

こんばんは。
NHKってドラマはニュースは政府広報がすぎるけど、ほんとすごいよね。やっぱ予算かな。

 

なんだか評判になってた「岸辺露伴は動かない」というドラマを見た。
録画したのを何度も見た。
いやー、飽きない。
録ってたドラマを見た後消さないことはあまりないけど、これは消さないかも。
(そういえば「長いお別れ」も消してないか)

 

 

「岸辺露伴は動かない」
主人公は荒木飛呂彦氏によるマンガ『ジョジョの奇妙な冒険』第4部の登場キャラクター・岸辺露伴。
彼が未知なる怪異や謎に遭遇するストーリーを描いたもの

さて、ここで少し引く。
なぜなら僕は「ジョジョの奇妙な冒険」を見たことがないし、荒木飛呂彦の絵が苦手だ。
大丈夫なんだろうか?
おまけに高橋一生も苦手だ。

うーん。

ま、見てみよう。

 

僕が見たのは2−3−1の順番。
なぜなら第一話は忘れてて再放送を録画して見たから。

 

おもしろいやーん。

 

 

第二話の高橋一生&森山未來のうざったい過剰な演技。
漫画だって思えばすっきりするほど吹っ切れてるふたり。
水を得た魚のように生き生きと演じてる。
この「演技のでかいふたり」に、普通の機微をやらしちゃダメだよね。

 

第二話「くしゃがら」は担当編集者から「くしゃがら」という言葉は使用禁止だと言われた森山未來演じる漫画家が、その言葉が気になってしまい「好奇心」の魔物にむしばまれていくというもの。

テンポもいいし、「気になり始めたら取り憑かれる」感じすごくよかった。
何しろ「衣装」「ロケーション」「音楽」が素晴らしかった。

岸辺露伴のシャツとサスペンダーも最高にかっこいいし、なによりも編集者の泉京香を演じる飯豊まりえのかわいさったら!
足の長さを強調したオートクチュール。薄い体をフワフワの袖や襟でカバーした服。
すばらしい!

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彼女のキャラクターも

  • めげない
  • 人の話を聞かない
  • 切り替えが早い

という素敵なトリプルA。

漫画は多分見ないと思うけど、このキャラクター最高だ。

 

 

そして菊地成孔の音楽、というか「劇中音」の素晴らしいさ。
今回のためのオリジナルなんだろうか?
菊池のいつもの「弦楽とバンドネオン」の緊張感と気品あふれる音に痺れた。

劇中音は「音楽である必要」はない。
あくまでストーリーを転がし、シーンを「耳からの情報で助ける」ためのものだから。
劇を盛り上げる音楽になろうとして、クソで汚すようなものが本当に多いので、今回の菊地成孔の仕事ぶりに「ああ、やっぱこの人に一生ついて行こう」と思った。

 

 

その後見た「第三話」「第一話」もそれぞれ趣向の違ったいい話だった。
ゲストの役者さんも素敵で。

ふんわり彼氏役の中村倫也もよかった。
僕はほぼテレビを見ないし、日本の映画には辟易としてるので、日本の役者さんを見る機会が少ない。だからほとんどが「初めて見る人」で、他にどんな仕事しているかしらないけど。

 

 

他の話では顔がざくっと切れてページがめくれるようになるんだけど、「第三話」の本の見せ方もよかった。お話に合わせてディティールを変えるのってリスクもあるだろうけど、あの飛び出す絵本はかわいかったし、気持ちよかった。

 

たった三話だったからかもしれないけど、完璧に面白かった。
美しい絵がたくさんあったし、キャストの少なさもよかった。
タイアップの主題歌もないし。

 

 

いい仕事に恵まれる役者さんってどのくらいいるんだろう?
印象的なヒット作に恵まれても、その後お茶の間に消費されていくだけのような気がする。
(橋本愛なんか、かなりいいバランスで生き残ってる気がする)

映画も誰が作ってもいいような原作ものや高校生ものだし。
今回の「岸辺露伴」の高橋一生もカルテットがなかったらどうだったろうか?その後の彼を見てないからわからんけど。
いい仕事を選びながら、細く長く、しっかりと役者をやっていくのって難しいだろうなぁ。

とにかく品格のあるエンターテインメントだった。

 

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