映画キングスマン:感想【スーツは現代の鎧、そしてキングスマンは現代の騎士だ。】

「歩で休め」

どうしても筆が乗りが悪い時は別の話でも書いて気を紛らわせると いい
そう古事記にも書いてある

 

今巷で話題の映画とはどれだろうか。

 

マーヴェル・コミックが手掛ける新たなヒーロー「アントマン」 だろうか。

一代ブームと涙の嵐を巻き起こした「 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」 のスタッフが再集結して作り上げた「心が叫びたがってるんだ」 だろうか。

かつて人気を博した80年代ゲームを模した宇宙人vs日本以外の ゲームオタクの戦いを描いた「ピクセル」だろうか。

それとも私のいとこが猛烈にお勧めする「ヒロイン失格」だろうか

 

「テッド2」も「ジュラシックパーク」もある。 今月は魅力的な作品が多い。

ううむ、どれを見ようか。 そんな風に悩んでいる人も多いことだろう。

そんな人に僕が今回おすすめしたい映画が一つある。

 

それが「キングスマン」だ。

 

表向きは超高級スーツ仕立て屋「キングスマン」

だがその真の姿はどこの国にも属さない絶対的な諜報機関である。

 

もうスパイ映画好きならばこのフレーズだけで見たくなること請け 合いだが、この映画にはもう一つ巨大なテーマが存在する。

 

それはManners Maketh Man.(マナーが 作るのだ 人間を)つまりは人間は生まれによって紳士になるのではなく、 成長によって紳士になるのだ。

主人公エグジーという青年の父は彼がまだ幼いころにある特殊作戦 の遂行中に死亡してしまう。

彼を死亡させてしまったキングスマンの一人、ハリー( ポッターではない)はまだ幼い彼にあるメダルを渡し、困ったら「 メダルの裏に書かれている番号に電話してくれ、力になる」 と告げる。

 

それから十数年の時が経ち、 エグジーの家庭は最悪とも呼べる状況にあった。

夫を亡くした母は地元を牛耳っているグループの愛人として囲われ 、家にはその部下が入り浸っているような状況だった。 そんな中でやさぐれ、無職のままでいる彼はあることをしでかし、 つかまってしまう。「電話を一本掛けさせてくれ。」 そう言った彼がかけたのはあのメダルの裏側に書かれている電話番 号で、彼はかつて教わった合言葉を告げる。“ ブローグではなくオックスフォード” この瞬間から彼の人生は大きく変わることとなっていく。

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彼の前に現れた謎の紳士ハリー、彼は言う。「 君の父上はとても立派な紳士だった。 だが今の君を見れば失望することだろう。」と。 エグジーは反論する。「この環境で育てば誰だってそうなる。」

そんな彼の言葉に対し、「 君はいつも他人のせいにしてばかりだな」と、ハリー。 さすがにその言葉に対しエグジーは切れる。「 お前たちみたいな他人はいつも人を見下し、決めつける。 どうしようもなかったという過程を無視して、 現状だけ見て勝手に判断を下す。 自分がどういう風に育てられたか、 何を感じているかも知らない癖に!! お前たちように最初から上流階級であれば自分だってまったく違う 人生を歩んでいた!!」 だが実際の所彼はそのような最悪な環境にありながらも自分の兄弟 の面倒をよく見るやさしさと、 絶対に口を割らない義理堅さを持ったとても心根の優しい青年であ る。

そんな彼にハリーは一つの言葉を告げる。

それが「Manners Maketh Man.(マナーが 作るのだ 人間を)」である。

 

それから色々な特筆すべきシーンがあるのだが、 そこまでいって言ってしまえばそれは営業妨害になってしまうので、 続きは映画館にその足で行ってみてもらうとして、 この物語が一番伝えたいことは何か。それはもちろんManner s Maketh Man.(マナーが 作るのだ 人間を)なのだろうけれども、もう一つ、 こちらは非常にさらっと映画の中で言われていたのであまり重要に みられないのだろうけれども僕としてはこちらの方も非常に大切な 言葉なんだと思う。

 

それは今から頑張るには年を重ねすぎたという人も、 もう変わることなんてできないなんていう人にも等しく送られる言 葉。

 

「スーツは現代の鎧、そしてキングスマンは現代の騎士だ。」

 

そう、 現代の鎧をきて社会という大きな龍と戦っているわれわれこそが、 この時代を守る勇敢なナイトなのだろう。

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