2015年の私のベストワン小説は、
『羊と鋼の森』 宮下奈都 著
読みながら、私はこれから先、
これからこの物語は人生のかたわらにずっとあって、
主人公の外村は高校二年生のとき、
彼の調律に魅せられた外村は専門学校に通い、
板鳥との出会い、先輩調律師たちとの出会い、
そして、まったく違ったピアノを弾くふたごの少女、和音と由仁(
外村くんが一歩、一歩、
まず、文章がただただ美しくて。
宮下奈都さんに見えているとてもきれいな世界を、
そして、その美しい文章に宿る「意志」にまた、
~以下抜粋~
——————————
「こどもかよ」
こどもだなんて言われたのも、生まれて初めてだった。そうか、こどもか。ふ、と笑みが漏れる。なんだか気持ちが軽くなった。そうか、こどもか。わがままか。
(中略)
わがままが出るようなときは、もっと自分を信用するといい。わがままを究めればいい。僕の中のこどもが、そう主張していた。
——————————
「ピアノで食べていこうなんて思ってない」
和音は言った。
「ピアノを食べて生きていくんだよ」
——————————
~以上~
とても静かで、だけどとても強くて、なにより澄んだ小説です。
外村くんの道のりを、私はいつのまにか「書く」
ストーリーはもちろん、この小説そのものが、
言葉は、音楽を鳴らすことができる。
言葉は、香りをたちのぼらせることができる。
文章を書く、ということのはじっこにようやく触れて、
きっと、読む人によってそれはいろいろなものに変わって、
◆
◆
◆
◆
ちゅるっと毎日すっちゃうスティック!
鉄分補給で元気にきれいに!「ちゅるっとサジー」かわいすぎる健康食品がSNSで話題沸騰!プレゼントしても喜ばれること間違いなし!
ブログアパート「私の人生、私のもの」よんでくれてありがとう。
FACEBOOKページをフォローしていただけるとうれしい。
新しい記事をお届けします。
◆
◆
◆
◆