SMAP、ゲスの極み。世の中のザワザワとSNSの勘違い

ジャニーズ事務所。日本のショービズ界を牛耳って？ささえて？いる超一流企業。
ちいさなかわいらしい男の子たちが、そのドアをたたき。
レッスンして
先輩のバックダンサーになり
ピックアップされてビッグなグループになるものもいれば
消費されるだけのものも。

ここは完全にシステマチックなアイドル工場。
いろんなトライアンドエラーをくりかえし、修正して
ショービズ界で生きていくためのノウハウを経典にまで昇華した大企業。

僕の記憶では、おことこの達しかいない。

一部上場企業で努力と鍛錬をくりかえし、同僚と体力の限界まで働き、会社の看板を背負って生きる「トップサラリーマン」達。

なんだか最近耳にするのは
移籍とか、背信とか、懇願とか、謝罪行脚とか。
ほんと組織の中で生き残ろうとする男たちのドキュメントのようなニュース。
なんだかなあ。
恩とか義理とかって、受けてるほうがいうならともかく、お上が言うのは脅しに近いなあ。なんて思う。

男の子たちは芸能界でも、組織で戦うんだなあ。

女の子たちはどうだろう？

女の子たちだけの老舗プロダクションってあるのかな？
AKBの女の子たちもいろんな事務所にバラバラに所属してるって聞いたことがあるし
もともとがインディーズ、弱小企業だったり、ベンチャー企業だったり。
資金力もノウハウもないから、なんでもやって、食べて、食あたりしたり成長したり。
肌を見せたり涙を見せたりして生きていく。

女の子たちはここでも、瞬発力の強さとからだいっぽんで戦うんだなあ。
あっけなくやる気が失われることが往々にしてあっても。

世界が大変なときに、オッサンアイドルグループの解散がトップニュースなんてばかげてるという人

グループの動向に一喜一憂し、心落ち着かない人

放射能はだだもれなのにオリンピックなんてばかげてるという人

オリンピックを目指し、日夜練習に励む人

このご時勢に「戦争放棄の憲法」なんてばかげてるという人

理想なき現実はないと叫ぶ人

べつにどうでもいいやと思う人

いろんな人がいて、いろいろ言う。
これこそが世界かなあと最近思う。

SNS。
ぼくはよくこの便利なツールの使い方を間違える。

たとえば誰かが
「世界が大変なときに、オッサンアイドルグループの解散がトップニュースなんてばかげてる。日本は終わってる」

ってツイートしたとして。

ぼくらは「なにか意見を求められてる」と勘違いする。
賛成か反対かを表明しなきゃって。
それって「誰にでも見れるひとりごと」に過ぎないんじゃないかな？

これってどうおもう？って聞かれたら
「ぼくはこうおもう」って答えるべきだと思うけど。

意見を言うことが気持ちがいい人たちに、世界は動かされていくんだぞ！
意見を言わなくてどうする！
そういうのもよくわかる。

でも。

意見を持っていることを、学校の授業参観のように、誰かに見せるために「はい！」「はい！」って勇んで手をあげる必要ってないんじゃないかな？
ぼくもすぐ、上げちゃう。

なんか気持ちがいいんだよね。

あ、「意見をSNSでいうな！」ってんじゃないよ。

意見を持つことはとても大切だけど、
賛同者を募ることと、反対者を攻撃することはしなくてもいい事なんじゃないかなあ。

その政治がキライなら、他の党を選挙で選んでみる自由もあるし
その会社がきらいなら、その会社の製品を買わないようにすることもできるし
その仕事がいやなら転職してみてもいいし
その歌がキライなら、聞かないこともできるし
その人が好きなら、静かに応援することもできるし
そのニュースがくだらないとおもったら、自分にとって重要なニュースに耳を傾け続ければいい

僕らの自由は加速していくと

「自分が何を言ってもいい」っていう自由と「敵対する誰かも何を言ってもいい」自由の争いになって、自由のための戦争が起きる。

スマップ騒動っていわれるものが、誰かが作ったストーリーでも、戦うサラリーマンのドキュメントでも
いろんな見かたをする人が、いろんな独り言をいってて、それでいいんじゃないかな～。

きっとみんなすぐ忘れる。

不倫はゆるせない！っていうなら、自分が不倫しなきゃいいんじゃないかな？
不倫なんて芸の肥やしだ！っ手思っても、無理に不倫する必要もないしね。