今津人形芝居20回記念公演「絵本太功記」他【小学三年生の人形浄瑠璃が素晴らしい】

今津人形芝居20回記念公演:さいとぴあホールにはたくさんの関係者が

人形浄瑠璃が福岡市西区であるんだって!!

妻が仕入れてきた情報。
ネットで探すと、本当だ。
まあでも、小学生と地元の保存会がやる人形浄瑠璃だから、気楽な気持ちでいこうかね〜と。

西区のさいとぴあという場所も初めてで、今津運動公園まで行ってはUターンしたり。迷いながらもたどり着いた。

さいとぴあ。
図書館などが併設された公共施設。
駐車場が少ないと聞いたのでかなり前に出て、開演の2時間ほど前に車を止めた。でもほぼ満員。

我が子の晴れ姿(と言っても黒子なんだけどね)を見に来る親族一同が揃うだろうからしょうがないね〜。

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今津人形芝居20回記念公演:人形を触ってみた。ううむ、難しいぞ。

中に入ると人形が飾ってあった。すごく軽い和紙?のようなものでできているけど、顔を動かしてみてみたりすると結構ハード。
これを動きながらやるのは大変だろう。

やってみてわかるけど、ほんのちょっとの動きで、感情を表さないといかん人形浄瑠璃。
これは面白そう。

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今津人形芝居20回記念公演:初めて見る太夫と楽団。

さあ、始まった。
1時間か、まあ、1時間半くらいかな?と思っていたら。
幕間には挨拶があったり、人形の解説があったり。三時間近くのボリュームたっぷりのショーでした。

 

【寿式三番ばそう】恵比寿座のみなさん

人形2体によるダンス?
楽団のめちゃくちゃクールな演奏と、マイケルぽさも漂う能のようなダンス。
浄瑠璃人形は

右手と顔の動き
左手の動き
足の動き

の三人が一組になって動かすんだけど、空を飛ぶような足さばきや、途中ばてちゃってハアハアサボってるところとか、感情豊かで圧倒的にかわいい。

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【伊達娘恋緋鹿子】恵比寿座のみなさん

これが、すごく悲しくてきゅんとした。
火の見櫓のお七の浄瑠璃はいろんなところで題材として使われてるよね。
シェークスピアのような悲恋モノ。

 

恋人にかけられた嫌疑を払う証拠を突き止めたのだけど、
もう時間がない。
町中の木戸は閉まってしまい、そのことを伝えにも行けない。

お七は火あぶりになることも覚悟して、火の見櫓に登り鐘を鳴らす。

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セットに登っていくシーン。
何度か落ちるシーン。
万感の半鐘を打ち鳴らすシーン。

ああ、これぞラブロマンス。

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表情がもう、泣かせる。
人形なのに、この顔。

 

火の見櫓を上るシーンが、使い手をうまく隠していて、臨場感に溢れる。

人をどれだけあっといわせるか。これこそがショーの醍醐味。
他に娯楽もあまりない時代にこれ見ちゃったら、バーチャルリアリティとか吹っ飛んでしまう。

夢見るよ。

太夫は若い女性でした。
生徒たちの先生でもあったそうです。

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【傾城阿波鳴門】今津小学校三年生

訳あって祖母祖父の家に我が子を預けていた女。
ある日巡礼の小さな娘がやってきた。

それは自分の最愛の娘だった。

でも、ここで名乗ってしまうと、いろいろ難しいらしく。
早くさとへ帰りなさいと諭すのだけど・・・

 

「私も他の子のように、お母さんに髪を解いてもらったり、一緒に寝てみたい。だから探すのです。お母さんを」

 

言えない母も、無邪気ながらも信念を持った娘も。
涙を誘うよ。

これを太夫も含め小学校三年生がやるんだ。
お遊戯会みたいなものかな?と思っていたけど。

 

ほんとごめんなさい。
素晴らしい動きと歌でした。

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切なさに寒気がする演技でした。

 

たった数ヶ月で。
先生に怒られながらも。
しかも、それがすごくかっこいい。

 

娘と別れ、それを追えない母。

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ほんと。すごかった。
おひねりを投げたい気持ちになったよ。

 

あまりにインプット量が多すぎてめまいがしたので、一時外に。
感動した。マジで。

 

【絵本太功記】恵比寿座のみなさん

細かいところは解説を聞いてなかったので、わからなかったけど。
五体の人形が飛び、走り。
動きの迫力と、所作の美しさ。
オールスターキャスト的な豪華さ。

もう、満腹です。

 

特に冒頭の
さおだけを切り、さらに枝葉を切るシーンとか。
人形が笹を切るんだよ。

本当に素晴らしい。

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この「絵本太功記」はあえて「太閤記」とは書かず、主人公は明智光秀。
歴史に興味のある人ならもっともっと面白かったと思う。

僕は人物のバックボーンがわからないので、ほんとその場のうごきに夢中だったけど。

本能寺の変からの「三日天下」13日間のお話を13段の舞台に書き上げたとこなんて、海外ドラマ「24」みたいよね。

息子や息子の嫁?許嫁?も登場して、本当に大河ドラマのようでした。

太夫の男性もものすごくカッコよかった。

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今津人形芝居20回記念公演:ちゃんとしたものに触れて、ちゃんとした指導を受けられる幸せ。

子供達も、大人も。
本当に素晴らしかった。

人形はいろんな想いを100年以上も集めた衣装をまとい
目の奥に灯をともすんだな。

思いを集めて、人形が人になる。
そんな話があるけれど、なんかそれってあるかもなと、思った。

 

本番を終えた子どもが、ステージ上でのインタビューであくびしてた。
全力を出し切ったんだろう。

 

いやはや。
来年も見てみたい。





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