リザとキツネと恋する死者たち:感想【ブリュッセルに咲いたヘンテコ昭和歌謡】

 

リザとキツネと恋する死者たち:スイングステップ!トミー谷!

いやいや。当たっちゃったよ。
作り手の完全な自己満足を極めた結果、たとえようのないくらい純度の高い妄想ラブロマンスができあがった。これって「アメリ」なのかも。

70年代のブダペストがどんなかは知らないけど、この素敵な色合いの壁紙、町並み。
主人公のリザ(30歳よりもうちょっといってる感がある)は亡霊「日本人歌手トミー谷」が見え、まあ、唯一の友達という関係。
このトミー谷が変な日本語のテケテケサウンドに乗せて歌う、踊る(笑)
めっちゃ違和感をふりまいて出てきたのに、あっというまに納得させられる。

リザは日本人のおばさんのお世話をする仕事をしてる。
日本のハーレクイン?ぽい小説が好きで、日本語をかたことで話す。
この違和感がたまらなくキュート。

ポスター

 

リザとキツネと恋する死者たち:ジェラシー大魔神!トミー谷!

なかよくしてるうちはよかったんだけど、このトミーさん。実は異様に嫉妬深く。
リザに親切にしてくれる人、リザが好意を寄せる人、かたっぱしから殺していく(笑)

おおざっぱに言うと、こんな感じ。

でも、薄暗い部屋に色とか、壁の色とかのブダペスト異国感に悪酔いしちゃうし、タフで間抜けなタオル巻きオトコにちょっと感動するし。
九尾のきつね伝説ぽいあおりもあるし。

クールジャパン!なんて馬鹿みたいなキャンペーン貼るより、こんな「勘違い日本」のほうが素晴らしい。日本の歌謡曲をいい感じにつかってる「嗤う分身」っていうすごい素敵な映画があったけど、これもほんと、素晴らしい。

つまらない欧米文化を猿真似してるんじゃなく、真似した結果オリジナルになった「歌謡曲」
これこそがジャパンプレミアム(笑)

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リザとキツネと恋する死者たち:蟹バーガー!食べたい!

出てくるおっさんも、おねえさんもエロ古いし、
バーガーショップがもう、サイコー。
出会い系を使って相手をもとめる男女。
バランスボールセックス(笑)
いったいなにやってんだか!っていうのが案外普通の毎日だよね。

とにかく「蟹バーガー」にかじりつくリザ。見ててつばが出てくる。

なんかヌードの女の人の体系が「古い」のも秀逸。
子供の頃に見た70年代の洋物ポルノ雑誌の雰囲気で、ノスタルジック。

みんなにおすすめできないかもだけど、
深夜にうとうとしながら見てると、蟹バーガーたべたくなるよ。

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