朝6;30。 日もまだ完全に登り切っていない時刻にアラームをセットしていた 僕はスマホのアラームと共に飛び起きそそくさと着替えを開始する 。
こういう時は朝が早い職についていてよかったと珍しく思う。
東京はお盆中はずうっと雨の予報が出ていて、 今にも振り出しそうな天気であったが、 逆に言えばいい感じに太陽が隠れていて、 過ごしやすそうな天気でもあった。
とりあえず折りたたみ傘をバックの中に詰め込み、さて、 さっさと出かけよう。 と思い昨日チェックイン時に言われた言葉を思い出す。
「11時までにドアノブの部分に清掃必要の札をおけば、 お部屋を清掃します。」
なるほど、 うちのホテルは逆に清掃不要の札をかけておかない限り清掃はする ので、注意しないとな。そう思い清掃の札をかけて、 意気揚々と僕は外に出かけて行った。
テクテクトコトコと霊園を通り抜けながら日暮里から浅草まで行く 道筋を検索する。
なるほど、今からならば、電車よりもバスの方がすぐ出るらしい。 と、ここで一つ重大な事実に気づく。
昨日バッグに詰め替えたとき、ICカードは前のバックに入れっぱ なしだったということに、だ。
しくじった!!と思い取りに帰ろうかとも思ったが、 目の前の駅に来るまでに徒歩で10分近くかかったのだ。 戻るのは非常にめんどくさい。 まあ移動費なんてそんなにかからないだろう。そんな風に考え、 バスの到着を待つ。
駅前だからかもうすでに何人か並んでおり、 おとなしく列の最後尾でバスが到着するのを待つ。
それから数分後、バスが到着したとき、事件は起きた。
と、 その前に福岡県民のバスに対する常識を知っておいてもらわなけれ ばならない。
基本的にバスと言えば西鉄バスな福岡県民はバスに乗車するさい
- まず真ん中の乗車口から乗りICカードをタッチするか番号が印字 されている切符のようなものを入手する。
- それからバスで揺られ続け、降りる際に乗った分だけの金額、(1 3番で乗ったら210円、9番で乗ったら290円等。) を支払う。
これが福岡県民の常識だし、 それが全国共通だと思っていた。
だが目の前にあるバスはどうだ。 みんな前から乗っていき先に支払っているではないか。
これでは行先がいくらかかるか先に調べなければならないではない か。
ぐむむ、さすがは魔都東京。相変わらず地方民に厳しい社会だ。なんて馬鹿なことを考えているうちに僕の番になってしまう。
ここでまごまごしていたら地方から上京してきた田舎者に見えてし まう、 それだけはまずいと僕は千円札を取り出しとりあえず両替して値段 を聞こうとする。
ジャララララ、と両替された小銭の音が鳴り響く。さあ、いくらだ、払ってやるぞ!! と身構えお金を入れようとすると。
「コレオツリ。」とバスの運転手が謎の言葉を吐く。
??何のことかはわからないが、 とりあえず払ってから聞き直そう。 と小銭から代金を払おうとすると、
「もう1000円から払われてそれはお釣です」と、 つまらなさげに運転手はいう。
・・・・な、なるほど。 両替したと思っていたら実は運賃を支払っていた。何をいって(( 略
ということらしい。
田舎者丸出しのパニックに陥りながらもなんとか席に座り、 心を必死に落ち着ける。
大丈夫、今のは少しミスっただけだ。
そうこう揺られているうちに浅草の雷門の近くに近づいたので真ん 中の降車口から降り、 マップで現在地を調べとりあえずお金のかからない観光をしようと ふらふらと浅草寺の中に入っていく。
意外に思われるかもしれないが、 僕は運動は嫌いだが散歩とか散策とか結構好きだ。
食べ歩きとか目的の無い散策とかそういうのが苦手な人もいるよう だが、少なくとも僕は嫌いではない。
旅行をする場合は計画をみっちりと立てて行動するのも好きだが、 移動時間など想定より大分早く終わることが多いのでその空き時間 でふらふらと歩き回るのは結構気持ちいいものだ。
というわけでふらふらと歩き回っていると目の前に大きな塔が立っ ているのが見える。
あれが現代の五重塔、通称スカイツリーか。
雲が絶妙にかかっておりまるでラスボスがいるかのようだ。
つづく。
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