月9ドラマ【ラブソング】第2話感想:7秒の勇気のはなし。藤原さくらの笑顔と内圧

藤原さくらとさくらの花びら。タイトルバックが気持ちいい

度肝をぬかれた第一話。そろそろ冷静にドラマの成り行きを。

バイクで走る冒頭シーンは、スピードの恍惚。わたしはなんだってできる!そんな気持ちになる。

ドラマではヤンキーでもなく、いい子でもない、「普通の子」の描かれ方は割と類型的。ラブソングでも出てくるさくらの同僚たちのような一塊としての存在になりがち。
もちろん、さくらは「吃音をなんとかしたい」と思ってるところは普通ではないかもだけど、

コミュニケーションがうまくとれない・・・
ああ、どうして自分はダメなんだろうっていく気持ちになる
かとおもえば「わたし!無敵!」っていう気持ちにも。
誰かになにかを期待したり、失望したり、それに折り合いをつけようとしたり。

そんな「普通」がとてもかわいらしく書かれてる。
吃音じゃなくても、LINEのほうがほんとうのことを言えたりするもんだし。ね。

 

7秒の勇気。勇気を持てと人はいうけど。自分にとっての壁のはなし。

得意なこと、不得意なこと。誰にでもある。得意なことをほめられれば有頂天になるし、不得意なことは隠したい。逃げたい。関わらないように努力する。
でも、どうしても対峙しないといけない時が来る。
それは普通、腹をくくって覚悟をきめてやるもんだけど、日常生活のなかで「注文がいえない」っていうのはかなりつらい。

僕も人と話すのがとても苦手だった。吃音ではないけど、最初の一言が出にくい子供だった。
それが誰かに話しかけない「ひとりごと」だったりすると、いくらでもしゃべれた。
空想のお話なんかはいくらでもしゃべれた。トイレでずっとしゃべってた。

ラブソング第二話「7秒の勇気のはなし」たしかにそうだ。
自分がコンプレックスに感じてるところ=他人が自分を評価するところ、だと思ってしまう。そこまで気にしてないんだってわかるのはだいぶ大人になってからだった。
自分が弱点だとおもってるところで失敗すると、ほんとうに抜けられない。100のうち99成功してても「自分が苦手だと思ってる1」が失敗すると全てをあきらめてしまう。

階段を一歩ずつあがればいい。あせらず一歩ずつ。なんていわれてもね。最初の階段がものすごくでかくて「壁」みたいに見える。一歩を踏み出せない。
それでもなんとか、ギリギリでも踏み出せば、二歩目は案外するっといく。ほんと、そんなもん。

 

藤原さくら。歌声の存在感と、それを輝かせるクシャ笑顔に撃ち向かれる

それにしても、替え歌のかわいらしいこと!ロリータ的なかわいらしさではなくて、コミカルなフランス映画のような歌声。スモーキーとよくわれる藤原さくらの歌声だけど、「心のささくれ」にすっとしみこむような味わい。完成されたポップスよりドラマ中の「替え歌」にキュンとくるのは「生っぽさ」にあふれてるからだろうか。

「朝起きてからのことを、歌にしてごらん」

ゴッド・ヘルプ・ザ・ガールという映画でもおなじような場面があった。

朝起きてから、夜寝るまで。100人いれば100の物語がある。全部違う。
でもその「価値」にじぶんから気づくのは難しい。このドラマのように「気づかせてくれる人」がいるひとはラッキーだね。

 fujiwarasakura20160222

大人達の事情やもくろみを載せて、さくらは歌を歌うようになるのか?

オンナのひとに喰われそうな鬼ちゃんや、福山君のまわりをまわる大人達。
きかっけはどうであれ、彼女はうたをうたう。
たのしみだ。

世界を変えてやる!と歌うパンクバンド。
そんな簡単なもんじゃない!とわらう大人。

ぼくはいつしかパンクバンド側からおとなの側になった。
でもね。
大人は世界と戦って傷ついて、夢だけじゃ、意気込みだけじゃどうにもならないってことを叩き込まれてるんだ。悔しいんだ、どうにもならないことが。
だからパンクバンドの若さや馬鹿さが心をうつんだ。
心を打たれてるから、泣くんだよ。馬鹿にするんだよ。

だから若さと馬鹿さを持つものよ。もっと大きな声でうたってくれ。世界中のつらい大人達のために。





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