こんばんは。ブログアパート管理人のサニーです。
このブログの、僕の部屋は「ガーリーおじさんはまったく役に立たない」と言うタイトル。もう「役に立たない」と言い切ってるのでいいのだけど。
なんだか最近感じることは
- 「役に立つもの」以外は無駄
- 「役に立たないもの」は必要ない
なんていう空気。
自民党の議員さんが「LGBTに税金使うのは無駄」って言ってたらしい。
子供を産まないから「生産性がない」からだそう。
まあ、いろんな意見を持ってものをいうのはいいことだけど。
「無駄金だ」っていうんだったら他にもあるだろ！なんていうツッコミはともかく。
人によっては、立場によっては社会保障費より軍用機買ったりする方が大切だもんね。
それは一つの意見としてあるのはわかる。
でもさ
すべての人がなんらかの形で納税してるはずの国。
すべての国会議員が、税金で食ってるはずの国。
その中で「生産性がないものにお金をかけるのは無駄」っていうのはどうなんかねぇ。
自分の方が勝ってる。もしくは努力してると思う時に、そうでない人に向かって
「何の役にも立たない奴らめ」
って思うこと、確かにみんなあると思う。
生活保護の問題もそうだと思うし。
病人や年寄りにもそう思うこともあるだろう。
働かざるもの食うべからずっていう意見もわかる。けど。
それはただ、今、偶然「努力できる環境」「働ける環境」にいるからで。そんなもん雨が降って土石流に家が流されたり、事故で体の何処かを失ったりしたら全く変わる。
急な病や、親族の死や。
みんなの大好きな「自己責任」ではどうしようもないことが。
弱いものを、弱い立場の人を、強い人が守るという考え方がある。
それって今、偶然自分が優位だから「守ってやってる」ふうな考え方になる。
今自分が立っている側からの目線。
でも、あっという間に守ってもらわなきゃいけない立場になる可能性があるんよね。
そんな時に「無駄なものは無駄」とか「役に立たないものはダメ」な世の中だと嫌じゃない？
- 結婚しない
- 家庭を持たない
- 子供を生まない
これを「無駄だ」といふうに、そのうちなるんじゃないかな？国家の役に立っていないって。
それこそ標準家庭（夫婦、子供二人）じゃないとダメみたいな。
仮に社会にとってなんの役にも立たないとしても、存在する価値がある。
役に立つ人も、役に立たない人も、一人の人間。
- 集団の中でうまく行かない人
- 集団に馴染まない人
- 主従関係を守れない人
まあまあいると思うんだけど。
さらに言うと、僕にとって「腹が立つことばかりする人」「嫌いな人」も、一人の人間。
まあまあいる（笑）
嫌いだ！と言う感情は自由。
でもそれは「存在するな！」になっちゃいけない気がするんだ。
生きていたいとあまり思わない人も、ちょっとでも生きたいのなら生きれる世の中がいいけどな。
なんだろうなぁ。
みんなが「正しい」ように見えることに邁進して
正しいことをやってる自分は正しいって盲信して
弱いもの、正しくないもの、負けた人、負けてる人を「正しくない」と見下ろして。
そんな「正しさのレール」の先にあるものってどんな世界なんだろう？
誰もが誰かの役に立つ世界って、空恐ろしい。
僕なんかなんの役にも立たないから、あっという間に消されちゃうよな。
【704号室】ガーリーおじちゃんはまったく役に立たない2018
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