こんばんは。「わたしの人生、わたしのもの」のサニーです。
毎月、ほぼ毎月、馬出のブローインで歌っています。
ここはきちんと「歌わさせていただいています」というべきなんだろうけど、どうしても「させていただいている」という言葉に抵抗があって。
理由はほんと、説明つかないんだけど（笑）
この日も5組のミュージシャン、つまり五つの城の城主があつまってきた。
まずは「イイホシユミコ」さん
鍵盤プレイヤーなのだそうだけど、この日はギター。
ギターを弾きながらつくったのとは、言葉の配置がすこし違う感じ。
「触れる」という曲が良かったし、
取説がこんなにいるなんて馬鹿みたい！っていう感じの曲が好きだった。
ブローインで初めての人を見ることが少なくなってきたけど、新鮮！
メロディーっていうのは出尽くした感があるけど、人の放つ言葉っていうのはまだまだ多様性に満ち溢れてるなぁ。
続いて「ATAMANAX 」モンローイマオカ時代からどのくらい経った？
彼は初めて会ったときのセンシティブな王子から、キングに変わった。
キッズの傷に気づく
無伴奏ラップという「どこにも飲み込まれないスタイル」で旅する。
希望と光を求め続け手を伸ばす。
ほんとうにブライトだ。
高速で、光速で雲の上まで登って行ったようなうた。
言葉とリズムとメロディー。
この三つは、からみあう。
休符も、音だ。
まんなか、サニー
この日のリストは
- 悪魔が来たりて笛を吹く
- 八月
- 小鳥たち
- ニューヨーク
- トニー
- ハリケーン
5.6が新しいCDのプロモーション。あとは新曲。
「悪魔が来たりて笛を吹く」は、横溝正史と見せかけといて「夜中にお菓子食べちゃって体重が三キロ増加」っていう事実を歌ったもの。悪魔が「これおいしーよー食べなよー」というって曲（笑）
「八月」は、暑くてたまらなかったね。
「暦の上ではもう秋なんですけど」ってテレビでずっといっていたので、そのことをかいた。
「小鳥たち」はアナイス・ニンの官能小説（を読む前に作った笑）のタイトルからピンときて。籠の鳥というテーマでなにか作りたいなーと思っていて、数日前に作った。
「ニューヨーク」は、9.11から何年？とか考えながら。
僕にとってのニューヨークのイメージはブルックリンと裏通りと、行き場をなくした人たち。
使い捨てコンドームを「コニーアイランドジェリーフィッシュ」っていうって聞いたことある。
「ニューヨーク」
昼下がりの公園のベンチ
醜い男が うつむいて足元を見る
誰かが捨てた バーガーの包み紙
その中には 使用済みコンドーム
小さな雲が流れてきて 男に一瞬 覆いかぶさる
誰かの愛なんて 知らない ここは ニューヨーク
空を割って立つ 摩天楼だって
こっぱみじんさ ぴったりのタイトスカート
自由の女神 うつろな眼差しで
俳優の顔をしたホームレスを抱く
子供が歌う ふるさとの歌 聞いたこともないはずのに
誰かの過去なんて 知らない ここは ニューヨーク
急かされるように立ち上がり 男は一瞬 よろけてしまう
誰かの明日なんて 知らない ここは ニューヨーク
よく「訴えかけるものがない」と言われるのだけど（笑）
僕は絵を描く代わりに、歌を作るんだ。
お久しぶりの「Isojin」さん
曲がりくねった道を歩きながらも、まっすぐしてる感じ。
本人が、まっすぐなのかも。
古い日本のフォークの香りと、そのまっすぐさ。
押し付けのなさがほんと素敵だ。
僕は押し付けてしまうなぁ。反省。
ラストはMoggyくん
あの喉がほしい（笑）
燻製のような香りたつボーカル。いいなぁ。こんな風に生まれたかったなー。
僕の歌がショートムービーだとしたら、モギーくんの歌は「大作」だ。
一曲の中にガツンと詰め込んだ世界観（この言葉嫌い）。
でもこの日一番好きだったのは英語の歌と、ブルーのアイシャドウ？のうた。
好きー！って感じ。
勢いがあって、甘くて。
楽しい。
楽しさと辛辣さのメリハリが凄かった。
影響受けちゃうなぁ。
この日、お客さんと「ルシアベルリン」の話で盛り上がった。
僕はわわわとなってしまって、まるで初めて女の子と話すおっさんみたいだった（笑）
音楽の場で、音楽と少し違った話ができるのってほんと幸せだ〜〜
音楽が好きだけど、映画や本もすき。もしかしたらそれ以上かも？
ワクワクした夜でした。
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