いやあ。ヴァンパイアはいいよ。素敵。
もうロマンチックの権化。
美しくて青白くてゴージャスで旧時代的で。
夜が好きで、日光がきらいで。
ヴァンパイアには設定がいろいろある。
血しか飲めないものとか
ワインとかも飲むのとか
きのうみた「美しき獣」(邦題がねえ・・・安いVシネぽい)
これはゴージャス系。
人の生き血を飲むのを「文化的ではない」と思ってる姉ヴァンパイアと、自由奔放な妹ヴァンパイア。
そうはいってもお姉ちゃん、メロメロした男を噛んじゃって、仲間にしちゃうんだけど。
セックスシーンがいいのよ。生ものぽくて。
ヴァンパイアなのに血が通ってる。熱を感じる。
恋人と平和に暮らしてた姉のところに、自由奔放な妹が割り込んできて
さあ、日々は一変、トラブルの連続。
こんな風に書くと「寅さん」とか、日本の家族コメディーみたいね。
お姉ちゃんに噛まれた脚本家。妹にかどわかされちゃったり・・・
ねえちゃんはねえちゃんで、やらかしてしまったり。
欲望には勝てないよね~~あっはっは。
ていうくらい軽いの、映画が。それがいい感じ。
ゴージャスな衣装も、粛々としたオペラも、闇の殺戮シーンもあるけど、根本が「いいじゃないの、しゃあないしゃあない」っていう感じ。
パーティー好きなヴァンパイアたちは、自分たちの存在についてディスカッションする。
このシーンがいい。
主張の違い、なりたちの違いがあって、意見もまとまりはしないけど、それでいい。
またあつまって話す。先輩は後輩に「最初の100年は大変だけど、なれるよ。大丈夫」とかやさしい言葉をかけてくれるし。
『こわれゆく女』などのジョン・カサヴェテス監督の娘ザン・カサヴェテス監督による官能ホラー。美貌の女ヴァンパイアと彼女に恋した男性の愛の行方を独特 の世界観で描き、長編初監督作ながらベネチア国際映画祭をはじめ数多くの映画祭で高い評価を得た。禁断の愛を貫こうとする恋人たちを、『ワン・デイ 23年のラブストーリー』などのジョゼフィーヌ・ドゥ・ラ・ボームと『キリングゲーム』などのマイロ・ヴィンティミリアが演じるほか、『処女』などのロキ サーヌ・メスキダらが出演。(シネマトゥデイ)
この映画を見て思い出したのが
「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」という、インディー映画の帝王ジム・ジャームッシュの作品。
同じようにうまくやってる男女のヴァンパイアに、妹がやってきて・・・
こちらは古城が舞台。
しかも男はミュージシャン。
ビンテージの楽器あつめて、宅録をしてる。
楽器が美しくてよだれがでる。きっとこの楽器をあつめたくて映画撮ったはず。
音楽も中東サウンドで浮遊感たっぷり。オスカーワイルド感もあるし。
文系少年少女の憧れじゃないかな?
『ブロークン・フラワーズ』などのジム・ジャームッシュが、『リミッツ・オブ・コントロール』からおよそ4年ぶりに放つ監督作。何世紀も恋人同士として生きてきた吸血鬼の男女が、突如として現われた女の妹と対峙(たいじ)したことで生じる関係の変化を追い掛けていく。『マイティ・ソー』などのトム・ヒドルストン、ティルダ・スウィントンやミア・ワシコウスカと、実力派俳優が結集。彼らの妙演はもとより、ジャームッシュ監督ならではのユーモラスでシニカルな世界観も堪能できる。
ヴァンパイアってひとの憧れが作り出したもの。
それも夢見がちな人が。
すこし貧血気味の人かもしれないね。
低血圧や脳貧血でふらっとするときの感じ。そのフラッと感がある映画でした。
暑い夏にはヴァンパイア映画を!
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