Laughing Moon:憂鬱なビートで体が揺れる
マークの新しいバンド。幾つかのバンドで彼を見てきたけど、このLaughing Moonが一番彼らしい気がした。
地下室で踊るための音楽
影を作るためにある光のような音楽。
サンプリングやループで無機質なバックトラックに、有機的なブルーズギターと静かに揺れるベースが絡んで、極上のダンスミュージックになってる。
ダンスってなんだ?
いえーい!って笑顔になるのがダンスか?
腰を振りたくなるのがダンスか?
ダンスミュージックは解放の音楽だと思う。
ゆらゆらと揺れてるうちに、心の薄皮が剥げ落ちてきて、ネイキッドに。
曲調はバラエティー感を出すというよりも、狭い世界をぐっと深く掘り下げるようなラインナップ。
深く、ゆっくりと落ちてゆく。
心地よさと緊張感がちょうどいい塩梅で重なる。
Laughing Moon:地下室を揺らすダンスミュージック
ボウイーのカバー曲で一瞬、水面に出てきたかのようなきらめきを客席に投げて、また、沈んでゆく。
ドラム、ベース、ギターと云うロックバンドの編成ではなかなか表現しづらい世界でもある。
ロックフェス向けではなく、地下室のクラブイベントなどの方がしっくりくるかもしれない。
JAZZが一番ヒップだった時代、それは地下の音楽だった。野外のジャズフェスではなかった。
今、HIPHOPが一番ヒップな音楽なのはグラミーにノミネートされるようになったからじゃなく、「先端」をみせるからだ。
音を追求する人たちがこじ開ける天国のドア。
そこから漏れてくる音楽が好き。
Laughing Moonは無機質を有機的にやる、ドラマーがいないからこそのサウンドを作ってた。
シニカルに笑う月、とはいえユーモアもあるし血肉もある。
ベースマンも、ギタリストも、クールだ。
寡黙で、見え透いたアクションもなく。
淡々と演奏する。
僕にはできない(笑)
マークはギターやキーボードを弾きながら歌う。
ロックスターの流れを持つ「うねりのある声」オペラ的な「仰々しさ」が、バックの二人との距離を広げる。そこが面白い。
まだまだライブは二回目だという。
ライブバンド、と云うとそうではないかもしれないが、音楽が「仲良く手を取り合うもの」でなく「何か違った世界を見せてくれるもの」だと思う人はぜひ一度彼らのライブを見て欲しい。
【704号室】ガーリーおじちゃんはまったく役に立たない2018
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