イノセント。【その3】

4年生頃から夏の夜になると、学校の校庭で花火をして遊んだ。
最初は‘ヒロ君’と、その妹と三人だったけど、いつの間にか‘ユウ君’も加わっていた。

‘ユウ君’はかっこいいから、女子にモテモテの男の子だ。

グラウンドで自転車を乗り回しながら花火で遊ぶ…
花火の後、‘ヒロ君’と‘ユウ君’はタバコを吸うのがいつものお決まりだった。

あたしはただただ、その姿を眺めて色んな話をした。

 

帰りに「臭いを消すため」と言って、コーラでうがいしてたっけ。
もちろん、その事はあたし達だけの秘密で、大人達も、クラスの女子も‘ヒロ君’と‘ユウ君’のそんな姿なんて想像もしなかっただろう。
‘ヒロ君’の両親もまた、毎日パチンコ漬けで、家にいればいつも喧嘩をしていると言っていたから。

そんな‘ヒロ君’は家に行くといつも「チェッカーズ」という人の音楽を聴いていて。

 

「ボロボロでもまだ飛べるさ…」
というフレーズだけが今でも頭に焼き付いている・・・曲名は知らないままだけれど。
‘ヒロ君’は中学生になって登校拒否になった。

それだけではなく「喘息の発作も起こして入院を繰り返してるらしい」と噂話で聞いたけれど、思春期を迎えた私達の距離は次第に遠くなり・・
そのまま2度と会う事はなかった。

‘ユウ君’は元々スポーツマンだったし、中学になってバレーボール部で大活躍していたから、いつしかあたしと目も合わせなくなって、あの夏の日々はもしかすると夢だったのかもしれないと今では思う。

撮影:Rulu
撮影:Rulu

 





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