2015年日本シリーズ《福岡ソフトバンクホークスと東京ヤクルトスワローズ》スポーツ中継のすばらしさについて

プロ野球、2015年の日本シリーズが、あっけなく終わった。
というのは世間的な感想で、ぼくは楽しめた。

野球がTVで中継されて、延長中継されて、選手の表情がアップで見れて。
まあ、いろんな都合でたんとTV観戦できたのはたった一試合だけだったけど。

結果はニュースやなんや、優勝セールやなんやでご承知の通り
実力に勝るパシフィックリーグの、実力に勝るホークスがそのまんま優勝した。

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40年ちかいヤクルトスワローズファンとしては残念だったけど。
若くて活きのいい選手が顔面蒼白になりながら戦ってる姿はすごくよかった。

 

僕はスポーツがきらい。できればヤリタクナイ。野球しかなかった子供時代に満足しちゃったからかもしれんけど。
でも中継は好き。演技のないドキュメンタリーがそこにあって、美しい人の姿が映ってるから。

 

僕の見たのは第4戦。あっというまに5点とられてスワローズはリードを許してた。
一点取ってもまたとられ。

ただ、毎回のようにチャンスがあった。そのつどチャンスを生かそうと必死になったり、絶対に切り抜けてやるっていう気迫も見えた。

 

ピッチャーがキャッチャーのサインを見る。首をふる。
うんうん。それでいこう。ボールが決まる。
汗がたれる。

バッターは考えてる。前打席での配給。ピッチャーの表情。ランナーなどの状況。
そのあいだバックにながれる応援歌。声援。
ごくりとツバを飲み込む。
打ち損じたらどうしよう・・・前にタイムリーヒット打ったときの嬉しさ、感触を思い出す。

そういうシーンが、小気味いいカメラチェンジで映し出される。
アップシーン、ベンチの姿、観客席。ときに画面は三分割。
なにげなく見てるけど、一瞬をとらえるカメラマン、ディレクターのちからってすごい。
本気の戦いを切り取る快感を楽しんでる。

ベンチの監督、選手よりも、その映像を作るスタッフにものすごく共感する。
いつもはケーブルテレビやCS放送とかで、限られた視聴者にむけてやってることを
一般の視聴者にむけて、放送する。
厳しい戦いを勝ち抜いてきた二つのチームの勝負を、放送する。
楽しい。
その楽しさが、伝わる。
それはファールボールを追いかけるカメラ、ホームランを追いかけるカメラ。
かわいい子達が願っている姿をとらえるカメラ。
それらを採用する判断をするディレクター。
全編、うつくしい映画だ。

どんなに完璧なシナリオを、すごい役者が演じても、感動的な音楽が流れていても、それはやっぱりウソ。
中継を観るリアルとは違う。

実際、球場で楽しむ野球は、(ソフトバンクの試合の場合ね)風船を飛ばしたり、たこ焼きを食べたり、ビールを食べたりすることとセット。すべてがエンターテイメント。

TV中継は違う。失敗はゆるされない。選手は三振することもあるけど、カメラマンは、ディレクターは100%じゃなきゃだめ。しかもほめられる事は、ほぼ、ない。

ほんとうにすごい仕事だと思う。
ほんとうに意味のある仕事だと思う。

来年も素晴らしいシーンをたくさん見たい。

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最後にヤクルトスワローズファンとしてひとこと。

一年間よくがんばったね。去年からさして当たった補強もなく、最下位から一番になった。
すごいことだよ。
最後の最後、うまく実力が出せなかった若い人たち。しゅんとしないで。

大昔、ひさしぶりに優勝した若いヤクルトスワローズは、そのころの王者、西武ライオンズと戦って、めちゃくちゃにやられた。点差はそうでもなかったけど、全然叶わない壁の高さを感じた。

いつかこの強いチームに勝ちたい。
その思いは負けて初めて生まれるもの。
そこから若い選手たちは目の色が変わった。

敗戦からうまれるもの。それを大切に育てなきゃいけない。

僕らの国だって、敗戦から得たもので作り上げられてきた。
このごろちょっと忘れられてるみたいだけど。

 

来年も厳しい一年を楽しもう。





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