こんばんは。ブログアパート管理人のサニーです。
バスキアとNYアーティストたち Roland Hagenberg 写真展を見に、三菱地所アルティアムへ行ってきました。
1980年代のアートの現場を写したモノクローム写真。
フィルムならではの緩さと荒さからくるリアリティを感じてきました。
1980年代っていうのは
高校〜美術系大学(中退)〜デザイン事務所バイト〜東京っていう、まあいろんなものを球種する時期だった。
アートにかぶれ、音楽にかぶれていた(自分で演奏してなかったのはほんと不思議)。
ジャン=ミッシェル・バスキアのことは当時、そこまで知らなかった。
80年代の終わりに死んでいたことも知らなかった。
彼の色々は映画で知った。ジュリアン・シュナーベルの映画で。
バスキアはクールでかっこよく、キースへリングはクールだけどかっこ悪い(笑)という認識で。
ま、見た目だよね。
今ではキースへリングもかっこいい!と思えるようになったけど、
ウォーホールやメイプルソープなど、アーティストは見た目がかっこよくなきゃ!と思ってたからね。
アートはポップな革命。のためにはアイドルでなきゃダメだと。
真似したくなる、自分でもやって見たくなる。見た人をそんな気持ちにさせる。それがアイドルのお仕事。
バスキアとNYアーティストたち Roland Hagenberg 写真展は作品数が少ない。
その分、一つ一つのチカラがすごい。
情報量が多くなればなるほど、輪郭がボケてくる。
展示する側(見せる側)は、一つでも多くの作品を見たいと思ってしまうけど、実はそこが落とし穴かも。
美術館に一日中滞在するマニアならともかく、または毎日来れるような人ならともかく。
滞在時間1時間としても、10点展示なら1点に6分、30点あれば2分だ。
受け取る側のキャパを超えると(僕はキャパが狭い)途端に頭が疲れてくる。
でも今回の展示は、その世界にすっぽり入れた。
展示の仕方もすごく好きだったし。
モノクロの深い色合いをしっかり眺められた。
2018年。ポップカルチャーはどうなってるんだろう。
僕は53歳の初老のおっさんだ。
パンクロックが DIY精神を再燃させ、アートがヨーロッパからニューヨークに渡り爆発したシーズンをリアルタイムに体験した世代でもある。
アートがユニクロのTシャツになる前に知った世代としてこの頃思ってるのは
「アートを取り戻す」
だ。取り戻す価値もない「日本」よりずっと大切だ。
アートは主張で、主張はぶつかる。ぶつかって変化したり影響を与えたりする。
アートを難しいものにして展示するより
飲まず食わずの学生時代のように、
水張りパネルに、ダンボールに、ノートの端きれに、書かずにおれなかった気持ちとか。
父親からかっぱらったカメラで絞りも何もわからず街や人を撮りまくった気持ちとか。
誰も知らない未開の音楽を探したりとか。
そういう高まりを取り戻したい。
「お前、十分遊びまくってるじゃないか。アホか!」という声が聞こえるけど(笑)
写真はデジタルになり、動画の編集だってパソコン一台、スマホ一台あればできる。
あの頃に比べてなんでも簡単に始められる。
別に途中でやめたっていい。
見に行くだけだっていい。見に行けば作品から感染する何かがあるはず。
Roland Hagenbergのモノクロ写真が捉えた1980年代のブルックリンの空気。
もうなくなってしまった、荒々しいピュアネス。
でも取り戻すことはできるはず。
かっこつけてさ。
アートに戻ろうよ。
かっこつけてさ。
【704号室】ガーリーおじちゃんはまったく役に立たない2018
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