こんばんは。ブログアパート管理人のサニーです。
この広告を見て、よくわかった。
ここでいう「私たち」とわいれるニュージェネレーションはもう「自由でなんかいたくない」んだなと。
アマチュアの音楽シーン(このシーンって言葉ほんときらい)とか、普通の社会人世界とかに関わってると、わかる。
若者にとって「自由は重荷なんだ」って。
与えられた選択肢の中から選んでいく。
3択問題のような
- いかにも考えてるような気持ちにさせてくれて
- 正解(と、出題者が定めたもの)を見つけたら褒められる
生まれた時からそうだったわけじゃないだろうけど
- 「人格」が出来上がる子供時代を「学校」という矯正施設ですごし
- 家に帰れば「家庭」という矯正施設ですごす。
- その間のわずかな時間さえ「友情」という呪縛と、「仲間」という牢獄ですごす。
「自分で考える」必要などない。
「何に従うべきか」だけ、読めばいい。
その嗅覚は優れていて、色々な世界の「多数」「強者」に従うことができる。
「僕らはきちんと考えてるよ。誰と仲良くして、誰につくべきか」
一度、クラスでもオフィスでも認められて褒められたら、その喜びから逃げられない。
褒めて伸ばすってのは「飴を与えて縛り付ける」ことと同じで。
逆に一度でもクラスでもオフィスでも「外されたら」どんな怖いことになるかを知ってる。
だから逆らえない。
たとえそれが持ち回りの「いじめ」だったとしても。
「何に従うべきか」
そこでのみ生きる。
「選択肢の中から何を選ぶか」
そこのみに生きる。
外枠は出来上がった。
いま、シャツが1000枚、クローゼットにかかってる。
色とりどりだ。
きっとどこかに好きな色やデザインがある。
それを手に取る。
すこしすると、シャツは100枚に減った。
でも選択肢はまだある。
「あれ?好きなのなくなったなぁ」と思う人もいるかもしれないが、「その中から選ぶ」ことを知ってるから、選ぶ。なくなった色やデザインのことはもう誰も忘れてる。
そのうちシャツは10枚になる。
もうほとんど同じ色だ。少し違った色もある。「選択肢の範囲」で。
あらかじめ与えられた「従属」と「反抗」のデザインだ。
もちろん「従属」のデザインを来てる人の方が多い。
「あの人が着てるから」
憧れの人が着てる服を着る。
「あの人も着てるから」
仲間の着てる服を着る。
反抗の服を着る人もいるにはいる。
「やってらんねーよ」と反抗する。
少数だけど仲間がいるから大丈夫。
与えられた「反抗」を着る。
でも「シャツを着ない」という選択肢はない。
2択の中に入ってないから。
- 考えると怖いから考えることをやめる
- 考えるのめんどくさいから考えない
あからさまにそういう態度をとったりする人がたくさんいる。
ちょっとでも自分のなかに「選択肢にないものをえらぶ」なんていう発想の芽が生まれたら大変だから。
世界中から「外される」から。
- あの人の音楽が好きだから、あの人みたいに
- あの人の写真が好きだから、あの人みたいに
- あの人の書く文章が好きだから、あの人みたいに
あの人はもう「与えられた服」を着てる人かもしれないよ。
もう、自由でいたくないんだろ?
なにもないところに行きたくないんだろ?
ベストセラー、マストアイテム、定番コレクション…。
それだけで生きていきたいんだろ?
「違う!」っていえる?
選択肢のない世界はもうない。
その3択問題を出してるのは誰だろう?
そこだけでも考えてみたらどうかな?
問題が「どこで作られて」「誰のために作られて」いるのか。
こんなおっさんに未来はない。
でも君たちにはまだ、かろうじてある。
眠りから目覚めて、痛みを感じるか?
眠ったまま誰かの栄養源になるだけで生きるか?
【709号室】ガーリーおじちゃんはまったく役に立たない2019
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