「キネマおじさん」という一人芝居が産まれた理由。

酒を飲みながら演劇を観せることは出来ないものか?

そう思い立ったのは、もう10年近く前になります。

格の上下や優劣の問題ではなく、ある面の特性として、演劇ほど燃費の悪い娯楽はないと僕はいつも思います。

本を書くのに半年や一年を平気で費やし、役者を集めて1ヶ月〜半年ぐらい稽古をします。空いている劇場を探して本番の半年前に予約し、スタッフに日程のお伺いを立ててfixする。フライヤーを刷ったら、あっちゃこっちゃに配ってまわり、予約していただけるお客様を全力でリストアップします。

そして、本番当日、何度も綿密なリハーサルを繰り返し、作品を一応の完成形に導くと、チケットを握りしめたお客様をいよいよ客席に招き入れます。キャストもスタッフもお客様も、全員が、フライヤーやチケットに印刷された本番の日時を頼りに、示し合わせて劇場に集まり、演劇という荒唐無稽な瞬間芸を共有する。

オンデマンドの波がメディアに押し寄せ、映画や音楽(もちろん一部の演劇も)をいつでもどこでも好きな時に鑑賞できる時代。この「示し合わせて集まる」というエンターテイメントの不合理さたるや、いかがなものでしょうか?

しかも、お客様の中には、「一度見たことがある話だから二度は見なくていい」という意見が結構あります。もちろん、「何度も見たい」とか「役者を変えて見てみたい」というお客様や作品もありますし、そう思わせるパフォーマンスに出来ない作り手側の問題もあります。ただ、裏を返せば、そんな関係になるもならないも、お客様がタイミングよくその作品の本番の客席にいるかいないかに左右される訳で。。。

なにしろ、その一瞬で消える「刹那の魅力」に惚れて始めたのは事実ですが、やり続けるほどに、この「燃費の悪さ」の壁にぶち当たるわけです。

劇団のライブを思い立ったのは、そんなジレンマに立ち止まりそうになっていた頃でした。

ライブの良さや演奏環境の良し悪しはありますが、音楽や映画の持っている「その部分」に対して、猛烈な憧れを抱いたわけです。

僕たちは、劇場を飛び出し、飲み屋でのライブ演劇を始めました。コントや大道芸、漫才・漫談、落語や音曲ネタも含め、とにかくあらゆる手を使い、酒を飲んでいる観客を楽しませるネタを作りました。

そんな中で、「キネマおじさん」という一人芝居は産まれました。

酒を飲みながら楽しめる演劇。
何度も同じネタを繰り返し見たい演劇。

全てはそこから始まった。
キネマおじさんの壮大な歩みの第一歩。続きの話はまた追い追い話しましょう。

2011年のキネマおじさんは、メガネではなく眼帯姿でした
2011年のキネマおじさんは、メガネではなく眼帯姿でした





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