ワフワフ番外編〜マームとジプシーという劇団の『cocoon』というお芝居を見て。

7月頭だっただろうか、クラムボンのライヴを見て帰ってきた夫が、1枚のチラシを手にしながらこう言った。

 

「このお芝居、見に行きたいんだけど」

 

お芝居?

私たち夫婦の間に、お付き合いの時代も含めてそんな文化あったっけ?

不思議に思いながらもチラシを見た。

 

それは今日マチ子さんという漫画家さんの『cocoon』という作品を原作とした、マームとジプシーという劇団のお芝居。

音楽の担当が原田郁子さん。(なるほど、それでクラムボンのライヴで。)

青葉市子さんが出演されるのね。

うん、なんとなく見に行きたい理由が分かった。

 

で、何処であるの?

え? 一番近くて山口まで行かなきゃならないの?(ここは福岡。)

本州行くの?(生粋の九州っ子にとって九州脱出はハードルの高いお出かけ…と思ってる、私は。)

 

そして演劇でしょ…私、トラウマあるのよ…小さい頃に通わされてた子ども劇場が嫌で嫌で…。

 

そんな感じで返事を曖昧にしてたら、夫も諦めたみたいだった。

 

でも、なんだか可愛そうで。

とっても行きたそうだけど、ひとりでは心が折れそう…という気持ちも分からなくはないし。

 

それで私なりに少しだけ調べてみた、このお話のこと。

 

少女の目を通した沖縄戦の話だということ。

初演が大盛況で、今回は広い範囲での再演が決定したのだということ。

 

なるほど。

少し興味がわいてきた。

 

わりとギリギリだったけど、まだチケットもありそうだし、行かなくて後悔するくらいなら、行ってみようか?と言ったら、すぐにチケットが準備された。

…そんなに行きたかったなら、もうちょっと主張しなさいよ(笑)

0718

 

前置きが長くなったけど。

そんな演劇アレルギー持ちの私でも圧倒される演出で時間を感じさせないほどストーリーに引き込まれてしまった。

 

そしてなにより、戦争というものが誰か特別な人のものではなくて、本当に普通の、日々を普通に楽しんで生きている人の生活まで、少しずつ少しずつ蝕んでいくものだというのが伝わってきた。

 

本当に少しずつ少しずつ、そして気づいたときにはもう遅い。

 

爆弾を積んだ飛行機が空を飛ぶ。

流れ弾に当たって負傷する。

傷を負った兵隊さんのお世話をしなきゃいけなくなる。

 

去年までは体育の授業もあったのに。

音楽の授業もなくなるかも。

そういえば最近、授業なんてなくて作業ばかりしてるね。

 

 

お国のためだから。

お国の一大事だから。

 

私は、自分のために生きたい。

自分の周りの大切な人たちのために生きたい。

 

空を見上げながら「鳥かな? 飛行機かな?」って言うセリフがあって。

印象的だった。

 

空で群れをなして飛び回る鳥が、この先の世の中も、ずっと鳥たちでありますように。

 

鳥だと思って見ていたら、黒い何かが降ってきて、気づいたら周りが火の海だった、なんて世の中になりませんように。

 

原作本も読みました。

お芝居を見ただけでは分からなかった部分の輪郭がハッキリした。

 

http://www.amazon.co.jp/COCOON-今日マチ子/dp/4253104908

 

手頃な文庫もあります。

 

http://www.amazon.co.jp/cocoon(秋田文庫74-1)-今日マチ子/dp/4253181384

 

 

絵が柔らかいので、従来の戦争がテーマの漫画作品よりは読みやすいかもしれない。

心にズシンとくるものはあるけれど。

 

 

戦争したくないって言って、何がいけないんだろう。

どこが無責任なんだろう。

 

自分や自分の周りの人を大切にしたい、人を殺したりして欲しくない、人を殺したくない。

そんなことをしてしまえるくらい切羽詰った精神状態に追い込んでくるって、なんなの?

 

戦争は、国と国の争い、って簡単に言うけど。

私たちの生活に、人生に、密接に関わってくる問題だよ。

私はこの国の歴史に、もう戦争の文字を刻みたくない。

 

『戦後何年』という数字を毎年毎年、丁寧に増やして刻んでいきたい。

 

 

先ほど紹介した原作本、本当は大判が欲しかったのだけれど、お芝居の再演の影響なのか、終戦記念日が近づく中で注目が高まったのか、大きめの本屋さんに行ったのに在庫切れでした。

それでも読みたかったので、なんとか1冊だけあった文庫版を買って帰ってきたのだけれど。

文庫版には、『バースデー・ケーキ』という短編が収録されていました。

 

本編の登場人物がたくさん出てくるのだけど。

 

美味しいお菓子食べてお茶をしたい。

お誕生日のお祝いをしたい。

好きな人とお出かけをしたい。

淡い恋心を、そっと大切に温めたい。

 

本当に普通のこと。

本当に何気無い、日々の楽しみ。

そう、戦争なんかなければ。

 

お芝居の中にも「イチゴのショートケーキ食べたいねー」というようなセリフがあって。

 

私は、何気なくワッフル焼いて、イチゴのヨーグルトソースをかけて。

かわいくトッピングできた、なんてささやかな喜びを重ねる日々を。

手放したく無いなぁ、何があっても、流されたくないなぁ、と思いました。

 

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戦争、したくない。

傷つくのも、傷つけられるのも。

奪うのも奪われるのも。

まっぴらごめんだ。

と、思いました。

 

平和ボケの何が悪い。

血の気バカの言いなりになんてなるもんか。

 





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